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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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継続が結果に出るまで

11月12日 快晴の福島伊達

空が高い。

気持ちがいい。

さて、継続が結果に出るまで、の話

先週行われた定期テスト

それぞれに返却が始まりました。

因果応報、

準備した人にはそれなりの結果が、

勉強してない人にも相応の結果が、

正直に出ています。

今回うれしかったのは、

中2、勉強が苦手だと入塾した子が

はじめての70点越え。

おそらく平均も越えたでしょう。

中1から、頑張ってくれた結果です。

 

すぐに結果を出すことができない

自分の力量の至らなさもありますが、

小学校からの積み重ねが

足りていないと感じていました。

そこから1年平均近くになり、

2年生になって平均を超えだして、

ようやく70点台に乗せてきました。

他の教科では、

まだまだ結果は出ていませんが、

本人と一緒に喜びました。

 

継続は力なり、と言いますが

なかなか結果が出ない時には

辛いものです。

それでも、続けていくことで、

力が付いていると

実感するようになり、

数字として結果が残る。

うれしいですよね。

 

すぐに結果が出ない時、

止めてしまえば

それまでとなりますが、

諦めなければ

未来は変わると、

彼が示してくれました。

 

結果は簡単に手に入らない、

手に入れるためには

やらなければならないことがある、

と身をもって知ってくれることが

これからの人生に活かせる体験に

きっとなると思います。

勉強だって、部活だって、

仕事だってなんでも、

結果は簡単に手に入らないはずだ、

だったらやるべきことをやろう、と。

 

志事すんぞ!

2日前ルール

11月11日 晴れてきた福島伊達

今日は中国だと

独身の日でセールらしいですね。

日本は、と言えば

ポッキー・プリッツの日ですね。

分かるんですが、

私は、ギンビスのアスパラガスが好きです。

さて、2日前ルール、の話

首相が国会答弁のため

当日の朝未明から

担当職員を集めていたことが

働かせ方に問題があるとして

野党が質問を浴びせました。

しかしながら、

野党から出される質問書が

2日前まで提出するというルールを

守っていないために

答弁書の作成が遅れるから、

職員に負担がかかっていることも

明らかになりました。

 

せっかくのルールがあっても

守られていなければ、

職員さんの負担は消えませんわな。

相手の過失に見えることが

自らの不誠実さに

起因しているとしたら、

責め立てること自体が

恥ずかしく思われます。

 

世の中が、

お互いを思いやる優しさでできていたら。

与党と野党が争っていても

間に入る職員さんには

関係のないことです。

職員さんにも家族がいて

自身の生活もある。

身近な職員さんの生活に

思いを巡らせることができない人が

遠くにいる国民の生活を考えられるのか

心配になります。

 

学校の現場でも

先生方の厚意や熱意、奉仕の心で

多くのことが成り立っています。

一般の企業と比べてはいけないんでしょうけど

本来出されるべき残業代もなく、

部活動の指導に当たり、

持ち帰りの仕事をされたり。

そのうえ、今検討されているのは

始業時間の前に登校する児童生徒を

学校の先生が迎え入れる制度をつくるとか。

児童生徒や保護者にとっては

ありがたい制度かもしれませんが、

先生方にとっては

さらなる負担を押し付けるわけですよね。

 

ボーイスカウト日本連盟

初代総長後藤新平は

「人のお世話にならぬよう

 人のお世話をするように

 そして報いを求めぬよう」

という言葉を残しています。

美徳、だと思います。

ですが、

その美徳に、善意に

甘えてはいけないんじゃないかな、

と自省自戒しないとです。

 

志事すんぞ!

