自主性を育むために必要なのは
投稿日:2019年10月4日
子どもの成長を育むにあたって
よく言われるのは
自主性を重んじる、ということだ。
自分の興味関心に従って
自分で物事を決めて、
自分で高めることができれば、
これに越したことはありません。
理想はよく分かるます。
自分の興味関心にそった勉強ほど
身についていくと思うからです。
だけど、
最初から自主性だけで動くことは
できないのではないか、と思うのです。
やりたい、という気持ちも自主性ですが、
やりたくない、という気持ちも自主性です。
自学のときにどんな教科をやるか
なんてのは自主性を発揮してもらっても
問題はないと思うのです。
ですが、
やらなければならない、ことに対してまで
自主性をもちだすのは
怠惰だと思うのです。
成長にともなって、
やりたいこと、
やってもいいこと、のほかに
やらなければいけないこと、が
増えていきます。
興味関心に従わないけど
自主的にこなしていくべきこともあるわけです。
好きなことは、
止めろといってもやるわけです。
やらなければいけないことになると、
頭では分かっていても、
自主的に動けない、
そういうことがあります。
受験勉強もその一つかもしれません。
自主性を育むために必要なのは
動きやすい環境づくりだったり、
段階的なチェックだったり、
効果的な声かけだったり、
さまざまな手立てがありますが、
最終的には、
完全に1人で動き出すのを待つこと、
そして
強烈な失敗かもしれません。
手を出したい、
失敗なんてさせたくない、
と思ってしまいます。
先回りをして、
あれやこれやと
手を出したくなってしまうのも
分かるんです。
待っている大人のほうが、
待ちきれないこともあります。
ですが、
そこをグッとこらえて
失敗を経験させる、
痛い思いをさせる、
苦労をさせる、
そういった負の要素が、
自主性を動かす原動力になる気がします。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー♪