投稿日:2018年11月10日
2018年11月10日
すごくあったかかった福島伊達。
代表渡邉が更新です。
今日は梁川町でイベントが行なわれています。
そこには姉妹提携都市の北海道松前町の皆さんも。
先日お世話になった
松前町商工会青年部もいらっしゃってます。
まだお会いしてませんが、
仕事が終わって、交流が深まったあたりで
顔を出したいと思います。
さて、米国の中間選挙も終わり、
実際の政治課題が報じられるようになりました。
国内でも内閣改造後の実務に焦点が当てられています。
報道を見た子どもたちから
いろんな質問をもらうのですが、
答えに窮してしまいます。
なぜなら、人生の哲学と関係するからです。
米国国境にメキシコからの移民集団が押し寄せています。
これらの移民を受け入れるべきか否か。
大統領は正しい手続きを経て入国すべきだと主張。
支持者は自分たちの雇用を守るために受け入れに難色。
一方、受け入れるべきだと主張する人もいます。
人道的な理由もあるだろうが、
安い労働力を得るため、とも考えられます。
話を日本国内に移せば、
外国人労働者を技能自習実習生として
雇用するべきか否かという課題がある。
すでに多くの外国人労働者が日本にはいて、
経済を支えている。
居酒屋やコンビニのアルバイトが
外国の方がされている風景ももはや珍しくありません。
技能実習生として、日本に来て、
得られる賃金の問題や雇用環境への聞き取りが
先日行なわれた。
怪我をすれば、国に返され、
月に6万円ほどの給料で働かされる、
といった不満の声が上がっていました。
さて、どうする。
介護や建設現場ですでに足りないマンパワーを
充足してくれている実習生の雇用を止めますか?
だとしたら、
老人ホームは人手不足で運営できなくなり、
困る老人が増えます。
介護士にとっても負担が増えます。
建設現場でも、作業がストップすることもあります。
実習生に適正な賃金を支給する方法もあります。
そのためには、
今働いている人の賃金を下げて
実習生に回すことが考えられます。
もしくは、介護報酬や建設費用を引き上げるのも手です。
全ての物価を10%くらい上げれば
給与を引き上げることはできますが、
日本人の給与まではそれほど上がらないから、
実質下がるでしょうね。
さて、どうする?
それが哲学です。
正しい答えなんてありません。
いくつかの答えがあって、
どれを選択するか。
社会の教科を教えていますが、
答えに窮してしまいます。
一緒に考えることしかできない
まだまだ未熟者です。
がんばるべ。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月9日
2018年11月9日
雨の福島伊達
代表渡邉が更新です。
新しい消費税のことがごちゃごちゃしてます。
軽減税率の適用不適用を巡り、
あーでもない、こーでもないと。
ぜいたく品は10%とか言われても
人によって違うじゃんね。
お酒だって、多少は生活の内でしょうに。
外食のすべてが贅沢かって言われたら、
それもどうかと思うのですが。
だったら一人頭1万円以上の飲食は
10%とかでいいんじゃないかな。
お酒なんてすでに酒税で取られてさらに消費税でしょう。
おかしな話ですよ。
さて、テスト対策中ということで
学校が終わって真っ直ぐ来る塾生たち。
がんばってますね。
そんな中一人の塾生が
「このままだと提出物、終わらないかも、、、」
と、疲れた表情で言うわけです。
明日は新教研テストもあります。
全ての時間を期末テストのためだけに
使えるわけではありません。
提出物にかける時間は少なくはなります。
でも、
そりゃそうなんです。
提出物をどんどん終わらせる塾生もいます。
では、先ほど口をこぼしてた塾生は
サボっているのか、
能力がないのか、というと
決してそんなことはありません。
学年トップですから。
提出物が終わらない、
その理由は
正しいやり方でやっているからです。
私が推奨するやり方を守っていれば、
時間がかかってしまいます。
推奨するやり方とは、
国語以外の教科は、
まずノートにやります。
丸付けをして、
間違った問題をノートに
できるまでやります。
ここで初めて提出物に書き込みです。
勉強の習熟度によって、
苦手な子には1Pずつ書き込ませますが、
得意な子には全てノートにやってから書き込ませます。
そのほうが復習のための
負荷になるからです。
自学習慣と言うか、
自己向上力が身についていない子は、
中3になっても、
提出物にいきなり赤ペンで書き込みます。
驚きもありますが、
今までの指導の蓄積を見た気がして、
怖くなります。
正しいやり方は、面倒くさいです。
時間もかかります。
指導すれば煙たがられますw
ですが、
せっかく志学白雲館に来てくれたのならば、
せめて
正しいやり方だけでも
身につけてほしいと思うのです。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月8日
