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日本語教師のボランティア

7月15日 雨の福島伊達

台風の影響も大きくなく、

それでも風が吹いて、雨が降って。

まだ梅雨明けは先のようです。

さて、日本語教師のボランティア、の話

昔々、四半世紀ほど前の学生だった頃

地域の外国の方に日本語を教える

ボランティアをしていました。

大学に入ったときに

知り合いの方から誘われ

週に1回、日本語を教えてみないか、と。

教師になりたかったし、

国語を勉強しているし、

何かしら自分のためになるかな、と

軽い気持ちで引き受けて、

4年間やりました。

 

教室には20人ほどの

日本人のボランティアと、

日本語を学ぶ50名から70名の

外国の方がいて、

出身地や学習歴によって

いくつかのグループに分かれて

勉強をしていました。

英語もその他の言語もあやしい自分は

場違いかもしれないと思いましたが、

かわいがっていただきました。

中国人の初学者グループで

例文を読み上げたり、

会話の練習に付き添ったり。

たまに授業を任せてもらったり。

教育実習よりも先に

先生のまねごとをさせてもらいました。

 

学びに来られる外国の方は

みんな一生懸命で、

少しずつ、確実に

上達していくのを見ながら

いっしょに喜んだものです。

 

最近ちまたでは

なんちゃらファーストという

掛け声が聞かれますが、

怖いんですよね。あれ。

政治が、ある対象について

排除しようとするのが、

そして

それを熱狂的に支持するのが、

さらに

ひょっとしたら

ある対象というのが

何かをきっかけに

自分にも向かってくるかもしれないのが。

 

国を守る、ルールを守る、

そりゃ当たり前です。

日本人であれ、外国の方であれ、

悪いことすりゃ裁かれるわけで。

区別もしますよ。

選挙権とか、土地の所有とか

国籍によって

できること、できないこともありますよ。

でも

日本人がアメリカで働こうとして

理不尽に排除されたら

がっかりするのと同じで、

外国の方が日本に来られて

理不尽に排除されようとするのは、

違うんじゃないかなと。

悪いことしてるならダメですよ。

だれでも。もちろん。

ただ、なんだろうな

ファーストセカンドサードと

序列をつけるのは

怖く感じるんです。

 

同じ日本語教室にいた

教師も生徒も

日本人も欧米人もアジア人も

みんな一緒だったな、と。

だれもファーストじゃない。

みんな仲良くやれていたな、と。

そういうふうに

なれないのかな。

なれるんじゃないかな。

視点が変わると

7月14日 曇りの福島伊達

台風が近づいているとか。

浜通りは天気が荒れるらしいですが、

中通の県北は

まだそんな気配もなく。

さて、視点が変わると、の話

青山美智子「人魚が逃げた」PHP研究所

「僕の人魚が、いなくなってしまって」

と語る王子を名乗る謎の青年。

そして人魚騒動に関わる五人の男女は、

それぞれの人生の節目を迎える。

久しぶりの青山作品でした。

著者の作品からは

いつも視点の妙を感じます。

同じ世界線にいても、

感じることは人それぞれ。

マイナスに感じられることも、

視点を変えると

また違って見えてくるから、

おもしろいですね。

 

視点が変わると

違って見えるし、

違って感じてきます。

勉強も

子どもたちにはどう見えているんだろう。

ただ単にやらされる嫌なこと、

という子もいるだろう。

一方で、自分の人生をより良くする

挑戦だったり、好奇心だったり。

 

どう捉えるか、で

この子たちは

この子たちの歩みは

変わるんだろうな。

塾という学びの場にいる

講師という立場の私は、

正解を教えるだけでなく、

違った視点を

見せられるようになりたいものです。

 

志事すんぞ!

絶好のチャンス

7月11日 梅雨空の福島伊達

クーラーのいらない涼しさです。

豪雨に見舞われるのは勘弁ですが、

時々涼しいのは

ありがたく感じます。

さて、絶好のチャンス、の話

今日のこの涼しさを活かして、

エアコンのフィルター掃除を実施。

毎日稼働しているので、

なかなか掃除もできませんでしたが、

絶好のチャンス到来!

6台を掃除できました。

涼しいとはいえ、汗が出ました。

これがもし一昨日までの暑さだったら

自分の体も塾の中も

こうはいかなかったでしょうね。

 

物事には絶好のチャンスがあります。

スポーツにも攻め時、があって

そこからリードを広げたり、

一気呵成に逆転したり。

じゃあ、勉強における

絶好のチャンス!って

いつでしょう。

 

テスト前とか夏休みとか

みんなが勉強する時期があります。

ここで勉強したとしても

他の人だって勉強するんですから

リードできませんよね。

勉強しない人は逆に

差が付けられちゃいますが。

 

ということは、

人が勉強から離れる時期、

今、この時、です。

テストが終わった今、

部活動がなくなった今、

夏休み前で時間があるこの時期が

絶好のチャンス!です。

 

逆転したい人にとっても

リードを広げたい人にとっても

今、この時期を

大事に過ごしてください。

 

志事すんぞ!

