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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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教員不足

風の気持ちいい福島伊達

室内のほうが蒸し暑く感じます。

立哨してても風のおかげで

苦に感じませんでした。

さて、公立学校の教員不足が

問題化して聞かれるようになりました。

自分も教員免許を持っていますが、

自分たちのころは

就職氷河期と重なったせいか

10倍を超えていました。

今は3倍くらいと聞きます。

教員になりたいと思っている人も

少なくないのに、

現場では教員不足。

いったいなぜなのか。

 

足りなくなった枠を埋めるために

臨時採用の講師が充てられています。

定年退職をした先生であったり、

正採用にならなかった教員志望の方であったり。

そこに、教員不足の要因があると考えられます。

正採用と臨時採用、

テストの結果こそ差があったとしても、

仕事の内容には変わりがありません。

熱心な先生は教務だけでなく、

校務分掌をこなし、部活動もがんばります。

おそらく家に帰っても

教材研究だってされるでしょう。

にもかかわらず、

待遇の差は歴然。

将来に対する不安もある中、

日々、目の前の子どもたちのために

頑張っていらっしゃるわけです。

 

働き方の形として

派遣労働や時間講師を望んでいるとなれば

話は変わりますが、

正採用として働きたいのに、

教員不足といわれても、

納得できないのではないかと。

学校教員を増やして、

学校の様々なお仕事を分担し、

より手厚く子どもたちと接すること、

過労となってしまっている仕事を

軽減できるのではないかと思います。

 

国家予算の2%を防衛費にあてる、

という案があるようですが、

それ以上に、

教育や保育に予算を割いてほしいと

個人的には思います。

教育は国の基、

先生方には安心して

より良い労働環境で、

職責にあたってほしいと思います。

 

志事すんぞ!

先生個々人の悪趣味

雨上がりの福島伊達

蒸し暑く感じます。

突然の大雨や竜巻が起きやすい

不安定な空気のようです。

気を付けないとですね。

 

さて、テストの範囲が配られ、

対策に熱が入ってきた塾生たち。

そろそろ提出物も終わる子が出てきます。

そんな頑張る塾生でも

困ってしまうのが、

先生個人の趣味がテストに反映する場合です。

例えば、「時事問題を出題します」

新聞やテレビの報道に興味関心を持ってほしい、

という意図はよく分かります。

そして、教育熱心な先生であることも。

ですが、幅が広すぎます。

政治的な話題にしろ、国際情勢にしろ、

ここ数か月の様々なニュースの中から

ピンポイントで答えるのは大人でも難しいです。

今習っていることと絡めるにしても

教科書の範囲外をどこまで含めるのか。

出題する情報量のバランスが難しいでしょうね。

 

また、答え方への指示、採点基準なんかも

先生個々人の趣味が出ます。

やってはいけない答え方については、

心を鬼にして

厳しく躾けていただきたいと思います。

「漢数字で答えなさい」

「記号で答えなさい」

の指示を守らないのは

入試でも減点ですからね。

 

ですが、そんな指示出してどうすんの?

というケースも見られます。

もはや、悪趣味だと思います。

「数学で文字を置く際は筆記体で書く」

どっちでもいいじゃん。

そもそも筆記体は習ってないんだし。

そんなことで減点するより

そんなことで時間使うより

他のことしたらいいじゃん。

 

先生が作る豆テストなら

個人のご趣味でもお好きにどうぞ。

ですが、定期テストは評定に関わります。

入試で減点されない表記なのに

評定が変わってしまったら、

いただけません。

 

保護者の皆様には、

テスト結果の順位や点数だけでなく、

テスト範囲や出題傾向、

採点基準、平均点などについても

見守っていただきたいと思います。

 

志事すんぞ!

