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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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教科書をよく読む

5月15日 曇りの福島伊達

午前中から塾で事務仕事。

ようやく終了。

ここから学童と塾。

夜まで。

ねむいぞ。すでに。

 

さて、教科書をよく読む、の話

今年、中学校の教科書が変わり、

新しい文章に触れることができて

楽しくなります。

一方で、変わらない教材もあります。

スイミーとか

少年の日の思い出とか。

なつかしい、と思われるのでは?

こうした変わらない教材には、

時代を超えた

変わらないテーマ、価値観が

あるんですよね。

 

そうした教材の一つに

ごんぎつね、があります。

子狐のごんにいたずらをされた兵十が、

ごんによるお詫びと気づかずに

鉄砲で撃ち殺してしまうお話。

「ごん、おまいだったのか。

 いつも、くりをくれたのは。」

取り返しのつかない後悔が

心臓を冷たくさせます。

 

にもかかわらずですよ、

違った読み方をするんですよ、

国語力がない小学生は。

いたずらした狐は悪者、

だから撃ち殺されて当然、

そんな話じゃないんだよ。

教科書をよく読む、

ということは

文字を追うだけじゃなくて、

筆者が伝えたいことを

受け取るということなんだよ。

そこに

自分の中で勝手に作り上げた

ストーリーはいらないんだよ。

 

音読ができるから、といって

文章の内容を理解している、とは

限らないんです。

しかも、言うに事欠いて

「文章が分かりづらいんだよ」だって。

新美南吉に謝れ。

志事すんぞ!

もうテストの準備を

5月14日 曇りの福島伊達

30度予想の福島ですが、

そこまでじゃないかな。

 

さて、もうテストの準備を、の話

6月末に予定されている定期テストですが

そろそろ準備を始めないとですね。

5月なのに?と思うかもしれませんが、

もう5月だからです。

 

今多くの中学校では

年に4回の定期テストが行われます。

保護者の時代は

年に5回だったと思います。

「4回しかないのか、いいな」

と羨ましがるのは早計です。

テストが少なくても

学ぶ量は変わらないので、

単純計算で25%増の内容になります。

 

しかも、量だけでなく

定期テストの結果による評定で

入試の得点が決まります。

定期テストは

入試に向けた実力試し、ではなく

入試そのものなんです。

 

だから5月のうちから

準備を進めていかないと、

対策が後手に回ることになります。

学校のテキストを

出来るまで反復するだけでも

時間が取られます。

そこに中体連などの行事が入ってきます。

勉強にかける時間が

足りなくなることも予想されます。

また、難しい問題に挑戦したくても

そこまで至らず終わってしまうことも。

そうすると

定期テストの高得点が取れないだけでなく、

入試の応用問題への

取り組みが足りなくなります。

 

さぁ、これを見たら

準備に取り掛かろう!

志事すんぞ!

ダニングクルーガー効果

5月13日 快晴の福島伊達

学童の下校にあわせて立哨している

その時間に25度を超えてました。

どおりで暑いはずです。

 

さて、ダニングクルーガー効果、の話

自身の能力や知識が

不足しているにもかかわらず、

それを自覚できずに、

自分の能力を過大評価してしまう心理現象。

特に未熟な人ほど

陥りやすい傾向にある。

 

習いたての初学者が

「なんか分かる」「なんかできる」と、

まずは勘違いする場面があります。

自信を持つのは悪いことではないのですが、

その能力はまだまだ不確かなため、

高得点を取るには程遠いものです。

この勘違いした段階で

学習を止めると

「なんか分からない」「なんかできない」

という状況に陥ります。

 

だから、

何度も何度も反復をする必要があります。

なんとなく自信がある、

のではなく

何度もやったからできるんだ、

という裏付けのある自信に変えるためです。

できるはず、という思い込みを

問題を解くことで

そうでもないと気づかせ、

できなかった問題を

出来るまで取り組ませることで、

乗り越える経験を積む。

 

やらなくてもできる、

そんな天賦の才に憧れるのは

理解できますが、

重い厨二病です。

それよりも

やらなきゃできない、

だったり

やればできる、

だったりの方が

力を確かに伸ばすためには

必要なマインドです。

 

志事すんぞ!