言葉の世界

11月10日 雨だったり晴れだったりの福島伊達

秋の空は変わりやすいと言いますが、

まさにその通りの天気です。

さて、言葉の世界、の話

救われてんじゃねえよ

上村裕香 新潮社

17歳。誰かの力を借りなきゃ、笑えなかった。

主人公の沙智は、

難病の母を介護しながら高校に通う17歳。

「わたしは不幸自慢スカウターで言えば

 結構戦闘力高めなんだと思う」

そんな彼女に舞い降りたのは、

くだらない奇跡だった。(本書帯より)

「ヤングケアラー」の言葉が

ようやく浸透しつつありますが、

その実態を知るには壁があり、

当事者のさまざまな苦労は見えてきません。

勉強をし、部活に励む学生とは違う、

自分が家族を支えなければならない

その責任の重さ。

自分の思い描く将来と

天秤にかけなければならない状況。

その重さ支えてくれるのは、

とした日常のちょっとした出来事だったり。

 

今年の頭から、

自分も介護しなければならない状況となり、

夏からは2つ3つと重なった。

自分の背中にかかる責任。

嫌ではないが、感じる苦しさ。

これが高校生であれば、

もっと大きく暗く感じていくだろう。

それでも、どこかに楽しさを見つけて、

なんとか生きなければならないんだよね。

 

ある出来事に名前がついて

はじめて認識できることがあります。

ヤングケアラー、だって

中高生が高齢者や弟妹の面倒を見る

といったこと自体は

きっと昔からあったと思う。

それでも、社会の課題として

名前が付けられたから

気にする人が増え、

解決に向けて行政も動いた。

 

言葉の世界が広がる、

ということは

見えるものが増える、

ということ。

見えるものが増えればこそ、

課題としてとらえ

問題解決に向かうことができる。

 

子どもたちの国語力を伸ばすうえで、

語彙力は一つの要素です。

普段触れる言葉は

自分の興味関心の及ぶ範囲でしかなく、

それだけでは広がりません。

だからこそ

教科教育の中に国語があり、

自分の世界にない言葉に触れる経験が

与えられます。

それぞれの中にある「何か」を

言語化していくことで、

明確な理解になる。

そんな経験を

学校だけでなく、自分自身の

読書活動でもしてほしいものです。

 

というのも

先日の新教研テストで

ダンチョウの思い、を

ほとんどの子が

「団長」の思い、にしてて

がっかりしたもので。

なんでしょう、みんな

応援団なんですかね。

 

悔しすぎて苦しい、

それを

ムカツク、で済ませないで

断腸の思い、と

言い表したときに、

自分の気持ちを正確に表現できて、

相手にも伝えることができるはずです。

世界を正しくとらえ、

相手にも理解してもらうためにも、

言葉の世界を広げるのは

大事なことだと思います。

 

志事すんぞ!

新教研11月号

11月8日 晴れの福島伊達

まだこの時期の午前七時は

安心して運転できるからいい。

もう少ししたら、凍結が心配になります。

今年はいつ頃タイヤ交換かな。

さて、新教研11月号、の話

今日は新教研もぎテスト11月号の実施です。

まぐれは要りません。

実力が出せますように。

 

順調な伸びを見せてくれている

今年の受験生たちですが、

大丈夫だろうと、

高をくくり、油断すれば

思うような結果は得られなくなります。

今までのもぎテストは

いわば準備運動のようなもの。

受験生の基本が身に付いているかを

問うようなもの。

ですが、11月ごろから

もぎテストの質が変わっていきます。

 

より実践的な

より入試に近い

難しい問題へと変わっていきます。

点数は取りづらくなります。

はっきり言えば

このままだと

対応できません。

じゃあ、どうすればいいのか。

 

定期テストが終わった今、

基礎固めの勉強と並行して

入試問題への挑戦を

普段の勉強に取り入れてください。

まだ時間がある今だから、

できることがあります。

 

志事すんぞ!

私立高校の無償化

11月7日 晴れの福島伊達

今週頭から新しく入った学童や塾生。

慣れるまではあれやこれやと

時間がかかるようで、

てんてこまいでした。

さて、私立高校の無償化、の話

私立高校の授業料に無償化の動きがあり、

来年度からは所得制限なく

完全無償化になるようです。

私たちの頃は

私立高校はお金がかかるから、と

敬遠されていましたが、

今では魅力的な選択肢の一つとして

積極的に志望するご家庭も増えました。

 