2018年11月8日
曇り空の福島伊達。
代表渡邉が更新です。
大臣の答弁がうまくない、ということで
予算委員会が紛糾してますが
上手に話せることだけが、
政治家の資質ではないでしょうに。
ま、不安に思わないではないですが、
任期の間にもっとうまくなるんじゃないですか。
さて、東京医科大の入試操作問題で、
追加合格の可能性のある人が101人に上ることが判明。
希望者は来年4月に入学を認めるが、
63人を上限とすると発表した。
大学側は救済と話していたが、
それもおかしな話だ。
不正をしていて、
救済だなんてジョークでしかない。
この追加合格となった人たちは
今後どうするんだろう。
別な大学に通っている人もいるだろう。
医学の道を諦めた人もいるだろう。
仮に全員が希望したら、
38人はまた不合格になるのか。
だとしたら何が救済なんだろう。
38人には、いや
101人全員に損害賠償などが
適用されるのだろうか。
時間を未来を奪われたと訴えられたら
勝てないだろな。
全員を合格にできないのは、
定員よりも多い人数のため
補助金が下りないためだとすれば、
甘んじて受けるしかないのではないか。
というか
補助金出るのか?そもそも
大学入試における
さまざまな問題が、
今後も出てくるものと思われる。
対応を見ていきたい。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月7日
2018年11月7日
曇り空の福島伊達。
代表渡邉が更新です。
アメリカの中間選挙の大局が決まりました。
上院は共和党、下院は民主党が過半数。
ねじれ議会となりました。
大統領の強硬な右傾化に
下院では待ったをかける形となりました。
民主社会主義を掲げる若者が増えてきたことは
イデオロギーの変化ではなく、
政治へ求めるものの変化だといえそうです。
この変化が、
世界に、日本にどう影響を与えるのか、
気になるところです。
さて、そろそろ新しい本がほしくなってきました。
本屋にも行けてない状況ですが、
twitterやfacebookでは
気になる著作者の新しい本が流れてきたり、
友人が読んだ本、薦める本が紹介されたり、
その場に行かずとも、
ほしい本が次から次へと出てきます。
時間がなければ、
ネットで注文すればいいんでしょうけど、
あえて、地元の本屋さんに注文をかけます。
地域の本屋さんは数店本屋さんがあります。
福島市内にあるような大型の店舗のように
いろんな本があるとは言えません。
もちろん福島の本屋さんだって、
仙台などの都会の本屋さんから見れば物足りません。
ですが、地元の本屋に注文します。
自分がほしい本が必ずしもあるとは限りません。
だから、ネットで注文すれば、
探す手間もなく手に入れることができます。
それが悪いことではありません。
ですが、地域経済と文化の面から見ると、
地元で買って~!と思うのです。
若い人は、ネットを使えます。
AだったりRだったり、
ポイントもついてお得かもしれません。
個人単位で言えば。
ですが、支払ったお金は、伊達市内に
何一つ回ることなく、
スルーしていきます。
伊達市で生産した価値が、
外に流れていくだけです。
伊達市はいつまでも豊かになれません。
そのうち、本屋が無くなってしまったら、
どうなるでしょう。
若い人は困りません。
ネットで買い続けます。
ネットを使えない、
老人と子どもにしわ寄せが来ます。
とくに子どもには大きな打撃です。
本を読んでわくわくする経験が
損なわれるからです。
タブレットでいいじゃん、と言われるかもしれませんが、
紙の本には、紙の本のよさがあります。
めくる、という行為自体が
手を使った運動になります。
さがす、という行為が
記憶力を高めます。
本を並べて比較することや、
かたづける、といった行為にも、
子どもの発達を促す意味が見出せます。
残念ながら、
すでに本屋が無くなってしまった町もあります。
そうすると、福島に出なければなりません。
時間と経費をかけて、
福島に出なければなりません。
そうなってからでは遅いのです。
本に触れる文化を守るのは、
地域の一人ひとりだと思うのです。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月6日
2018年11月6日
雨の福島伊達。
代表渡邉が更新です。
年金制度改革が話し合われています。
70歳から受給すれば、
受給額が大幅アップ!などと喧伝していますが、
どうにもこうにも、
突っ込みどころがたくさんありすぎて。
厚生年金だから、支給額が多くなる、といった
誤解を生む周知は止めたほうがいいと思います。
今の制度は成り立たないとすでにわかっているわけで、
だったら大幅な税制改革を断行すればいいのに。
さて、テスト対策中ですが、
工夫しながら勉強できていますか?