検証の必要性

今日も暑い福島伊達

学童の下校にあわせて立哨していましたが、

いつまでたっても児童が帰ってこない。

結局、

お知らせした下校時間と実際の下校時間とで

齟齬があったらしく、

遅れて帰ってきました。

今回は「遅れ」たから何事もありませんでしたが、

もし「早く」帰ることになっていたら、

と考えると、、、。

さて、テスト範囲が配られました。

さすがに長い。多い。

3学期後半から6月上旬に及ぶ期間の

定期テストですから、

1教科ですら80ページを超える量。

今習っている範囲だけでも大変なのに、

3学期の復習までこなさないと、です。

 

公立学校で1学期中間を

実施しない学校が増えていることは

お伝えしてきました。

コロナ禍で学習機会が減ったから、

学校教員の働き方改革によって、

さまざまな理由がありますが、

某公立中学校校長が定期テストを

廃止したことを受けて、

同じように真似をしたところもありそうです。

 

どんな理由で廃止しても構わないのですが、

廃止が子どもの為になっているか、

成長を促しているか、

学校側、保護者側からも検証してほしいと思います。

定期テストを廃止した学校では、

毎週小テストを実施し、

別な形で学力の向上を図っているそうです。

 

単に廃止して野放図にしているわけではないのです。

さて、どの学年でも基礎基本の定着を図る

5月の中間テストがなくなった影響は、

今後の学習に、3年後の進路に

どのように影響を与えるのでしょうか。

 

志事すんぞ!

立場が変われば

快晴の福島伊達

今日はプールの清掃のため、

下校時間が早く、

みんなでかくれんぼをしました。

大人から見るとそうでもない建物でも、

子どもからすると

倍以上の広さですからね。

立場が変われば、見え方が変わります。

さて、米国大統領が来日して、

豪印とともにインド太平洋圏の

安全保障について話し合われたとか。

隣国の不穏な動きがある以上

国家存亡を語るうえで、

当然の備えなんでしょうけど、

日本に防衛費の増額が求められようになり

もっと使ってほしいところがあるのに、

と感じてしまいます。

 

先の大戦で、米国は原子爆弾を使用しました。

「早く戦争を終わらせるために」

という大義名分で、

今も米国の子どもたちは

その大義名分を学んでいると聞きます。

「早く戦争を終わらせるために」

大量虐殺兵器を使用するのはやむを得ない、と

本気で考えるのであれば、

ロシアや北朝鮮をはじめとする

核保有国が同じ論理を振りかざしたときに、

否定しきれるものでしょうか。

米国は許され、ロシアはダメ、となるよりも

過去の使用の過ちを反省し、

二度と使うことがないようにする、と

改める姿勢を示す方が、

子どもたちによい影響を与えると思います。

 

防衛費をどれだけ積み上げても、

きっと終わりはありません。

ミサイル迎撃システムの先は、

先制攻撃の準備があるでしょうし、

「早く戦争を終わらせるために」は

もっと強力で残酷な兵器を配備しなければ。

もっと、もっと、もっと。

 

そして、世界一の兵器を手にしたとき、

その国は隣国や世界に

どんな態度を示すようになるのか。

国民の監視の目があるから大丈夫、と

本当に言い切れるでしょうか。

わかんねえです。

国民の半数が選挙に行かない国ですから。

 

正しく判断できる指導者を望んでも、

人は簡単に判断を間違えるものです。

力を持てばなおさら。

大なるものは戦争を始める指導者で、

小なるものは乱射事件を起こす若者。

力を持つことと正しく使うことを両立するのは

激ムズです。

 

立場が変われば、

見方が変わるのは

大人と子どもだけでなく、

いろんな場面で見られます。

国家、性差、年齢、社会的立場、、、

一面から見えるもの

そこから導いた答えが

正しいのか、考えないと。

 

志事すんぞ!

環境整え待ってます

快晴の福島伊達

久しぶりに気持ちのいい天気です。

体調はいまいちですが、

気分だけでも晴れやかに生きたいものです。

さて、テスト対策がだんだんと始まってきました。

まだ2週間前ではないのですが、

学年によってはテスト範囲が配布され、

塾生によっては

提出物が終わっている人も。

いい感じです。

中間テストの結果も出てきて、

ひょっとしたら学年1位、という子も。

塾生の頑張りの成果です。

 

点数が上がる秘密のプリント、とか

評定が上がる特殊な授業、とか

学習塾には、何か特別な力があると

思われがちですが、

人知の及ぶ範囲の努力で培った

授業と演習をするだけです。

勉強会にしても環境を整えるだけ。

時間や進捗を見守り、

個々の質問に答える。それだけ。

 

それだけではありますが、

努力する環境を守り、

努力する塾生を認める、ことを

心がけています。

1人で頑張り続けるのは、

なかなか大変です。

一緒に頑張れる仲間と

支えてくれる大人と

共に頑張る環境を整えます。

 

授業がなくても自学できます。

足を運んでください。

 

志事すんぞ!

