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就職氷河期と自己責任

5月22日 雨曇りの福島伊達

今年の本屋大賞をとった

阿部暁子の「カフネ」(講談社)

去年買って積読でしたが、

ようやく読み終えました。

生きていくうえで

辛い時ってあります。

辛い時に助けてくれるのは

おいしいものと人。

 

さて、就職氷河期と自己責任、の話

先日テレビで特集されていた

就職氷河期世代。

まさに、自分自身がそれでした。

いまでこそ倍率が低くなった

教員採用試験ですが

当時は20倍近かったのを覚えています。

 

就職氷河期を支援する動きが、

最近になって、ようやく

始まりました。

もっと早い段階で動いていれば、

少子化の問題も、景気の課題も

違っていたかもしれません。

なのに、動かなかった。

見捨てられた世代、と感じる所以です。

政府が動いたのも

世代のためというよりは、

このまま年金をもらう時期になって、

氷河期世代が政府にとって

重しなると思ったから、かな。

 

自己責任、という言葉が

当時から使われてきました。

自分の人生は

自分の責任で全うしなければならない。

その言葉は、

この逆境は自分が生み出したもの、

と思わせるような

呪いのような文言でした。

バブルが崩壊したのは、

企業が採用を見送ったのは、

誰のせいでもないのに。

見捨てられた世代。

 

今はいいよな、と

思う節もあります。

採用は売り手市場だし。

初任給は高いし。

ブラックな労働環境は減ってるし。

同じ苦労をしろ、とは

思わないよ。

でも、頑張ってきた自負もある。

頑張ったから今がある。

自己責任、は呪いではなく

祝詞だ。

環境が悪い、社会が悪いなら

お前が良くすればいい、という

前向きな祝詞。

 

氷河期世代、というくくりも

また人生だわ。

苦しい時もあるけど、

楽しくハッピーにいきましょ♪

志事すんぞ!

参議院議員選挙の争点

5月21日 30度超えの福島伊達

いや、暑い。

塾はエアコンをきかせていますが、

学校はつけないのね。

一人でも長袖や長ズボンがいたら

エアコンはつけないそうです。

なんだそのへんてこな決まりは。

 

さて、参議院議員選挙の争点、の話

農水省の大臣が失言、

からの更迭の運びとなりました。

お米、高くなりましたよね。

困っていない人には、

困っている人の気持ちは

分かりにくいのかな。

 

今年の夏は参議院議員選挙があります。

与党も早い火消しに動いたんでしょうね。

それだけで

与党が盛り返すとは思えませんが。

やっぱり訴える政策による、

と思うんです。

たくさんの政党があって、

主義や理念は異なります。

どれか一つ、と言われても

なかなか決められません。

 

争点になりそうなことは

いろいろあります。

年金の問題だと、

国民年金の不足分を

厚生年金で穴埋めすること、とか。

消費税の減税について、

現状維持を掲げる政党から、

食品にかかる部分を減税する、とか、

消費税自体を廃止する案、とか。

どこに重きを置くにか、

人によって変わると思います。

 

自分と主義も理念も

完全に一致する政党なんてありません。

自分で政党を

立ち上げればできますが。

だったら、

一つのことでいいんじゃないかな。

どうしても、

解決してほしい一つを

改めてくれそうな政党から。

個人的には

物価が上がっている中、

生きていくコストもかかります。

数十年前の水準で止まっている

基礎控除を引き上げてくれる政党が

第一候補です。

 

志事すんぞ!

集団の空気

5月20日 曇り時々雨の福島伊達

ごみを出し忘れて凹む

渡邉です。

 

さて、集団の空気、の話

なんだか近隣の学校が荒れているようですね。

授業が成り立たない学級もあるとか。

きっと

勉強しない空気が集団の中にあって

勉強する人にとっては

肩身が狭いんだろうな。

 

それって、

学校のせいでも、

教えている先生のせいでもなく、

本人とご家庭の問題だと思います。

それでよし、とすれば

荒れていようが

問題を起こそうが

関係ないのでしょうね。

 

塾では全く逆の空気感を

みんなで作りたいと思っています。

勉強する人が優先。

勉強したい人にとっての最高の空間。

勉強しない人は

肩身が狭い場所。

学校では頑張らない人が多くても、

そうじゃない、

頑張る人もいて

もっと自分を大事にしている人がいる、と

気づける場所にするために。

 

自分の周りの人に影響されるのが

青少年の時期です。

朱に交われば赤くなることも、

蓬中の麻がまっすぐ伸びるのも、

誰といるか、どこにいるか、です。

頑張る人と

頑張ってほしいと願うご家庭のために

志学白雲館はありたいものです。

 

志事すんぞ!