時間の使い方や、
色分けなど、
たくさんの工夫がありますが、
より良い工夫をしていくためには、
直視しなければならないものがあります。
それは、
前回のテスト対策で
ダメだったところ、反省すべきところです!
例えば、前回のテストで社会が悪かった、
としましょう。
平均に届かなかった、としたら
どうして悪かったか、まず考えましょう。
社会の勉強に当てる時間が少なかった、
教科書を見ながら勉強して覚えたつもりになっていた、
覚えたと思って復習しなかった、
いろいろな理由がありますよね。
理由がわかったら
今度は具体的な対策です。
まず勉強の最初に20分やる、とか
1ページずつ覚えたか確認する、とか
一日の最後に復讐の時間を作る、とか
ただ「やる」ではなくて
「やる」ためにやりやすい行動を決めるのが工夫です。
わたしは中学生のときに、
時間の使い方が下手で、
勉強するまでの時間を無駄にする傾向がありました。
だらだらと食後にテレビを見る、といったものです。
9時から勉強しよう、と思うと
9時になれば、面白そうなドラマが始まる。
そのまま見続けて
気付けば10時。
やろうと思ったのにと後悔する自分。
自己嫌悪の連続。
そこで、見ていいテレビを決めて家族に宣言。
それ以外は見ない。
それから、勉強の開始時間を9時とかではなく、
8時55分とかに設定。
コマーシャルの間に始めてしまえば、
テレビを見ることもない。
おかげで、勉強時間を確保できるようになり、
苦手な教科を克服できました。
そのうち工夫が楽しくなるんですよね。
次はこうしてみよう、ああしてみよう。
ダメだったところと
そのままにしないで、
行動にうつしやすい設定をする。
糸井重里が、
「工夫をするためには失敗しなきゃいけないんだよね」
「壊して組み立てなおすときに工夫が生まれる」
と話していました。
ダメだったところ、反省すべきところこそ
実は成長の種なんですよね。
塾生はどんな工夫をしてるんでしょう。
情報共有したら面白いかも。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月5日
2018年11月5日
曇りだけどあったかい福島伊達。
代表渡邉が更新です。
土日は、青年部の活動で宮城へ。
第9回 奥州統一 芋煮の陣in宮城栗原に参加。
私が青年部長のときに、
宮城県から開催権を譲っていただいた経緯があり、
大変お世話になったので、
恩返しの参加です。
結果は、4位で振るわなかったものの、
地域の賑わいとなってくれれば、
参加した甲斐があるというものです。
来年は、山形開催。
今度は優勝目指してがんばらないと。
さて、期末テストに向けての対策実施中です。
対策とはいえ、特別なことはしません。
学校から与えられた課題を正しく取り組み、
質問ができる環境を整えるのみ。
何かプリントを用意したり、
特別授業をしたりはしません。
あくまでも環境を整えるだけです。
この辺では中学校受験は少ないですが、
中学校受験を経験した子どもの中で
中学校に入って伸び悩む子どもには
ある傾向があるそうです。
小学校ではそれなりに優秀であったはずなのに
なぜ伸び悩んでしまうのか。
伸び悩む子どもに見られた傾向とは
「誰かが付きっ切りで勉強を管理した子」だそうです。
受験は受験生だけで乗り越えるわけではなく
保護者や塾といった関わりも
無視できません。
しかし、
全ての管理を他人に任せきりでは
勉強をやらされるだけの子になってしまい
いつしか失速するだけです。
高校受験だって、
何でもかんでも手を貸していけばいいとは思えません。
どうすれば成績が上がるか、
自分で考え工夫し、
自分の弱い気持ちに勝ち抜けなければ、
高校に入って、苦労するだけです。
かの今川義元は
人質だった竹千代(のちの家康)に対して
「むごい教育をしろ」と家臣に命じたそうです。
それを聞いた家臣は、
厳しい体罰を加えたり、
理不尽に扱ったりしたそうです。
義元はその後の様子を聞き、
「否、むごいとはそうではない」と。
むごいとは、何不自由なく育てろ、ということだそうです。
いわゆる過保護に育てれば、
乱世では生きていけぬ者になる、と。
教えたい気持ちや
何かしてあげたい気持ちが
ないわけではありません。
それを飲み込んで、
その先にある高校生活や
大学入試まで考えています。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月2日
2018年11月2日
晴れの福島伊達。
代表渡邉が更新です。
現在イベントを企画中。
商工会青年部が終わり、
ひと段落と思っていましたが、
お声かけいただき協力する運びとなりました。
まだ、表には出せませんが、
そのうち皆様にも
お誘いするかもしれません。
町の活性化につながる事業に育てていきたいです。
さて、期末試験の範囲表が発表となりました。
テスト対策も本腰。
自分史上最高を目指してください!