未知から既知へ

曇雨の福島伊達

土曜日に行われた運動会の振り替え休日で

今日は朝から児童クラブの開所です。

雨が降らなそうなら

お散歩いけるかな。

 

さて、昨日は緊急地震速報が鳴り、

久しぶりに緊張しました。

この辺りは何事もなく

大きな被害も聞こえなかったので

ほっとしましたが、

いつまでたっても慣れません。

子どもたちを見ていると

勉強に慣れてきた子、

慣れていない子、がいます。

中学校での部活が始まり、

時間の使い方、体力の配分、その上での勉強。

最初のうちは、へとへとでも

だんだんと慣れてくる時期です。

それでも初めてのことばかり。

練習試合も中体連も、

初めて体験することは

肉体的にも、精神的にも疲労します。

 

慣れるためには

未知ではなく既知が増えていくことが必要です。

部活ってこうだよね。

試合ってこうだよね。

塾って、勉強って、こうだよね。

先々が分かっていれば疲れにくくなります。

初めて訪れる場所は遠く感じて、

何度も足を運んだ場所は

近く感じるのと似ています。

実体験でなくとも

見聞きしている、知っている、だけでも

違ってくるはずです。

 

子どもから先々のことを考えて

質問したり、ましてや行動したりは

難しいものです。

ご家庭や先生、身近な大人、

兄弟や先輩、友人から

いろんな話を聞くことによっても

未知は既知に変わります。

 

志事すんぞ!

価値観を教える

小雨が降ってきた福島伊達

午前中は持ちこたえて、

運動会もできたようです。

急な予定変更は、

困りますものね。

今日は13時から開放しています。

中間、期末に向けて頑張りましょう。

さて、子どもたちと接していると

かわいくて仕方ありません。

下校中に拾ってきた

お花や石ころ、木の枝、虫、

すべてが彼らにとって宝物で、

嬉しそうに見せてくれます。

 

ところが、大人の私から見ますと、

必ずしも宝物や大事なものとはなりえず、

純真無垢な子どもの目と

現実的な大人の目とで

価値観の違いに気づかされるわけです。

 

ひょっとしたら

文章を読んでいても

同じことが起きているのかもしれません。

大人は段落の中心文や文章の要旨といった

大事な部分を理解できていますが、

子どもにとっては

どの言葉も文も大事に見えている、のかも。

 

だとすれば

この文章の中の大事な部分はココ、という

価値観を教える必要があって、

ココがどうして大事なのか、

別なところはどうして大事じゃないのか、

理解してもらわないと、

読解力は身に付かないんじゃないか、と

思えてきたのです。

 

あくまでも

点数で測ることができる国語の力の話で、

豊かな表現であったり、

個々人の価値観を否定するものではありません。

ある文章から読み取るべき主題を

理解するために、です。

 

ここでの価値観は型のようなもので、

基礎基本となる指針です。

型の有用性を最初から理解するのは

難しいものです。

ですが、繰り返すうちに

不思議と型にはまってきて

型どおりに動かないと気持ち悪くなります。

 

守破離の守

型を守る段階を

根気強く踏ませないと、です。

 

志事すんぞ!

 

環境を整える

暑い福島伊達

下校に合わせての立哨も

体が慣れていないせいか、

少しきつく感じます。

明日は梁川小で運動会ですが、

熱中症にご注意ください。

 

さて、給付金の使い込みが話題となっています。

様々なことが重なって起きてしまった

事件ではありますが、

考えさせられます。

容疑者を知る人は

悪いことをするような人ではなかった、と

話しているのを見ると、

根っからの悪人ではないと思えてきます。

それでも、魔が差す、ということも

人にはあるのかな、と。

 

もし、給付の誤りがなければ、

平凡な人生だったかもしれません。

使い込むだけの環境がなかったわけですから。

ところが、

そこに誤りとはいえ、大金が降って湧いてきた。

善良だった小市民に

悪意が芽生える。

なんか、ドラマのようです。

まぁ、先々の人生を思い描けば、

悪事に手を染めることはないわけで、

酌むべき事情を感じませんけど。

 