ですが、よくよく話を聞いてみると

勘違いされているご家庭もあるようです。

「無償化なのにお金がかかるの?」

と聞かれることが実際にあるんです。

無償化は

あくまでも授業料だけです。

その他にもかかる費用はたくさんあります。

合格すれば入学金の納入があり、

入学すれば授業料のほかに

実験実習や模擬テストの費用、

保護者会や生徒会、部活動の費用、

施設の使用料などが当然かかります。

これらは

各学校の募集要項に書いてあることです。

それだけではありません。

制服もそろえなければなりません。

部活動によっては

たくさん費用が掛かることもあります。

また、修学旅行で海外に行くとなれば

その積立金もそれなりにかかります。

ところが

これらの費用全てが無償化になる、と

思い違いをしている場合があります。

 

無償化だから、

高校進学にお金がかからない、

ということではありません。

私立高校は

その魅力的な施設やカリキュラムを

維持するための別な費用が

当然かかってくるということになります。

 

高校無償化による負担の軽減は

望ましいことですが、

少子化の対策になっているか、は

検証が必要だと思います。

それなりの教育を与えたい、と

保護者が望んだ時に抱える

不安であったり、

保護者自身の老後の問題といった

新たな課題であったりを

解決解消できなければ

少子化の傾向は変わらないんじゃないかな。

 

とりあえず

無償化は、あくまで授業料のみ、です。

 

志事すんぞ!

勝負の3連休最終日

11月3日 晴れ時々雨の福島伊達

午前中、福島駅で開催されたイベントに

子どもたちの作品を見に行きました。

しばらく飾ったようですが、

風が強くなったためやむなく撤去。

事故のないイベントにするためには

仕方のない判断です。

さて、勝負の3連休最終日、の話

3連休の最終日は

テスト直前の大事な時間です。

ボーナスステージを

活用してください。

といいつつ

近隣の小中学校では

インフルエンザが流行中。

学級閉鎖のところもあれば、

部活動を停止した学校もあります。

塾生からも、学年を問わず

お休みの連絡がたくさん入りました。

文化祭もあったし、

流行しやすい環境でしたからね。

まずは体調を整えてください。

 

学校の提出物が終わったら、

今一度、それまでのテストの結果を

振り返ってみてください。

前回までの勉強と結果を見比べて

今回に活かしてほしいからです。

目標点を越えるには、

残りの時間でなにをするか、

自分で考えて行動に移してほしいんです。

もちろん、

塾の先生も手伝いますよ。

ですが、最後は自分自身で決めてほしい。

何の教科を、何のテキストで、

がんばるのか。

 

残り二日。

最後までがんばれい♪

志事すんぞ!

勝負の3連休

11月1日 晴れで風が強い福島伊達

昨晩は大雨となりましたね。

雨音がうるさかったです。

さて、勝負の3連休、の話

近隣の小中学校では

インフルエンザが流行っているらしく、

部活動が停止となりました。

部活動に取られる時間は無くなった、

ということになります。

あとは、何に時間を使うか、

その選択にかかっています。

 

定期テスト=入試、です。

その意識と行動の差が

1回1回のテストを

万が一の備えとするか、

足を引っ張る要因とするか、が

決まります。

 

自分史上最高を目指して

がんばりましょ。

 

志事すんぞ!

いろんなことから

10月31日 雨が降りそうな福島伊達

週末のお天気は荒れるそうで、

特に今夜は大雨、とか。

さて、いろんなことから、の話

先日、児童クラブの子どもたちと

イベントで使用するランタンを製作しました。

福島商工会議所の青年部さんによる

まちなかこども王国2025です。

そのイベントが

11月3日(月祝)

福島市の駅前にぎわい広場にて

10時から16時で開催予定です。

その時だけでも天気になってほしいです。

 

机の上で、ノートと鉛筆をもって

国語算数理科社会のテキストで

問題を解き込むのも一つの勉強です。

ですが

教科教育だけが勉強ではありません。

とくに小学生のうちは

遊びの中にこそ

今後の勉強の土台になる学びが

たくさんあると思っています。

 

ランタンづくりにしても、

芸術やものづくりの体験になります。

自分の興味関心に従って

虫や天体を調べる、なんていうのも

学びとなります。

それは理科の知識を得る、といった

受験知識の直接的な増加だけを

意味しているのではありません。

調べる時の方法や手順を身に付けたり、

受験よりも難しい知識に

触れる機会だったり、

その先の学問の追究にとって

大切な経験になると思うのです。

 

個々人の才能の芽なんて

そうそう簡単には分からないから、

いろんなことに触れてみると

何かのきっかけに

なるかもしれません。

 

志事すんぞ!

 

ポストコロナ

10月30日 晴れの福島伊達

今日はレモン彗星見れるかな。

さて、ポストコロナ、の話

まだまだ油断はできませんが、

一時期に比べて

新型コロナ肺炎への恐怖心は

薄らいできました。

うがい手洗いマスクと

新しい生活様式へと変化し、

感染症予防が定着したからだと思います。

 

コロナ前と後で

たくさんのことが変わりました。

塾の中でも、です。

先にあげた感染症予防もそうです。

換気設備をしつらえ

手指消毒を奨励するなど。

そうした取り組みについても

変わりましたが、

子どもたちや家庭の考え方も

大きく変わりました。

 

「無理をしない」「無理をさせない」

というマインドと行動に

大きくかじを取りました。

感染症予防には

大きな効果が見られますが、

学習や部活動となると

若干心配になるところもあります。

今まで以上の成果を得ようとするとき、

今まで以上に頑張らなくてはいけません。

それは時として

無理を強いることになります。

そうした時に、

「無理をしない」「無理をさせない」という

マインドが悪い方向に働いてしまうと

感じることが増えたのです。

以前ならば、

多少疲れていても、少し体の調子が悪くても

休むことは少なかったが、

今は違ってきています。

 

子どもたちやご家庭の判断は

社会の変化に求められたものです。

むしろ、私どもの方が

以前の精神論に

とらわれているのかもしれません。

ですが、

MLBで活躍したイチローは言うのです

「厳しくできる人間と自分に甘い人間、

 どんどん差が出てくる。」と。

 

心身共に健康であることは

生活のベースです。

大事にしなければならないことです。

ですが、

そこに甘えはないのか、と

自問自答すること、

そして

最善を選択すること、ができれば

ポストコロナの世の中で

勝てるようになるのかな、

と思ったりします。

 

志事すんぞ!

義民斎藤彦内

10月29日 晴れの福島伊達

アトピーの薬が切れたので

病院に行ったら、

今日は通常の診療はやってないそうで。

普段意識しないから

気づかないけど、

そういう日もあるのね。

さて、義民斎藤彦内、の話

そんなわけで、

時間が空いたから

道すがら気になる標識を見つけて

お参りしてきました。

義民斎藤彦内の墓へ。

伊達市伊達町の旧4号を走らせて

諏訪野団地の方に向かうと

福源寺の墓地にあります。

 

江戸時代、寛延二年(1749)に

東北地方を襲った飢饉の際、

年貢の軽減をせまった一揆。

その首謀者の一人とされたのが

斎藤彦内でした。

近隣の村々の農民

その数16500人とともに

桑折代官所に直訴しました。

農民は年貢を減免されたが

首謀者斎藤彦内らは

厳しい取り調べの上、獄門。

残された妻も数年後に自害。

命を懸けた彦内を供養していました。

 

恩師守谷早苗先生の著書

「福島藩」を読み、

知っている歴史を

目にしてきました。

地域を知る、歴史を知る、

と口にしても、

肌で感じることは稀です。

実際にお墓に手を合わせ

掲示を読んでみると

感情が大きく動きます。

領民を守ろうとした熱い気持ち、

妻子を残す後ろ髪引かれる想い、

郷土の偉人への敬意、

いろんな感情です。

 

小中学校でも歴史を勉強しますが、

地域の歴史、郷土史には

直接自分と関わる熱を感じます。

昔は学校に郷土の話をする

先生がいました。

教科書の勉強も大事ですが、

教科書に書かれていないことにも

大切なことはたくさんあって、

大人には次世代に伝える責務が

あると考えさせられました。

 

志事すんぞ!

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