食料品の消費税0%だと

7月10日 肌寒い福島伊達

昨日までとはうってかわって

涼しい福島です。

やませの影響ということですが、

ときどきでいいから

この涼しさがほしいです。

さて、食料品の消費税0%だと、の話

参議院議員選挙の公約を見てみますと

給付金やら減税やら

いろいろ聞かれますが、

もし食料品の消費税がなくなったら

本当に暮らしはよくなるのでしょうか。

 

消費税が社会保障費の財源になっている、

のだとしたら

高齢者が増えて、

団塊ジュニアが高齢者になった時に

もっともっと増えるんだから、

財源を減らしても大丈夫なのか

不安に思えてきます。

 

また、輸出企業には

消費税を払っているのに、

輸出で消費税をもらっていないから、

消費税の還付を受けます。

それと同じ理屈ならば、

仕入れで消費税を払った小売業者は

消費者から消費税を受け取ってないから

還付金を受け取るのでしょうか?

 

仮に、食料品を買う消費者だけでなく、

食料品の仕入れにかかる消費税も0%にしたなら

生産者さんが種や肥料、農機具を買う際に

かかった消費税はだれが負担するのか?

もしくは農家さんに還付があるのか?

 

消費者という立場だと

消費税減税を手放しで喜べますが、

別な立場だと

違って見えてきます。

飲食店が大変になる、とか

生産者が大変になる、とか

社会報償費がもたない、とか。

どうするのが正解なのか、

もはや分からなくなります。

最後は

選択なんだろうな。

どこかの痛みを知りつつ

それ以上の効果に期待して。

いやいや難しい。

 

志事すんぞ!

 

簡単には得られない

7月9日 今は涼しい福島伊達

15時くらいに降った大雨のおかげで、

いくぶん外が涼しくなりました

まぁ、それでも29度なんですけどね。

さて、簡単には得られない、の話

動画なんかを見ていると

簡単に〇〇が手に入る、みたいな

人間の欲望に正直な広告が

よく見られます。

そんな訳ねぇだろ、と

思えるんですけど、

引っかかる人がいるんですよね。

 

簡単にお金になる、とかで

自分名義の通帳を作って

業者に売る、なんて人がいるんですが、

これ、一発アウト。

二度と通帳が作れなくなります。

通帳が作れないと

車や住宅のローンも組めません。

数万円を手にするために、

一生を棒に振ることになります。

 

本当に大事なものは、

本当に価値のあるものは、

簡単には手に入らない。

そういう経験則を

身に付けてこなかったのかもしれない。

駄々をこねれば

欲求が満たされ、

本当に欲しいものを得るための

努力は避け続ける。

こうした経験則で過ごしてくると

簡単に、という

うたい文句に転がされるのかもしれない。

 

学校だろうと塾だろうと、

勉強だろうとスポーツだろうと、

がんばった経験、

そして何かを得る経験、

また、がんばったけど

得られなかった経験、を

大事にしていかないと、と思うのです。

 

志事すんぞ!

七の読み方

7月8日 暑い福島伊達

35度を超えると

とたんにエアコンの効きが悪くなります。

光熱費がかかるだろうけど、

削るわけにいかないのが

悩ましいところ。

さて、七の読み方、の話

昨日は7月7日のたなばたでしたが、

夕方から曇り出して

夏の大三角は見れないし、

9時ころみられるはずだった

ISSも見れないし、

残念でした。

Xでは外国の方が、

「令和七年七月七日七夕は

 全部読み方が違う!」と

つぶやいていました。

 

口に出して読んでみますと、

確かに、全部違います。

令和なな年しち月なの日たなばた、

七夕に至っては

どこで区切っていいものか。

普段、意識せずに使い分けているので、

指摘を受けるまで

なかなか気づけないものです。

 

無意識だけど、正確にできる、

これが本当にできるということなんです。

スポーツの動作一つとっても、

考えながら受け身は取りません。

考えながらトラップはしません。

考えながら

ボールに反応するわけでもないでしょう。

とっさの判断、です。

体が勝手に動く、らしいんです。

勉強でも同じ状態を

目指してほしいです。

 

数学の式を見たら

手が勝手に動く。

英単語を見たら

読み方がわかる。

ひらがなを見たら

漢字が思い浮かぶ。

無意識に、そして正確に。

そうなるまでには

それなりの練習が必要です。

スポーツも勉強も、です。

 

志事すんぞ!

県大会やら全国大会やら

7月7日 晴れの福島伊達

37度を超えた梁川。

暑いですよ。

ちょっと外に出ただけで

汗が出てきます。

さて、県大会やら全国大会やら、の話

部活動のピークも

一昔前は地区大会だった気がします。

地区大会が終わると

多くの中3は引退して

いよいよ受験勉強に集中、と

切り替えてきたのですけど、

今は県北大会があって、

県大会に進む子も増えた印象です。

また、クラブチームに所属していると

中体連ではない

別な県大会や全国大会もあって

そちらもまた

忙しい夏になりそうです。

 

個人的な意見ですが

好きなことは一生懸命やれ、

ですかね。

県大会や全国大会に進むことができる、

その才能は、私ごときが

見極められるものではありません。

ひょっとしたら数年後の

大谷翔平や高橋藍かもしれませんから。

 

それでも

勉強から離れてほしくはないし、

勉強にシフトした子たちもいます。

人生のたくさんの選択の中で

最善を尽くす練習を

中学生が頑張っているわけで、

こちらもできる限り

応援するしかないなぁ、と。

 

中学時代、高校時代に

頑張る経験を経るのは

その後の人生でも

活かされると思っています。

全力で、まっとうに

頑張ってください。

 

志事すんぞ!

新教研7月号

7月5日 雨の福島伊達

小学生は日本滅亡の予言に騒いでいましたが

まぁ、何事もなく。

人心を惑わせる流言飛語は世の常で

自分のときもありました。

結局アンゴルモアの大王は

空から降ることなく、ね。

さて、新教研7月号、の話

今日は中3対象の新教研もぎテスト。

福島県の中学生が

高校入試に向けて受験します。

このテストで示される偏差値が

入試の合否を予想するための

客観的な数値による裏付けとなります。

 

先日行われた中学校の定期テスト、

その結果が出される時期です。

学校内の平均点や順位が

判明します。

誰それより良いの悪いの

校内での立ち位置が見えてきますが、

それだけでは

入試の力を測ることはできません。

 

学校ごとに違うテスト、

学校ごとに違う学力、では

学校を横断した比較は

できないからです。

そこで、活用してもらうのが

偏差値です。

同じテストを受けた中学生による

偏差値であれば

同じ入試を受けるための力の有無が

ある程度分かるからです。

 

今日、中3は受験生として

スタートラインに立ちます。

ここから

3月の入試に向けて

全力を尽くしていきましょう。

 

志事すんぞ!

 

少子化対策を聞きたい

7月3日 曇りの福島伊達

今日も午後から強い雨が降りました。

ゲリラ豪雨というやつですね。

熱帯のような気候です。

さて、少子化対策を聞きたい、の話

参議院議員選挙が公示されました。

各政党の各候補者が

選挙活動をしています。

自分の未来をつくるためにも

選挙に行ってほしいところです。

 

各政党の公約を見てみますと

景気対策と米不足問題ばかり。

景気対策も

給付金やら減税やら

多少の違いはあるもの

正答の主義主張の違いが

はっきりわかるものでもなく、

選挙前のリップサービスに

感じてしまいます。

 

それよりも

人口減少、少子化対策について

話を聞いてみたいんです。

こども家庭庁ができたにも関わらず

相も変わらず

出生率はダダ下がり。

このままじゃいけない、と

言っている割には

独身税だ、社会保険料の負担増だ、

子育て世代・現役世代から

吸い上げる政策ばかり。

 

じゃあ、各政党は

人口減少・少子化に対して

どう考え、

何をしようとしているのか、

もっと伝えてほしい。

教育費用の無償化、

給食費の無償化、

子どもの医療費の無償化、

出産費用への補助、

それでも

止まらない現状に、

どんな手立てを考えるのか。

減税も給付もすればよろし。

どの政党も掲げてるんだから。

政党ごとに

色を出せそうなのは

少子化対策だと思うから、

話を聞いてみたいなぁ。

 

まぁ、とにもかくにも

選挙に行きましょ。

選挙に行かなきゃ、

政治は動かないですから。

雷雨と小数の計算

7月2日 雷雨だった福島伊達

「タレントと対談形式の取材をさせてください」

なんちゃらという経済紙から電話。

取材?悪くないな。

で、いくらいただけるんですか?

「広告料をいただく形になります」

貰えないの?それでウチが払うの?

やりませんよ、そんなの(笑)

さて、雷雨と小数の計算、の話

15時くらいに大雨と雷が発生。

5・6年生は安全を考慮し

1時間以上、学校で待機となりました。

そういうこともあるんですね。

今後は増えていく案件かも。

先に帰ってきた下級生たちと

雷を観察しながら、

時間を過ごしました。

 

稲妻が光って

数秒後に聞こえる雷鳴。

その差から

雷の遠い近いが分かります。

音速を毎秒400メートルとして

10秒だったら

4000メートルだから

4キロメートルだね。

なんて話したら

子どもたちは計算機と時計を見ながら、

「15秒だから6キロだ」

と計算しだすんです。

「12秒だから48キロ?」

「違うよ。4.8キロだよ」

かけ算やら単位換算やら小数やら

算数の練習が始まるのです。

 

学校でやっている学びが、

実生活と結びつくとき、

子どもたちは自然に

学びを活かし始めます。

学びのつながり、は

ちょっとしたきっかけかもしれません。

今日の雷のような自然現象もそうです。

野球で使う歩合なんかも。

車に乗っている時の

速さと時間と距離の関係なんかも。

身の回りに学びのチャンスが

あふれています。

学びと実生活をつなぐのは

周りの大人との会話だったりします。

 

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