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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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自主性から、主体性へ

昨日までの研修で、

学童保育のさまざまな学びをさせていただいたが、

改めて考えさせられたことがあった。

 

「子どもたちの主体性を育む、とあるが

主体性は自主性とどう違うのか」

という問いがされたためだ。

自主性と主体性、何が違うだろう。

自主学習はあっても、

主体学習なんて言わない。

はて、その違いとは。

 

先生がおっしゃるには、

やるべきことを自分から行動するのが自主性。

何もないところから自分で考え行動するのが主体性。

だと。

 

ある程度枠組みがあり、

それを自分で気づいて行動できるのが自主性。

一方、

こうしたらもっと良いのではないか、

今ないところから、自分の責任の範囲で、

新たな行動をするのが主体性。

 

掃除でも、

決められたことや

目の前の汚れに対して、

誰かに指示される前に動くことが自主性。

よく見てみると、

汚れがひどいところがあるから、

キレイにしようか、と動ければ主体性。

 

勉強だと、

教科と取り組むページや問題が決められているのは

宿題とか課題になるかな。

教科等は決められていないものの、

時間やページ数が示されていれば自主勉強。

誰からも強いられることなく、

自分にとって必要な学びができると

主体的な学び、になりそうですね。

 

そう考えると

勉強でも、遊びでも、仕事でも、

自主性が出てくると半人前、

主体性があってようやくスタートだと思えます。

 

受験生は後半になると、

主体的に動いて

何をやるか、どのくらいやるか、

自分で決めて乗り越えていきます。

まぁ、受験という縛りはありますが、

それでも

主体的に動く受験生ほど、

伸びていくように感じます。

 

いきなり主体的に学ぶことはできません。

課題をやる力も

自主的に勉強する力もあって、

ようやく自分の至らなさに

気づけるようになるのだと思うのです。

 

今の職業の半分がなくなるといわれる時代。

変化の対応するためにも、

主体性が強く求められると思います。

 

研修に行ったり、人に会う目的

昨日と今日、放課後児童支援員の

研修会に参加してきた。

はくうんかん児童クラブでは、

宿題をみることも活動に入っているので、

学童教育と名づけているが、

世間一般では学童保育と呼ばれる事業だ。

就労している保護者の代わりに

放課後の時間に、

児童の安全と生活を守ることが主たる目的で、

遊びなどを通して、社会性を育むといったことも、

事業の内容になる。

行政では、放課後児童健全育成事業と呼ばれる。

学童で指導する大人は、

学校の先生とかではなく、

保育経験のある方や

子育て経験のある方が多い。

中には、男性もいるが、

その割合は低い。

今までは、学童で指導するための資格は

なかったのだが、

より専門性が求められるということで、

放課後児童支援員という資格が作られ、

取得が望まれている。

 

今日はその資格者のための研修で、

事例などを交えて

講義が行なわれた。

 

研修では、子どもや保護者とどう接するか、

学校との連携、安全管理といった話しを

グループワークをしながら学んだ。

 

研修に行ったり、人と会ったりする目的は

自分の経験を増やすことだ。

文字から学び取ることもあるが、

学童と言っても、形態や運営方法は様々。

その地域の即したやり方がある。

そういった違いを聞けるということは、

それぞれの体験が事例をとなった

ケースメソッドとして自分のものになる。

 

自分たちの活動には、

まだまだ至らないことが多い。

より良いものに近づけるために、

話を聞ける経験はでかい。

 

人に会うのも同様。

学ぶことがたくさんありすぎる。

塾生と一緒に地域を盛り上げられる喜び

地域の塾として10年以上の年月が経つ。

梁川に塾を出して5年目に

夏祭りを手伝うようになった。

個人事業所の5年生存率は

25%だそうだ。

5年地域の方によって

生かされた。

今度は少しでも地域に恩返ししていかないと、

と考えたからだ。

夏祭りに参加して、

知り合いがたくさんできた。

お手伝いから、

実行委員会にまで参加するようになった。

ありがたいことだ。

 

昨日、地元で仕事をしている塾生が

訪ねてきた。

「夏祭りの相談が」と。

私も実行委の一人、

そして彼もまた地元で太鼓の団体に

所属し、地域で活動している。

 

夏祭りを盛り上げるために、

考えた企画があるそうで、

事前に相談に来てくれたわけだ。

 

彼が塾を出て、7年くらい経ったが、

こうして教え子とまた地域貢献で繋がれる。

講師と塾生という関係から、

同じ地域を大事にする人としての付き合い。

これほどうれしいことはない。

 

勉強ができるようになるだけでなく、

培った力が、

社会に生かされるようになってほしいと

願っている。

彼が、それを見せてくれていると思うと。

 

まだまだ頑張らないと。

Twitterから学ぶこと

Twitterを見ていると

さまざまな情報が目に入ってくる。

ニュースもそうだし、

地域のイベントなどもあるし。

勉強の仕方や、

ビジネスの考え方も参考にしている。

同業者のツイートも

情報収集だけでなく、

自分の考えを省みるためにも、

大変役に立っている。

先日目にしたもので気になったのは、

モチベーションアップの方法だ。

 

目をつむって、30秒声に出して数えながら、

片足立ちをすると、頭がすっきりする。

なるほど。

 

また別なツイートでは、

とりあえず、思いついたことから、

作業に取り掛かる。

なるほど。なるほど。

 

一つずつ試したが、

たしかにその通りだ。

 

どうやら

「行動をする」

ということが大事なようだ。

 

計画を立てて実行する、のは

大きな事業では、必要だと思う。

しかし、

日々の活動では、いちいち計画を立てるよりも

気になったことから行動を移して、

タスクを減らすほうが、

速く終わる。

 

役に立ちそうなツイートを見たら、

自分に当てはめて、

やってみる。試してみる。

よければ継続すればいいんだし。

今は、いろんな情報を

得ることができるんだから

ありがたいですね。

大人が介入すべきこと、すべきでないこと

学童の小学生を毎日見ていると、

いろんなことが起きます。

子ども同士いろいろなトラブルも起きます。

大人から見て小さなことでも、

本人にとっては初めて体験することも。

善悪なら介入も考えます。

しかし時には待たなければならないこともあります。

たとえば、本人の気持ちの問題、感じ方の問題。

自分にとって気に入らないことがあった、から

ないているなんて言う場合です。

自分の思い通りに行かないことで、

感情のコントロールがうまくいかず、

泣いてしまう。

そういうこともあります。

泣いてるから助ける、わけでもない。

泣かせたほうが、必ずしも悪いわけでもない。

 

善悪ではなく、

個人の感じ方の問題のときに、

どちらかの立場に付くような介入は

しないほうがいいと思うのです。

子どもは学びますから。

泣けば、思い通りになる、と。

 

遊びのルールを決めるときも

「みんなで決めろ~」としています。

自分に有利なルールにしようとしても、

みんな賛同してくれません(笑)

みんなが納得するルールにするため、

話し合わなければなりません。

伝えなければなりません。

ここで間に入ったら、

自分たちで協調することができなくなります。

 

一方で介入するものもあります。

勉強する学童ですから、

子どもたちは時間になったら宿題をしたり、

自学をしたりします。

勉強をする、といっても

机でテキストを進めることだけを

指しているつもりはありません。

小学生は音読の仕方や

筆順に運筆、

ペンの持ち方や姿勢も

時に諭さなければなりません。

 

おそらく学校でも、

ご家庭でも注意を受けているはず。

これは、

子どもが1人で

いつの間にかできる類のものでもありません。

 

自分を客観視しにくいこと、

自分に甘くしてしまいがちなこと、には

何度も諭していきます。

 

介入する、しないに

先生方個人の考えも出てしまうかもしれない。

それが悪いわけでもない。

いろんな考えに触れることも学びだから。

なんにせよ、

子どもをちゃんと観ること。

成長と自律のために

考えて行動していこうとすることが大事。

 

よし、志事すんぞ!

快と不快と、それから将来と

喜怒哀楽様々な感情があるが、

動物として、基礎となるのは、

快と不快です。

動物である人は、

快を求め、

不快を避けます。

 

その仕組みを理解したうえで、

動物と人の違いを加えるならば、

将来を見通せるかどうかだと思います。

今は楽しいかもしれないけど、

将来が不安だ、

だからやらないと。

今は大変かもしれないけど、

きっと今よりよくなるから

がんばろう。

 

今より良くなるための苦労なら、

人はがんばれる。

それが、今すぐ結果としてあらわれなくても。

 

だとすれば、

先々を示すことは

勉強に対して

やる気を上げる効果があると思います。

 

がんばっていい結果が出る(快)と

逆に、

頑張らなかったから

悪い結果が出てしまった(不快)と

将来へのイメージとを

言葉にすることで、

行動は変わります。

応援団の後輩達に感謝

今日は塾の話題ではありません。

 

昨日から福島県高校野球、夏の大会が始まりました。

今年は、いわきがメイン会場で行なわれます。

私は福島東高校の応援団にいました。

春の桜梅戦、夏の大会には

時間が合えば顔を出してきましたが、

一時期応援団が消滅した時代もありました。

その後、応援団復活の動きがあり、

その時に縁あって、指導する立場になりました。

指導と言っても、

共学になって、女子団員もいる

新しい応援団ですから、

昔のような指導をするわけにもいかず、

ブラスバンドを取り入れた

新しい応援団に対して

儀礼的な面や、基本動作を伝えることを

主にさせていただいています。

 

今日は郡山市の開成山球場で

初戦を迎えました。

「夏は怖い」

何があるか分かりません。

わがまま言って

応援に行かせてもらいました。

 

相手は、福島高校。

県北同士、桜梅戦でも競い合う

ライバルです。

春は接戦をものにしましたが、

力の差はないと言ってもいいです。

 

福島高校にも、塾生はいます。

どちらが勝っても、

誰かは涙します。

 

試合は福島東が勝利しましたが、

点差ほど力の差を感じませんでした。

本当にいい試合でした。

本当にいい応援でした。

 

次からは、福島高校の思いも

背負っていかなければなりません。

それが勝者の務めです。

 

応援団もブラバンも、

野球部のおかげで応援させてもらえるのです。

演舞も、声も音もすべてが

野球部の勝利に向けて、

あと一押しができるように、

出し尽くしてください。

 

自分には子どもがいません。

ですから、塾生同様、

応援団の後輩達も、

ブラバンも野球部も、

相手の高校の子達も、

かわいくて仕方ありません。

もし、自分の子どもだったら、

そう思ってしまいます。

 

勝った子も、負けた子もみんな

がんばる姿を見ると

うれしくなります。

 

数年前、平日のためブラバンが演奏できず、

そのまま負けてしまい、

3年間の練習を

披露することができなかった子たちがいます。

応援させたかったなぁ。

理不尽なこともある、

報われないこともある、

それでも、

頑張った後輩達は誇りです。

 

福島東高校応援団の矜持は「謙虚」

試合に勝ったのは野球部のおかげ、

負けたのは応援団のせい。

勝っても負けても

褒められることはありません。

 

そんな応援団に入ってくれた、

そんな応援団を続けてくれる後輩に

感謝しかありません。

 

どうか、次の試合もがんばってください。

押忍

小テストを終えて、やるべきこと

その子によって課題は違います。

集団授業ですから、

目指すところはあったとしても、

一人一人乗り越えるべき課題があり、

それぞれに身につけるべき方法があります。

単語テストをすれば

点数の良し悪しが出されます。

 

悪い点数だった子は、

何が悪かったのか

一つ一つ検証しなければなりません。

読み方が分からなかったのか、

勉強時間が短かったのか、

解答欄を間違えたのか。

 

点数が悪いだけで終わってしまえば、

悪かった勉強法を繰り返すだけです。

 

点数が上がった子もいます。

どうして点数がよかったか、

考えさせます。

 

点数の良し悪しが出ても、

結局やることは同じ。

悪かった点を見つけて改める。

よかった点を見つけて続ける。

必ず、検証をして、

次の行動を変えるように促すわけです。

 

コツは、点で考えさせること。

いろいろ悪かったこと、

良かったことはあると思いますが、

1点だけ変えるとしたら、

1点だけ続けるとしたら、

まずはその1点にだけ

フォーカスしてほしいです。

 

一つ一つの積み重ね、です。

忙しい毎日だから、自己管理の徹底するべ

今日は午前中から伊達市主催の研修。

学童保育に関する研修を受けてきました。

令和元年度の、政策としての動き、から

外国の先進地域での放課後の児童支援の様子、

児童の安全確保に向けた取り組みなど、について

勉強しました。

新聞などでも、耳にしていた情報も

改めてデータを見てみると、

学童保育の充実が求められる状況が分かります。

自分たちの事業の必要性を改めて感じます。

 

さて、普段は午後から夜にかけて仕事をしていますが、

今週来週と午前中からの研修やイベントが

立て続けにあります。

考えたくありませんが、

7月は休みがありません。

8月夏期講習が終わっても休みがありません。

体力的にきつい日々が続きそうです。

 

自分の体を整える上で、

一番のキーは睡眠です。

睡眠不足は、アトピーを悪化させ、

脚の痛みを誘発します。

 

今夏のテーマは、

忙しい自分のコントロールですね。

仕事の面でも、

メンタルの面でも、

健康の面でも、

自分に課せられたテーマだと思います。

 

世間では「働き方改革」とか言われていますが

経営者にはそんなものありません。

だったら、

自己責任のもと、

自分で守るしかないですからね。

 

さぁ、ここまで言ってしまったら、

後半足が痛い、なんて言えなくなりましたよ。

自己管理の徹底、がんばりましょ!

高校入試説明会

昨日は高校入試説明会を実施しました。

例年は、中1、中2の保護者様もお誘いするのですが、

今年は、受験生の保護者を対象としました。

来年度の入試が大きく変わるからです。

今まで、1月末の行なわれていたⅠ期選抜と

3月に行なわれていたⅡ期選抜が、

特色選抜と一般選抜という名前で

どちらも3月に行なわれます。

そして一番の違いは、

学力検査が必ず課されるということです。

 

入試制度改革では、

必ず問題点が指摘され、

改めるべく行なわれます。

 

私たちの頃は、

校内から推薦され入試が行なわれる

推薦入試がありました。

ですが、校内推薦が不透明である、と言うことで

誰でも希望すれば、

選抜試験を受けられるⅠ期選抜に変わりました。

それによって、

同一中学校から、

複数人の志望者が出願できるようになりました。

 

しかし、Ⅰ期選抜は1月末から2月頭に行なわれ、

内定が出てしまうと勉強をしない生徒が出てきてしまい、

Ⅱ期選抜で合格した生徒との学力差が問題となりました。

また、特定の部活動を強くするために

そもそも学力が低い生徒にも内定を出してしまう、

といった問題がしばしば見られるようになりました。

 

そこで、今回の入試では、

全ての生徒に学力検査を課すことで、

高校に行くためには、

一定の学力が要求されるようになったわけです。

 

誰でも彼でもⅠ期選抜の出してみて、

内定もらえたらラッキー、

勉強しなくていいや~。とか

部活動で県大会行ったから、

Ⅰ期で内定もらえるし。とか

もう、ありません。

 

福島県の高校は、

今回の制度変更によって、

中学生に、

勉強をして学力をつけてほしい、と

公にしたことになります。

それだけ、

今の学力格差が問題だということです。

 

説明会終了後、

そして、今日も先ほどまで

質問や面談がありました。

受験への不安が少しでも解消できるよう

情報提供や相談に乗りたいと思います。

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