運動会

5月19日 晴れの福島伊達

昨日は消防車や救急車を

たくさん見ました。

なんだか落ち着きません。

 

さて、運動会、の話

土曜日に開催予定だった運動会は

金曜日のうちに延期が決まり、

日曜日に開催となりました。

児童クラブの支援員として

お呼ばれしましたので、

子どもたちの活躍を見てきました。

 

PTA会長が

「運動会は野生が大事だ」と

叫ばれていました。

たしかに。

勝敗を競う機会が減っているなか

勝つために頑張ること、

正々堂々競うこと、を

学ぶチャンスになるはずです。

 

そう考えると

運動会は学びの宝庫です。

一番は自分にできることを

一生懸命取り組むことかな。

リレーの選手は

チームの勝利のために。

運動が苦手な子も

苦手なりに取り組んで

自分の最善を尽くすことに。

役割が与えられた人は

責任を果たすことを。

係活動がある人は

よりよい運動会にするために。

みんな一生懸命でした。

 

志事すんぞ!

リストラか

5月16日 蒸し暑い福島伊達

外に出るだけで汗が出る。

エアコンの季節になってきました。

 

さて、リストラか、の話

日産自動車の2万人のリストラ。

赤字企業ですからね。

黒字企業でもパナソニックは

1万人のリストラ。

新入社員は手厚い初任給を確保し、

氷河期世代はリストラに直面する、

決して景気がいいわけじゃないんだよな。

 

大企業と呼ばれる企業ですら、

安定した雇用は望めないのか。

中小ならば

もっと生き残りをかけて

抗わないとだよなぁ。

いい高校には行って、

いい大学に行って、

いい会社に入れば

あとは安泰なんて幻想かもしれない。

 

そうは言っても

うらやましい待遇はありますよ。

手厚い福利厚生も

ホワイトな働き方も

小さな企業にはない魅力です。

だけど、

それも未来永劫あり続けるとは

限らないということです。

 

大企業がダメだって言いたいんじゃない。

正解だと思っていたものが

通用しなくなっている、

っていうことです。

以前は正解だったものが、

今は正解にならないこともある、

ということです。

唯一絶対の正解は望めないかもしれない。

だけど

正解を求めて

近づくことはできるはず。

 

中学校のテストは

正解に近づく練習だと思う。

知識だけでなく、

取り組む姿勢とか量とか

成長や向上に必要な経験を

身に付けるための。

だから、頑張ってほしいな。

うちに来ている子たちには。

ここを離れて

自立した時に

ひとりで成長できるように。

 

志事すんぞ!

教科書をよく読む

5月15日 曇りの福島伊達

午前中から塾で事務仕事。

ようやく終了。

ここから学童と塾。

夜まで。

ねむいぞ。すでに。

 

さて、教科書をよく読む、の話

今年、中学校の教科書が変わり、

新しい文章に触れることができて

楽しくなります。

一方で、変わらない教材もあります。

スイミーとか

少年の日の思い出とか。

なつかしい、と思われるのでは?

こうした変わらない教材には、

時代を超えた

変わらないテーマ、価値観が

あるんですよね。

 

そうした教材の一つに

ごんぎつね、があります。

子狐のごんにいたずらをされた兵十が、

ごんによるお詫びと気づかずに

鉄砲で撃ち殺してしまうお話。

「ごん、おまいだったのか。

 いつも、くりをくれたのは。」

取り返しのつかない後悔が

心臓を冷たくさせます。

 

にもかかわらずですよ、

違った読み方をするんですよ、

国語力がない小学生は。

いたずらした狐は悪者、

だから撃ち殺されて当然、

そんな話じゃないんだよ。

教科書をよく読む、

ということは

文字を追うだけじゃなくて、

筆者が伝えたいことを

受け取るということなんだよ。

そこに

自分の中で勝手に作り上げた

ストーリーはいらないんだよ。

 

音読ができるから、といって

文章の内容を理解している、とは

限らないんです。

しかも、言うに事欠いて

「文章が分かりづらいんだよ」だって。

新美南吉に謝れ。

志事すんぞ!

もうテストの準備を

5月14日 曇りの福島伊達

30度予想の福島ですが、

そこまでじゃないかな。

 

さて、もうテストの準備を、の話

6月末に予定されている定期テストですが

そろそろ準備を始めないとですね。

5月なのに?と思うかもしれませんが、

もう5月だからです。

 

今多くの中学校では

年に4回の定期テストが行われます。

保護者の時代は

年に5回だったと思います。

「4回しかないのか、いいな」

と羨ましがるのは早計です。

テストが少なくても

学ぶ量は変わらないので、

単純計算で25%増の内容になります。

 

しかも、量だけでなく

定期テストの結果による評定で

入試の得点が決まります。

定期テストは

入試に向けた実力試し、ではなく

入試そのものなんです。

 

だから5月のうちから

準備を進めていかないと、

対策が後手に回ることになります。

学校のテキストを

出来るまで反復するだけでも

時間が取られます。

そこに中体連などの行事が入ってきます。

勉強にかける時間が

足りなくなることも予想されます。

また、難しい問題に挑戦したくても

そこまで至らず終わってしまうことも。

そうすると

定期テストの高得点が取れないだけでなく、

入試の応用問題への

取り組みが足りなくなります。

 

さぁ、これを見たら

準備に取り掛かろう!

