入試の範囲 削減しなくてもいいんじゃない
投稿日:2020年6月13日
雨の止んだ福島伊達
涼しい、というか寒い。
35度近い暑さだったり、
20度切りそうな寒さだったり、
体調崩しそうです。
みなさん、ご自愛ください。
テスト前ということで、
自学に励む塾生たち。
がんばりな。
テスト範囲も短くはないので、
いつもより時間をとらないと、
思ったほどの手ごたえはなくなるよ。
さて、今春の休校を受けて、
高校入試や大学入試の出題範囲が
変更になるらしいですね。
中学校では、
三平方の定理や関係代名詞が
除外されるという話です。
習わなくていいわけではないので、
後回しになるだけなんですけど、
入試に出ないとなれば、
学校の授業では扱わない所もあるでしょうね。
でも、
個人的には反対です。
自分でやればいい、と思うのです。
三平方の定理も関係代名詞も、
理屈はそれほど難しいものではありません。
応用の問題や英作文といった課題であれば
手に負えない子どももいると思いますが、
基本を身に付けるだけなら
練習をすればできなくはありません。
ただ授業ができないから減らす、というのは
子どもたちの力を
低く見積もりすぎていませんか。
進学校を目指す子どもたちであれば
自分で学び進めるチャンスです。
ここで、自学ができない子ならば、
大学進学を目指す高校の学びは、
厳しいものになります。
これも一つのハードルです。
学習環境に地域差があり、
履修した子としていない子がいるのは
不平等だ、とも考えられます。
関東地方の子は3か月近く
学校に行けなかったわけで、
このあたりの子とは
1か月半も違っていますからね。
でも、
震災や他の災害の時に、
テストの範囲が短くなりましたか?
それによって大きく地域間格差が開きましたか?
短くもならないし、
それだけが地域間格差を
生んだわけではないでしょう。
中学校3年間で学ぶべき範囲、
高校3年間で学ぶべき範囲、
これらが示されて
学び取ろうとすることができる体制が
整えられてさえいればできますよ。
学校という場所だけにとらわれず、
オンラインだろうが、
担任じゃなかろうが。
コロナも第二波が来ると言われています。
コロナじゃない感染症だって
起こりえます。
学校という場所に
行くことができない可能性は
いくつも考えられます。
そのたびに、
入学式の時期をずらしていきますか?
そのたびに、
入試の範囲を減らしていきますか?
この時期に、
このくらいの能力がある人が、
Aの高校に、Bの大学に
入学を許される。
それも入試の公平性だと思うのです。
コロナによって
学校はできなくても
勉強はできます。
やるか、やらないか、
だと思います。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー♪