テスト勉強を始めるに当たって
いきなり勉強をし始めるのではなく
あることを調べておくと
効果が高くなります。
まずするべきは、前回の数値の確認から。
各教科の点数
総合点数
順位
だけではありません。
勉強時間
ページ数
これが役に立ちます。
勉強時間を増やすためにはどうするか。
何の教科の勉強時間を増やすか。
ページ数を増やすには。
ページを早くこなすには。
そういった作戦を立ててほしいのです。
そして、1日毎の数字目標を立てましょう。
3時間だった人は3時間15分にしよう、とか。
1時間で4ページだった人は
2時間で9ページにしよう、とか。
毎回のテストを同じように過ごしてはいけません。
だって、段々と難しくなり、
段々と量も増えるからです。
前と同じでは
下がるのは当たり前です。
あとは、黙々と取り組むこと。
提出物のテキストを準備して、
最終ページに付箋を貼って、
1ページごとノートにやって、
できるようになるまでやって、
書き込む。
黙々と繰り返すだけ。
前回、多くの塾生が過去最高の順位
過去最高の得点をとってくれました。
今回はさらにがんばらないと、
超えられません。
がんばっていきましょう!
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年11月1日
2018年11月1日
晴れの福島伊達。
代表渡邉が更新です。
アマチュアのバドミントン愛好者が
ダブルスの練習中に
ペアの方のラケットがあって
目を怪我したことによる訴訟。
東京高裁は約1300万円の支払いを
怪我を負わせたペアの方に命じる判決が出されました。
バドミントンで大怪我をさせることは考えにくいが、
危険性を予見できた、と判断されたわけです。
部活動の中にも
相手に怪我をさせてしまう可能性があるものは多いですね。
今後は、万が一を考えて、今まで以上に
保険を掛けるなど、対策が必要になりそうです。
さて、今日はいじめ問題について。
先週文部科学省によって
いじめや暴力行為等の件数が発表された。
学校リスク研究所の内田良氏のまとめによれば、
件数に大きな地域格差があったと報告されました。
学校での子どもの暴力行為件数 いじめよりも大きな地域格差
内田氏のレポートによれば
児童生徒1000人当たり
いじめの認知件数が
最も多いところだと108.2件。
最も少ないところでは8.4件。
2つの地域の格差は12.9倍となるそうです。
また暴力行為に関しては
最も多いところで15.6件。
最も少ないところで0.5件。
31.2倍の開きがあります。
では、多い地域は問題だ!
少ない地域に引っ越そう、ということでしょうか。
それは、また違う問題だと思います。
先にあげた数字は、
いじめ等の発生件数ではありません。
認知件数でしかないからです。
いじめや暴力行為だと、
学校側が認知した数字であり、
その影には、
認識しきれないものもあると考えられるからです。
そもそも、いじめや暴力行為に
大きな地域格差があるとは思えません。
残念ながら一定数の
いじめや暴力行為は存在するものだと思います。
だとすれば、12.9倍もの差はなんでしょうか。
これは学校側の態度の差だと思います。
小さないじめの目、小さな暴力行為も許さないと、
学校側が厳しく目を見張らせれば、
認知件数は自ずと高くなります。
ということは、
認知件数が高い地域は、
いじめや暴力行為にたいして
真摯に向き合っていると言えると思います。
データはあくまでも数字であり、
真実の一つの形でしかありません。
数字を見せられたときに
素直に認知件数が少ないから、いい地域なんだ、と
見ることができない自分の性格が
曲がっているだけで、
本当に少ない、いい地域であれば
それに越したことはありません。
大人の世界でも
いじめや暴力行為がある以上、
未成熟な子どもの世界にも、
それらは存在してしまうはずです。
そしてそれらは
形を変えて、
インターネット上に場所を移し
学校側が見えにくいものになっています。
データの数字だけでなく
具体的な内容、
対処の方法などを共有し
児童生徒たちのために
活用されることを望みます。
よし志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年10月31日
2018年10月31日
晴れ時々風福島伊達。
代表渡邉が更新です。
今日はハロウィーンですね。
世間では、バカ騒ぎとしての迷惑行為が
横行しているようですが、
さすが”ええじゃないか”の国。
楽しいひと時を分かち合えないのならば
そのうち廃れるでしょうね。
自由と無秩序を履き違える輩は
自分で自分の楽しみを奪っていることに
気付けないのでしょうか。
さて、今日は読書のお話。
最近、恩田陸を読んでいます。
久しぶりに小説を楽しんでいますが、
やっぱり面白いですね。
もっと時間があって、
心行くまで読めたらいいのに、
と思ってしまいます。
本をよく読むのに、
国語の成績がよくない、と悩む塾生がいます。
確かに言葉はよく知っているんだけど
国語のテストになると、
点数が取れない。
「本を読めば成績が上がるんじゃないの?」
これはどうしてでしょう。
先日、東北大学の川島教授が
東洋経済に記事を上げていました。
本をよく読むのに「成績が伸びない子」の急所 東洋経済
小学5年生から中学3年生を対象に、
読書習慣と成績の相関を調べたところ、
面白いことが分かりました。
①読書習慣がない層の成績はもっとも低い
②読書時間が増えれば成績は上がる
③偏差値50以上の層は1日平均10分以上読書をしている
ここまではある程度予想ができましたが、
次のデータはを見てください。
④1日平均2時間以上する層は成績が下がってしまう
!?