志事すんぞ!

ダニングクルーガー効果

5月13日 快晴の福島伊達

学童の下校にあわせて立哨している

その時間に25度を超えてました。

どおりで暑いはずです。

 

さて、ダニングクルーガー効果、の話

自身の能力や知識が

不足しているにもかかわらず、

それを自覚できずに、

自分の能力を過大評価してしまう心理現象。

特に未熟な人ほど

陥りやすい傾向にある。

 

習いたての初学者が

「なんか分かる」「なんかできる」と、

まずは勘違いする場面があります。

自信を持つのは悪いことではないのですが、

その能力はまだまだ不確かなため、

高得点を取るには程遠いものです。

この勘違いした段階で

学習を止めると

「なんか分からない」「なんかできない」

という状況に陥ります。

 

だから、

何度も何度も反復をする必要があります。

なんとなく自信がある、

のではなく

何度もやったからできるんだ、

という裏付けのある自信に変えるためです。

できるはず、という思い込みを

問題を解くことで

そうでもないと気づかせ、

できなかった問題を

出来るまで取り組ませることで、

乗り越える経験を積む。

 

やらなくてもできる、

そんな天賦の才に憧れるのは

理解できますが、

重い厨二病です。

それよりも

やらなきゃできない、

だったり

やればできる、

だったりの方が

力を確かに伸ばすためには

必要なマインドです。

 

志事すんぞ!

生き残るのは大変なのよ

5月12日 曇りの福島伊達

週末はあれた天気でしたね。

薫風というよりは暴風。

さぁ、今週は暑くなりそうです。

 

さて、生き残るのは大変なのよ、の話

毎日の炊事のために

買い物されるご家庭も多いと思いますが、

我が家は週1、週末にまとめて

買い物に行きます。

最近はレジも変化していて、

店員さんがレジを打つのよりも

セルフレジが増えてきました。

さらに、今では

かごに入れる時点で

バーコードを読ませて、

集計してくれるようになりました。

マイバッグに詰め替える手間もないし、

会計もスムーズだし、

便利に感じます。

 

ただ、それぞれの小売店によって

スマートレジの仕様は違っています。

県内最大手のスーパーでは

カート自体を

スマートレジ用にしています。

バーコードを読ませて

重量を感知させていました。

国内最大手のスーパーだと

スマホのような端末を使って

バーコードを読ませるだけです。

他にも各社それぞれに

工夫を凝らしているようです。

 

どのやり方が正解なのでしょう。

それを決めるためには

消費者の行動と企業の判断が

待たれます。

消費者にとっての利便性だったり、

企業側としてのコストだったり、

自分には気づけない視点だったり。

こちらの仕様がいいな、

あちらの仕様もいいな、

そうして

生き残っていくんでしょうね。

 

まぁ、生き残るって

大変なんですよね。

自分が精いっぱい頑張ったからよし、

とはならないんですもの。

自分も頑張るし、

他の人も頑張るし、

自分の努力が選ばれるときもあれば、

そうじゃない時もある。

いずれにせよ

努力なくして生き残る、なんてことは

そうそうなさそうです。

 

スマートレジ抗争は

どこが競り勝つんでしょうか。

きになります。

志事すんぞ!

シーズニング

5月9日 曇ってきた福島伊達

今日から天気は下り坂らしいですね。

久しぶりの雨になるかな。

田植えの予定の方は

お困りかもしれませんが。

 

さて、シーズニング、の話

お料理をする時に

味付けがなかなか決まりません。

塩気が足りないから

甘味が足りないから

パンチが足りないから

とあれやこれや足してみても、

なかなか決まりません。

そんなお悩みを解決してくれるのが

シーズニングですよね。

これさえ使えば、

ぱぱっと美味しくできちゃうんですから

本当にありがたいです。

 

ところが

家族の料理を見ていると、

シーズニングを使うだけでなく、

調味料をアレコレ使って

美味しい料理を作るわけです。

自分が作ると

何を足してもおいしくできないのに、

家族は上手に仕上げてしまう。

経験による感覚の差、なんでしょうね。

 

勉強にも

経験による感覚の差が

表れることがあります。

割り算の筆算で、

3ケタ割る2ケタくらいになると

大体いくつで割れるか

経験の差が出てしまうわけです。

計算なんて電卓使えばいいじゃない、と

マリーアントワネットみたいな

言い訳をしていると

この位になるかなという

およその数の感覚が身に付かないし、

その後に習う

倍数や約分の時に

出来なくなっちゃうんですよね。

都道府県名を覚える経験も

ローマ字が読み書きできる経験も

感覚を磨く大事な要素なんじゃないかな、

と思うのです。

楽しちゃいけないわけじゃないけど、

楽すると得られないものも

あるんですよ。

 

最後に、

シーズニングは便利です(笑)

志事すんぞ!

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