人は簡単に善悪の判断を誤るものです。

思いのほか、あっさりと。

善いと知っているはずのことが

出来なかったり、

よくないと分かっているのに

ついつい選んでしまったり。

ダイエットのための運動や食事制限、

早寝早起きの生活習慣、

そして、勉強でも。

 

毎日勉強するぞ!、と

頭ではわかっていても、

動けないこともあります。

意志の力で勉強できればいいんですが、

人間の意志は思いのほか弱いとすれば、

環境を整えることが

楽だと思います。

勉強する環境に身を置き、

勉強しない環境から離れる。

勉強する人と時間を共にし、

勉強しない人から離れる。

失敗は個人の責任だけではなく、

システムや環境でカバーできたはず。

 

テストまで、まだまだ時間がある今だからこそ、

勉強した方がいい、って分かっているなら

ただ、塾に来てごらん。

勉強道具もって塾に来る、ただそれだけ。

確実に、変わるから。

 

志事すんぞ!

エシカル消費

晴れの福島伊達

今日も暑くなりそうです。

こまめに水分補給をして

熱中症予防しましょう。

さて、イベントでお世話になっている

福島学院大学の学生さんが

日々に勉強をSNSで発信してくれています。

情報系の学生さんなので

そもそも「発信する」こと自体が学習なのですが、

その内容から学ぶことがたくさんあって面白いです。

 

その中の一つに

「エシカル消費の啓発」という話題がありました。

「エシカル消費」とは消費者それぞれが、

各自にとっての社会的課題の解決を考えたり、

そうした課題に取り組む事業者を

応援しながら消費活動を行うこと、だそうです。

フェアトレードであったり、

地産地消といったものが

「エシカル消費」に含まれるそうです。

 

そう考えると、

地域の商店街で物を買うことも

「エシカル消費」に当てはまると思えてきます。

ネットを使えば、

多くの商品が手に入る時代ですが、

地域の商店街から物を買うことで

その地で継続して営めることになります。

いま、地方では本屋さんが消滅しつつありますが、

ネットで本を購入している人が

増えたことも一因です。

(そもそも紙媒体じゃなくなってることも)

(そもそも人口減少だってある)

町に本屋さんがあって、

実物を手に取ること、

流行に触れること、

偶然に出会うこと、が

都会でしか得られない贅沢になります。

 

頭では「エシカル消費」の必要性を理解できても、

いまの現状を見てみると

消費者は選択していません。

不便で、高く感じるからです。

便利で、豊富で、ひょっとしたら安い、

ネットを使うメリットも分かります。

「エシカル消費」を選択してもらうには

ストーリーであったり、

繋がりであったり、が

必要だと感じます。

この商品だから買う、

あの人だから買う、

その「理由」がカギだと思えます。

 

いろいろ考えちゃうな。

やっぱり大学は面白い。

 

志事すんぞ!

習ってないからできない

晴れの福島伊達

昨日まではヒーターつけてたのに、

今日はエアコンで冷房。

「福島に住めればどこでも住める」と

よく言われますが、

ずっと福島に住んでていても、

こんな気候にはなれません。

さて、中間テストが実施される中学校・高校では

今週テストというところが多いようです。

梁川校に所属していると、

大部分は梁川中の塾生なんですが、

数人はほかの中学校から通うため、

テスト対策の授業となります。

 

そうすると、点数の違いが結構出てきます。

テストがある中学校の塾生は

点数がいいんですけど、

テストがない中学校の塾生は

変なミスをしていたり。

塾生の能力の差、ではなく

単に

テスト対策で勉強したかどうか、

勉強の量の差、だと思います。

 

テストがなくてうれしい気持ちが

分からないわけではないですが、

テストがない分、

自分で勉強を進めなければならない大変さ、にも

気づいてほしいと思います。

テストがあった学校では、

5月の子のタイミングで

いい復習になったはずです。

テストがない、ということは

それだけ忘れていることもあるんじゃないかな。

心配です。

 

と、いいつつ塾生の中には

どんどん自学で進めている子もいまして、

おそらく期末の範囲と考えられるところまで

すでに学習を進めている子もいます。

「習ってないからできない」

そんなことはないんです。

むしろ

「習ってないけど”自分で”勉強した」所は

得意分野になったりします。

理科とか社会とか数学とか

どんどん自学しちゃってください。

 

志事すんぞ!

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