生き残るのは大変なのよ

5月12日 曇りの福島伊達

週末はあれた天気でしたね。

薫風というよりは暴風。

さぁ、今週は暑くなりそうです。

 

さて、生き残るのは大変なのよ、の話

毎日の炊事のために

買い物されるご家庭も多いと思いますが、

我が家は週1、週末にまとめて

買い物に行きます。

最近はレジも変化していて、

店員さんがレジを打つのよりも

セルフレジが増えてきました。

さらに、今では

かごに入れる時点で

バーコードを読ませて、

集計してくれるようになりました。

マイバッグに詰め替える手間もないし、

会計もスムーズだし、

便利に感じます。

 

ただ、それぞれの小売店によって

スマートレジの仕様は違っています。

県内最大手のスーパーでは

カート自体を

スマートレジ用にしています。

バーコードを読ませて

重量を感知させていました。

国内最大手のスーパーだと

スマホのような端末を使って

バーコードを読ませるだけです。

他にも各社それぞれに

工夫を凝らしているようです。

 

どのやり方が正解なのでしょう。

それを決めるためには

消費者の行動と企業の判断が

待たれます。

消費者にとっての利便性だったり、

企業側としてのコストだったり、

自分には気づけない視点だったり。

こちらの仕様がいいな、

あちらの仕様もいいな、

そうして

生き残っていくんでしょうね。

 

まぁ、生き残るって

大変なんですよね。

自分が精いっぱい頑張ったからよし、

とはならないんですもの。

自分も頑張るし、

他の人も頑張るし、

自分の努力が選ばれるときもあれば、

そうじゃない時もある。

いずれにせよ

努力なくして生き残る、なんてことは

そうそうなさそうです。

 

スマートレジ抗争は

どこが競り勝つんでしょうか。

きになります。

志事すんぞ!

シーズニング

5月9日 曇ってきた福島伊達

今日から天気は下り坂らしいですね。

久しぶりの雨になるかな。

田植えの予定の方は

お困りかもしれませんが。

 

さて、シーズニング、の話

お料理をする時に

味付けがなかなか決まりません。

塩気が足りないから

甘味が足りないから

パンチが足りないから

とあれやこれや足してみても、

なかなか決まりません。

そんなお悩みを解決してくれるのが

シーズニングですよね。

これさえ使えば、

ぱぱっと美味しくできちゃうんですから

本当にありがたいです。

 

ところが

家族の料理を見ていると、

シーズニングを使うだけでなく、

調味料をアレコレ使って

美味しい料理を作るわけです。

自分が作ると

何を足してもおいしくできないのに、

家族は上手に仕上げてしまう。

経験による感覚の差、なんでしょうね。

 

勉強にも

経験による感覚の差が

表れることがあります。

割り算の筆算で、

3ケタ割る2ケタくらいになると

大体いくつで割れるか

経験の差が出てしまうわけです。

計算なんて電卓使えばいいじゃない、と

マリーアントワネットみたいな

言い訳をしていると

この位になるかなという

およその数の感覚が身に付かないし、

その後に習う

倍数や約分の時に

出来なくなっちゃうんですよね。

都道府県名を覚える経験も

ローマ字が読み書きできる経験も

感覚を磨く大事な要素なんじゃないかな、

と思うのです。

楽しちゃいけないわけじゃないけど、

楽すると得られないものも

あるんですよ。

 

最後に、

シーズニングは便利です(笑)

志事すんぞ!

ちゃんと答えを見ろ

5月8日 快晴の福島伊達

五月晴れ、ってやつですね。

外での立哨も気持ちがいいです。

 

さて、ちゃんと答えを見ろ、の話

4月からスタートした授業も

1ヶ月が経ち、

だんだんと反復することが増えてきました。

授業だけで力が身に付けばいいのですが、

そうやすやすとはいきません。

自学の時間での反復が必要です。

ますは

正確にできること、

つぎに

速くできること、

そして

初めて見る問題でもできること、

この三段階が反復には必要です。

 

何も見ずに答えを出せること、が

テストで点数を取るためには

大事なのですが、

分からない時には

いつまでも考えない、

ちゃんと答えを見ることも

たくさん反復するためには

必要なんですよ。

 

いくら時間をかけても

分からないから手が止まっているのは

勉強になっていないんです。

勉強したかどうかは

時間だけでは計れません。

1時間かけて

20問の人と

100問の人と

差がつくのは当然です。

ぱっと見て手が止まるようなら、

力不足なんだよ。

だったらちゃんと答えを見て

自分が手が止まった理由を考えて

再挑戦した方が、

もっとできるようになるはずだよ。

 

志事すんぞ!

藍色時刻の君たちは

5月7日 晴れの福島伊達

GWも終わりまして

また日常に、

頑張る日常に戻ります。

 

さて、藍色時刻の君たちは、の話

春に読んだ本の一冊

「藍色時刻の君たちは」

前川ほまれ 東京創元社

似たような境遇にある三人の高校生。

家族をケアしなければならない日々に現れた

一人の女性との出会い。

そして震災。

大人になった彼等は、

その時を、これからをどう感じるのか。

 

宮城県出身現役看護師の筆者が、

ヤングケアラーや多様性といった社会問題や

東日本大震災の復興に対する思いを

言葉にされてました。

 

感想をすべて語ることはできませんが、

思う所があり、

GWに浜通りに足を運びました。

自分が体験した震災と違う

いままだ復旧すらままならない震災の現場を

自分で見てみたいと思ったからです。

大熊町の新しい施設にもよることができました。

環境省が運営するブースでは

除染について

放射能について

説明してくれていました。

2045年までに県外に除染した土を運ぶ、

と法律で決められているようですが、

あと20年後です。

20年後に完了するためには

少なくとも10年後には

運び始めないとですよね。

ということは

そろそろ移動する場所だって

選定しないとですよね。

環境省の運営する展示施設には

「地域の皆様には多大なる負担」を

おかけしている旨が

幾度となく述べられていましたが、

その多大な負担を背負ってくれる

誰かがいるのだろうか。

誰かにお任せしていいのだろうか。

もちろん

今負担している地域の皆さんが

そもそも背負うべきものではないと

重々承知しているのです。

難しい課題なんだよ、と

あらためて感じました。

 

20年、という時間は

きっとあっという間に過ぎそうです。

自分にできることは

そう多くはないかもしれなけれど

ずっと考え続けていこうと思います。

 

志事すんぞ!

勉強は嗜好品

5月2日 雨の福島伊達

テレビから聞こえた

「ゴールデンウィークも後半に入りました」

というアナウンスに

ちょっと待て、

まだ始まってもいないのに

後半とはこれいかにと思う私。

 

さて、勉強は嗜好品、の話

勉強はしなければならない、

義務としての一面もありますが、

そもそも勉強は

いやいや強制されるだけのもの、

ではないと思っています。

小学校中学校の義務教育は

やらないよりも

やった方が国家の発展にとっても大事だよね、

ということで

無償で提供されています。

その中で勉強に将来の道をみつけて

次の進路に繋げる人もいるわけです。

もっと勉強した方がいいよね、

そう思った人が、

高校や大学への進路を

切り拓いていくんでしょうね。

 

だから、

やりたくない人はやらなくてもいい、

そう思う所があります。

スポーツとか楽器と同じで

やりたくない気持ちがあるなら

やらなくてもいいかな、と。

スポーツができなくても困らないし、

楽器ができなくても困らないし。

ただ勉強はできないと

困ることもでてきます。

計算もできないと買い物で困る。

文章が読めないと大事なお知らせが分からなくなる。

でも、高校の数学ができなくても

生活する上では大きな問題は起きません。

 

学校に行くなら

家の仕事を手伝え、

そんな時代もありました。

汗水たらして

食べるために仕事をしなければならない、のに

将来のために勉強するなんて

贅沢だ、って。

まずは今日一日を生きるために

生活のための働け、という

そんな時代もあったわけです。

勉強は嗜好品だったんですよね。

 

だから塾なんて存在は

ものすごく贅沢な場所で、

そこで自分の将来のために

勉強をしたいだけできるなんて

嗜好の極みみたいなもんです。

塾に来て勉強しない人は

時間もお金も大事にできていない

すごく勿体ない行いだと

自覚してください。

私は、勉強したいとか

勉強ができるようになりたいとか

意欲のある人を応援します。

勉強する人に対して

どうしても時間も労力も費やしてしまいます。

そして、

勉強してよかった、と

思ってもらえるように。

勉強をしたくない人を

見捨てることはしませんが、

課題を疎かにする人に

目標達成させられるとは思っていません。

まずは課題に取り組みましょう。

できないときは

手伝うから。

 

志事すんぞ!

新しい教科書

5月1日 快晴の福島伊達

五月晴れとはこれまさに。

気持ちのいい一日でした。

 

さて、新しい教科書、の話

今年は中学校の教科書が新しくなりました。

まずは学校での配布が優先するので、

ようやく手元にそろったところです。

カラーの写真が増えたり、

QRコードが使われていたり、と

自分の頃の教科書とは違うことばかりです。

 

今年は伊坂幸太郎の書下ろしが

中2の国語の教科書に使われるとあって、

楽しみにしておりました。

買いに行ったときに

中2の国語だけ少なくなっていて

ファンが買ったんだなぁ、と。

早く読みたいですね。

 

習ったところだけ読めばいい、

そんなのつまらないわけで、

どんどん読み進めて、

理解できるところ、

分かりにくいところ、

自分なりに感じてほしいですね。

そして何度も読むと

読み落としに気づきます。

繰り返し読んで

新しい発見を何度も楽しんでください。

 

志事すんぞ!

デジタル併願制

4月30日 晴れの福島伊達

もう4月が終わりだって。

早い、早すぎる。

ちょっと前に受験が終わったばかりなのに。

さっき学校が始まったばかりなのに。

 

さて、デジタル併願制、の話

公立高校の受験者減少により、

入試倍率1倍を切る高校が増えたため、

公立高校の存在意義が問われ始めています。

志望者がいないのであれば、

高校を閉鎖しかねない、ということです。

それでも、

他の公立高校を落ちてしまう子もいます。

落ちた子がいるなら、

その子を効率の枠に入れればいいんじゃね?

ということで検討されているのが

デジタル併願制です。

 

入試当日の得点を

Aさんが220点、Bさんが200点、Cさんが180点

それぞれ取ったとします。

AさんとBさんはX高校を、CさんはY高校を受験しました。

X高校のボーダーが210点

Y高校のボーダーが175点だとすると、

単願生ならば

AさんはX高校合格

BさんはX高校不合格で私立へ

CさんはY高校合格、となります。

デジタル併願制だと

AさんはX高校合格

BさんはX高校不合格だが、Y高校に合格

CさんはY高校に合格、となりそうです。

Bさんは第一志望を逃しましたが、

公立高校に進学することができます。

 

公立高校のキャパを埋めるには

効率が良くなりそうですし、

学力に沿った最適な進学先が選べそうです。

ああ、これでめでたしめでたし、

といくのでしょうか。

いままで不合格者の受け皿であった

私立高校はどうなるのでしょう。

公立高校の存続だけを考えた

デジタル併願制が

私立高校経営を圧迫する、かもしれません。

私立高校は魅力を高めて、

第一志望の生徒を増やすための

経営努力をすればいい、

と考えたとしても、

そうそう簡単にいかないことは

公立高校の志願者低下で分かるはずです。

ひょっとすると

魅力を上げるために学費も上げる、

そんなことになりかねません。

 

公立高校の存続だけを考えた

デジタル併願制であれば、

別な弊害が出てきそうです。

公立私立問わず、

高校の先生方はどうお考えなんでしょう。

そしてこの動きは、

デジタル大学入試として、

国公立大学にも適用されるんでしょうか?

え?デジタル就職試験?

まさかのデジタル結婚?!

 

志事すんぞ!

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