これはどういうことでしょうか。
川島教授によると、
考えられるのは、
読書時間が増えたことによって、
勉強時間そのものや
睡眠時間が削られるからではないか、
推測していました。
先にあげた塾生にも同じことが言えると思います。
読書はインプットであり、
テストはアウトプットです。
素材をたくさん集めても
料理をするのとは別です。
問題を解く行動を積み重ねなければ、
点数には昇華しづらいということです。
ということは、
まずは勉強時間と睡眠時間を確保し、
休憩時間などを利用して、
30分から1時間程度の読書がいいようです。
過ぎたるなお、及ばざるが如し。
ほどほどが、いいようです。
没頭する読書は楽しいんですけどね。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!
投稿日:2018年10月30日
2018年10月30日
曇り空の福島伊達。
代表渡邉が更新です。
最近よく聞くクリエーター
明石ガクトさん。
てっきりロバート秋山の
新しいキャラだとばかり思ってました。
謹んでお詫び申し上げますw
さて、高2高3の国語が変わるという記事に
目が留まりました。
現代ビジネス 10月25日の記事
大学入試改革によって
現行のセンター試験が廃止されるのはご存知だと思います。
それに伴って
高校の現場でも指導が変わり、
「文学国語」や「論理国語」のように
選択制になるらしいのです。
教科書から文豪が消える!
漱石、鴎外、芥川に中島敦、
そういった文壇の大御所の
いわゆる古典名作を
必ずしも読まなくてもよくなるわけです。
その理由のひとつが、
大学入試改革にあります。
今センター試験では、
評論、小説、古文、漢文の
4分野から出題されています。
ここに記述式の問題が加わるだけでなく、
自治体からの広報や契約書を読む、といった
「実用的な」能力が試されるようになります。
このニュースを受けて、
いろいろな人が意見を述べています。
賛否両論、さまざまな意見が聞かれます。
私は、自治体からの広報や契約書を読む能力は
生きるために必須であり、
実用的な読解力を伸ばすことには賛成です。
いま、多くの小中学生を見ていて
国語の力がないと感じることが多々あります。
社会に出る上で、基本的な能力だと思います。
ですが、大学入試において
それを測るべきではないと思います。
やるなら高校入試ではないでしょうか。
義務教育を終え
97%の人が高校進学する今、
必要な最低限の能力として、
測ってみてはどうでしょうか。
大学は、モラトリアムではなく
自分の能力を向上させる場です。
そこにはクリエイティブな力が求められます。
文系でも理系でも。
そのためには基本となる教養が必要です。
個人的には「真善美」を考えることが
教養だと思っています。
およそ「実用的」とは言いがたいものですが、
今以上に社会を良くするために
欠かすべきではない視点です。
社会のさまざまな真実に触れ課題を知ること、
課題を解決する上で公平公正であるにはどうするか、
さらに機能美、景観、自然まで意識すること、
そういった創造性を醸成するための素地が教養です。
文学や美術は「実用的」ではないかもしれません。
ですが
「実用的」なことだけを追い求めた結果は、
豊かな社会とは言いがたいものではないでしょうか。
幸い選択制です。
「文学国語」を学び、入試で課す大学と
そうでない大学に分かれると思います。
大学が、自らの存在意義と
学ぶことをどう意味づけるか。
また、学生にとっても
大学に行く意味、学ぶ意義が
問われていると思うのです。
これが実施されれば、
ますます二極化が進んでいくのではないでしょうか。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー!