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塾の三者懇談はセカンドオピニオン

今週から学校で、

今週末は塾でも三者懇談が行われます。

どの高校を受けるか、が焦点ですが、

受験生の希望、学校や塾での意見、ご家庭の判断

それぞれが話し合いの材料になります。

 

学校の三者面談で、

私立高校の受験

県立高校の受験が主に話し合われます。

実力テストの点数を元にしながら、

受験の仕方や、今後の勉強法が話し合われますが、

ごく稀にではありますが、

それでいいのか、と思ってしまう面談もあります。

以前には、

地区内の高校を知らない先生もいました。

また、大学進学を希望する生徒に、

新学校ではない高校をすすめる先生も。

全ての先生が、良くないとは思ってませんし、

塾生本人の伝え方に非がないとは言いません。

ですので、

学校の面談だけでなく、

セカンドオピニオンとして

塾の面談もあると考えています。

塾で行なわれる三者懇談では

新教研テストを元に面談をしていきます。

実力テストは学校ごとの比較しかできないようですが、

新教研は県内の受験生との

力の判断ができます。

 

また、偏差値は一つの目安ですが、

それだけで判断するつもりはありません。

高校に入ってから、

その後の進路まで見て、

一番いい学校を選んでほしいと考えています。

高校によってはなりたい職業につけない、

大学進学に向いていない、

なんてこともありますから。

 

例えば、建築の仕事がしたい、と思っても、

大工さんになりたいのか、

大きな橋や高層ビルを造りたいのかによって、

進むべき進路は変わります。

車が好きだから自動車関連の仕事がしたい、でも、

自動車のセールスなのか、

自動車の整備なのか、

自動車のデザインなのか、

はたまたレーサーなのか、

選択によっては遠回りになってしまいます。

 

自分の進むべき道が示されたとき、

受験生は力を得ます。

やるしかない、と思えたとき

苦しくても、耐えることができます。

受験生の力になれるような、

面談にしたいとおもいます。

 

 

8割を積み重ねる

土日は私お休みでしたので、

友人たちのイベントに顔を出してきました。

伊達市や国見町の

料理店、お菓子屋さん、農家さんによるイベント。

食を通して、

地域の魅力を伝えるというもので、

多くのクリエイターさんも参加してました。

晩御飯は、そこで販売していた食材で

料理を作りました。

久しぶりの料理も楽しいものでした。

 

もちろん、家事もしなければなりません。

掃除や洗濯などもしますが、

そろそろ大掃除の時期。

気になっていた草取りなどを

一気にやってしまいました。

自分が望むピッカピカまではいきませんが、

8割できれば良しとしています。

 

8割できれば良し、は

勉強でも一つの目安になるとおもいます。

全部できるに越したことはないですが、

ある程度のスピードで

8割できたら次に進むほうが

効率がいいわけです。

 

残りの2割はどうするか、というと

2周目の課題としてしまうわけです。

1回で10割にしたとしても、

人間忘れるわけで、

復習は欠かせません。

2回3回と復習をすることを考えれば、

1回目は8割、

2回目は9割、

3回目で全部を目指したほうが、

着実にできるようになります。

 

期末テストも終わります。

ここから実践的な受験勉強に入ります。

福島県の入試問題には、

受験生の10%も解けないような

難問もあります。

そこに立ち向かう意気込みや良し。

ですが、その前に

正答率の高い問題を

確実に取りこぼさないことはもっと大事。

できる問題を増やしていくこと、

まずはそこからいきましょう。

 

”恐怖の”テスト対策

今日がテストの中学校。

さて、出来はどうだったでしょうか。

 

テストを解くという事は、

頭に入れた知識や技術を

外に出していくという事です。

ちゃんとアウトプットできたでしょうか。

テスト対策を見ていて感じるのは、

何人かの塾生は

明らかに「何の役にもたたない勉強」をしています。

学校の提出物を終わらせなければなりません。

だからといって、

テスト直前にやりはじめて、

間違ったから正しい答えを書きました、では

効果はほとんどありません。

 

2週間の時間、たった2週間の時間の中で、

インプットもアウトプットも繰り返さなければなりません。

塾生一人ひとりの学習状況にもよりますが、

インプットしなければ

アウトプットはできないと考えると

まずは道具を叩き込むこと。

用語を覚えたり、

公式ややり方を理解するのが第一です。

 

そのうえでアウトプットをする。

覚えたはずの用語や

理解したはずの公式を使いこなせるかは、

アウトプットしなければ分からりません。

 

そして、1人でアウトプットできない所を見つけ、

またインプットに戻り、

1人でアウトプットできるまで繰り返す。

そうすると、

やっとテストのときにも、

一人で解けるようになるわけです。

 

間に合わせの勉強で、

テストができるようになればいいですが、

いつかできなくなります。

そして、

間に合わせの勉強の仕方しか身につきません。

良い学習習慣と

そうでもない学習習慣があります。

テスト対策を通して、

どちらの習慣が身についたのでしょうか。

勉強したつもりで、

点数は上がらない上に、

良くない習慣しか身につかなかったとしたら、

恐怖です。

やってもやっても悪くなるわけですから。

 

入試を見据えた習得、

そして学習習慣を身につけるうえでも、

インプットの時間とアウトプットの時間が

テスト対策には必要です。

シャッター街と30年後の自分

時々、思ってしまうことがある。

昼間でもシャッターが閉まっている街並みを見て

30年前はどうだったんだろうか、

ということです。

そして、そこから

30年後の自分はどうなんだろうか、

ということも。

今日、山形県から学習塾を営む方が

学童の見学に来られた。

私どもよりも多い先生を抱える、

個人塾を営んでいる方でした。

すでに何十年も地域に根ざして

経営されていらっしゃるので、

子どもがいた時代もご存知なのだと思います。

ご自身の経験や地域での口コミもあるでしょうから

今は順調な経営をされてると思われます。

それでも、

これからのことを考えて、

学童事業を検討されているようでした。

 

すでにシャッターを閉めたお店も

昔は順調に営まれていたのだと思います。

それが、時代の流れや社会の変化によって、

また、ご自身の変化への対応の仕方によって、

今に至ったのだと思うのです。

 

昔よりも、今や未来がよりよいものでありたい、

と望んでいます。

テクノロジーが発達し、

昔は苦労したことも、

今なら時と場所を選ばず解決することもあります。

おそらく、時代の流れや社会の変化は

物事を効率化し、生産性を上げてきたはずです。

だとすれば、

自分自身が変化への対応を考え抜かなければ、

今以上の未来は訪れないという事です。

 

30年後、自分は老年。

その頃に、今と同じ動きはできそうにありません。

だとしたら、

今、自分は何をするべきか。

何をしておくべきか。

自分自身をどう変化させていくか、

動いていかないといけないと、と

追い立てられる気持ちがします。

 

中3の国語の教科書に、

石垣りんの「挨拶」が載っています。

そのなかに、

「明日の表情をさがすとき」とあります。

石垣さんは、平和へを希求し、

戦争を二度と起こしてはいけない、という思いで

詩を書かれていますが、

仕事をしていく上でも、

同じではないかと感じます。

 

今さえよければいい、ではなく

今以上に未来をどうするか、への

視点と行動が求められている気がします。

 

 

 

自分史上最高でいいんだよ

近隣の小学校では、

学期ごとに漢字と計算のテストが行なわれる。

学年ごとの統一のテストで、

90点が合格。

テスト2週間前から範囲表を配付。

クラスによっては、

対策のプリントが配られるが、

テストそのもののプリントではない模様。

 

90点が合格ラインとはいえ、

学年が上がるに連れて

一発で合格する児童は減っていくようです。

塾の授業の子達も、

学童の子達も、

この時期になると、

がんばんなきゃ、と張り切ってくれます。

 

そんな中、

今までで最高の結果を出してくれた児童が。

合格まではあと一歩届かなかったけれど、

その子にとっては過去最高。

その子の過去と、

今までの頑張りを見てきただけに、

自己満足ではありますが、

成長をうれしく思いました。

再テストでの合格目指してもう一回頑張るべね。

ドカベンの登場人物に

明訓高校の大平監督という人がいます。

大平監督はもともと数学の先生ですが、

勉強のコツと野球の上達との共通点を

野球部員たちに話す一節があります。

「一問ずつ確実に答えをだしていくだ。

さすればたとえ50点でも、

その50点は悔いのない50点だや。

そのうち100点とってるだや」と。

 

取ってきた点数は努力の指標ですが、

全ての人にとって同じ意味があるわけではありません。

今まで高得点だった人の50点と、

それまで取れていなかった人の50点と、

同じ意味だとは思えないのです。

 

先ほどの子も、

合格はできませんでしたが、

過去最高だったわけです。

自分史上最高だったわけです。

それで、まずはいいんだよ!

と、思うのです。

 

過去の自分と比べて、

前に進んでる、

上達してる、

がんばっている、

実感エネルギーになるからです。

 

中学生たちも、

期末テストに向けて勉強中。

自分史上最高を目指してがんばれい!

間違えたがる塾生

「難しい問題集はありますか?」

今期はまだないが、

よくある質問です。

学校のテキストでは物足りなくなる時が来ます。

問題集には意味があるからです。

基本をおさえ、反復するためには、

学校のテキストは悪くありません。

しかし、ある程度できるようになると、

それだと間違えないんです。

 

難しいテキストを求める子は、

間違える問題こそ、

成長のチャンスだと知っています。

自分ひとりでやって、

間違えないのであれば

それ以上の成長はないわけです。

不思議なことですが、

できるようになると、

間違えたくなるんです。

 

以前に、3冊くらいのテキストをやって、

やっと間違えるような子がいました。

その子が言うには、

「やっと間違った」だそうです。

変な話ですが、

うれしそうなんです。

 

ですから、問題集のそれぞれに意味があります。

難易度が分かれていれば、

それぞれのレベルにあった

間違える問題に出会えます。

また、分野別の問題集も、

苦手な分野を克服するために適しています。

 

塾の自学スペースには、

たくさんの問題集が貸し出し用に置いてあります。

本棚を埋めるためにあるんじゃないです。

あなたのために、

あなたが向上するためにあるんです。

 

期末テストが終わったら、

いよいよ入試対策に励んでいくとおもいます。

その時に、

塾の自習スペース、塾の問題集を

徹底的に活用してください。

塾を離れた1人の時間に

テスト対策をしていると、

心配は尽きません。

毎日顔を見る子でも、

あまり来てくれない子に対してはなおさら。

昔は強権を発動させることもありましたが、

今はなるべくしないようにしています。

結局は、自分次第だから。

今は、親御さんや、塾が、

心配して送り出して、迎え入れて

それでうまくいっても、

将来的には分かりません。

高校生になったら、

すっかり勉強しなくなることもあるでしょう。

 

塾という時間から離れた時こそ、

教えてきたことの真価が問われている気がする、と

改めて思うわけです。

 

塾で授業をしてから1週間という時間、

テスト対策にしても、

塾で過ごす時間とそれ以外。

さらには

塾を卒業してからの時間。

自分ひとりになったときの時間のほうが

絶対長いわけですから。

 

一緒にいることができる塾での時間に

全力を注ぐこと、はもちろんだと思います。

でも、その背後や先には、

塾を離れ

塾生1人で過ごす時間があります。

そこに、影響を与えられるようになりたいです。

 

 

情報リテラシーのなさ

本日、中3は新教研。

全員遅刻なくスタートしました。

当然、朝から開きます。

他の学年から

「明日朝から来てもいいですか?」と。

どうぞどうぞ。

やる気のある声を聞くと、

うれしくて、にやけてしまいます。

さて、先日小学生がおしゃべりのなかで、

「テレビで言ってた」と発言してました。

こういう表現をする子が少なからずいます。

また、一方で中学生くらいになると、

「テレビのヤラセは良くない」とも話しています。

どちらにしても、

情報リテラシーのなさを感じます。

 

最近の入試ワードでよく目にする

「情報リテラシー」ですが、

国語や社会のテストだけでなく

面接の際にも聞かれる言葉です。

今一度確認しておきましょう。

情報リテラシーとは、

『三省堂 大辞林 第三版』によりますと

情報化社会で

コンピューターなど情報関連技術を習得し、

積極的に情報を活用することのできる能力。

とあります。

情報を活用するためには、

批判的に見ることができる能力も求められます。

 

テレビや新聞、インターネットなど

情報を得るものはたくさんあります。

事実は一つでも、

伝える人によって、

伝わり方は違います。

「テレビで言ってた」の問題点は

自分が見たテレビの情報は全て正しい、と

鵜呑みにしてしまっている可能性があるという点です。

また、ヤラセに関しても

そもそもテレビも広告も本も、

大なり小なりヤラセの部分がある、ということを

意識すらしていないという点で素直すぎます。

場当たり的な、自然発生の場面ではなく、

台本なり、演出なり、リサーチなり、目的なり、

人の手が加えられているわけですから。

 

子どもたちは純粋だなぁ、とおもう反面、

正しいことを言っていないのではないのか、と

疑う目も欲しいと思ってしまいます。

京都大学の本庶祐名誉教授は学生に

「教科書に書いてあることを

ただ鵜呑みにせず、自分の目でモノを見ろ」

と話しています。

いろいろな情報を得ることは大事。

そして、一度自分の中で、

考え、感じることが、

必要だと思います。

特色選抜定員枠の発表

福島県教育委員会は

令和二年春に実施する県立高校の

新入試制度の前期選抜で実施される、

自己推薦となる特色選抜の

募集定員枠を発表しました。

全日制、定時制を合わせた募集定員

13710人のうち、

特色選抜は3111人となりました。

全体に占める割合は22・7%となり、

現行制度による今春のⅠ期選抜と比較すると

9・4ポイント下回りました。

 

来春から実施される特色選抜では、

①学力検査が課される

②各校の「志願してほしい生徒像」に沿った受験資格

この大きく2点が今までと違っています。

 

単に行きたいから、受験できるわけではなく、

ボランティア活動への参加

英検などの資格

部活動などの成績

といった観点で

受験資格が与えられます。

また、小論文や実技試験はもちろん、

5教科の学力検査が行なわれ、

合否に影響します。

 

今月末に学校・塾で三者懇談が行なわれます。

そのなかで、

特色選抜受験の意思を聞かれますので、

今のうちのご家庭で話し合ってください。

 

以下は、県北地区の特色選抜枠と人数です。

高校名 学科 定員 特別枠(%) 人数
福島 普通 280 14
普通 280 14
福島商業 情報ビジネス 80 40 32
経営ビジネス 80 40 32
会計ビジネス 80 40 32
福島明成 生物生産 80 20 16
生物工学 40 20
環境土木 40 20
食物科学 40 20
生産情報 40 20
福島工業 機械 120 30 36
電気 40 30 12
情報電子 40 30 12
建築 40 30 12
環境化学 40 30 12
福島西 普通 200 10 20
デザイン 40 45 18
福島北 普通 160 35 56
福島東 普通 240 10 24
福島南 文理 80 25 20
国際文化 40 25 10
情報会計 40 25 10
川俣 普通 40 30 12
梁川 普通 80 40 32
保原 普通 160 20 32
商業 40 40 16
安達 普通 160 20 32
二本松工業 機械システム 40 15
情報システム 40 15
都市システム 40 15
安達東 総合 80 25 20
本宮 普通 80 50 40
情報会計 80 50 40

 

大きく枠が減ったとは感じませんが、

受験資格が厳格化したために、

受験できる人自体は減ると考えられます。

優しい問題集がいいなぁ

昨日は実践会でした。

期末テスト前ですので、

それぞれが提出物の勉強を中心に

黙々と取り組んでいました。

 

本来は、自学力をつけることが目的ですが、

どうしても苦手な子には、

勉強のコツを指導したり、

ネックになっている部分を見つけるために、

傍につくことがあります。

昨日は英語が苦手な男の子と

中1英語の学校の問題集に取り組みました。

問題集を手にとって見ると、

苦手な子にとっては、

もっと丁寧な、システマティックな

課題のほうが理解しやすそうだ、と感じました。

 

英作文まではいきませんが、

下線に英語を当てはめる問題。

次のような問題がありました。

 

問題

この男の子は誰?

私の兄弟です。

 

これだけでは、

出てこない単語もあるようです。

Who is this boy?

He is my brother.

が答えになりますが、

この男の子は誰(ですか)?のisの部分や

(彼は)私の兄弟です、のHeの部分が

苦手な子にとっては、

日本語で書いてないのに、

英語を使うのは変、と思うらしいのです。

 

つまづくポイントは

人それぞれですが、

自分も英語が、全然、できなかったので、

気持ちは良く分かります。

英語は日本語と違う、のですが

苦手な子たちは、

苦手な子たちなりに、

何かしら考えています。

今回の子は、

日本語にあわせなければ、と考えたために、

できなかった、ということになります。

 

また別な子は、

英単語、英文が正しく読めないため、

覚えにくいということがありました。

ローマ字が身についていない、

ローマ字のように読んでしまう、

そういったつまずきが

英語をできなくしてしまいます。

 

英語が苦手な塾生の多くが、

単語の勉強は熱心にやっています。

単語のテストだけでも、

がんばろうと言う気持ちを感じます。

ですが、単語ができるだけでは

点数になっていきません。

 

もっと優しい問題集がいいなぁ。

易しい、ではなく

優しいです。

パターン化した問題で

英文の構造を定着させる。

読み方にルビが振ってある。

注意すべき点が示めされていて

目で見てわかる。

苦手な子でも1人で勉強できるような

そんな優しい問題集がいいなぁ。

 

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