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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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むごい教育

9月8日 曇り空の福島伊達

今日は午前中から一仕事。

懸案事項の一つについて

解決できそうでほっとしています。

まだまだゴールは先。

一つ一つ積み上げます。

さて、むごい教育、の話。

子どもたちから、

塾や児童クラブ外のご家庭の話を耳にします。

自分には実子がいないので、

子育てのご苦労について知らないことばかりですが、

それでも、むごい接し方だなぁ、と

感じてしまうことがあります。

「宿題をやらないでゲームばかりしてるんだよ」

「それでも怒られないんだって」

子どもは自分の頑張りと比べて

不平を口にしますが、

私は、心配でなりません。

ずいぶんとむごいなぁ、と。

 

このブログでもたびたび話しますが、

幼少期に人質となっていた徳川家康(竹千代)に

今川義元が行おうとしたことがありました。

義元は家臣に

「竹千代にむごい教育をせよ」

と命じます。

家臣たちは竹千代をいじめ、つらく当たったそうです。

それを聞いた義元は家臣を叱ります。

「竹千代を殴ったりしてはならん、

 竹千代がほしいままにものを与え、

 望むままにさせよ。」と。

苦労をさせるな、甘やかせ、ということです。

 

宿題をやらなくても放っておくご家庭があるとして

子どもは楽をできてうれしいんでしょうね。

親御さんも楽なんでしょうね。

今は。

でもすぐに、できないことが積み重なって

困ってしまいそうです。

やらない習慣を積み重ねていった先には

何があるんでしょうか。

そう考えると、むごいなぁ、と

思ってしまいます。

 

志事すんぞ!

テスト前の過ごし方

9月7日 雨の福島伊達

蒸し暑くなっています。

エアコンがないと、不快な感じです。

さて、テスト前の過ごし方、の話。

そもそも勉強は自分のためにするものです。

誰かに言われてやりだすのは幼稚だと思いますが、

多くの中学生は自覚と自律を伴った勉強は

出来ていないと思っています。

では自発的に学習するまで待てるかというと、

入試のことを考えれば、

じっくり待つことも難しいです。

なぜなら、中3の受験の点数だけでなく、

中1中2の評定までも

入試の得点となる学校がほとんどだからです。

評定が悪くても中3で逆転できるのは

大学進学を目指す一部の進学校だけです。

 

1回1回のテストがすでに入試、だとすれば

テスト前のご家庭での過ごし方は、

すでに入試の直前期そのものです。

部活動も新人戦があります。

それも計画に織り込んでください。

遊びはは大事ですが、

それは今じゃありません。

優先順位をつけてください。

簡単なのは、塾に送り出してくださることです。

自学するための環境ですから。

 

全ての時間をテスト勉強に傾けてみてください。

成績の向上は、そこからだと思います。

 

志事すんぞ!

テスト範囲配布

9月6日 晴れの福島

台風が西にあるせいでしょうか、

暖かい空気が運ばれて30度超え。

久しぶりに暑いです。

 

さて、テスト範囲配布、の話。

9月末に行われる定期テストの

範囲表が配られました。

普通ならば2週間前からの配布が

目安になりますが、

おそらく新人戦を挟むため、

はやめの配布になったと思われます。

個人的にはすごくいいことだと思います。

計画性のある学習を身につけるためにも、

はやめの配布、計画、実行は

勉強をする人にとってありがたいことですから。

 

ただ、心配なのは、

直前になってテスト範囲が減ることです。

このブログでも何度もお伝えしていますが、

範囲が減って、一番嫌がるのは

勉強をしている人です。

習っていない範囲でも

一人で勉強を進め頑張ってきた人が

馬鹿を見るからです。

テスト範囲を減らすことで

勉強しなくなります。

勉強してこなかった人が、

心の底から勉強しなくてよかった、と

”学習”するわけです。

 

勉強する人が評価されるテスト、

そうあってほしいものです。

 

志事すんぞ!

国語の感覚

9月5日 曇り空の福島伊達

台風が近づいているせいか

生ぬるい感じ。

すっきりした秋晴れにならないかな。

 

さて、国語の感覚、のお話。

受験講座の国語が始まりました。

今回のテーマは俳句、なんですけど、

俳句に限らず、

感覚だけで解こうとしている塾生がちらほら。

解答する際に「なんとなくコレ」で

決めてしまっているようです。

この感覚だけに頼った解答を

理由のある解答に変えることが

国語の点数を安定させます。

 

たとえば、顔を赤くする、という表現があったとして

その時の感情を問われたならば、

何と答えるでしょうか。

答えは一つじゃないはずです。

怒っているのか、

恥ずかしいのか、

恋心を抱いているのか、

それだけでは分からないですよね。

だから答えの根拠となる部分を

見つけることが大事になります。

登場人物の関係性であったり、

前後の行動であったり、

~だから〇〇の感情、と

理由があるはずなんです。

 

それが感覚ではなく、

理由のある解答、ということです。

問題を解くときに、

答えと理由をセットに考えていきましょう。

 

ちなみに、この感覚ですが、

理由とともに身につけた感覚は型となります。

なんとなく、の感覚ではなく

理由がある感覚は武器となります。

センスともいわれます。

磨かれた感覚ならば意味を持ちます。

 

志事すんぞ!

我慢の勝利

9月3日、曇り空の福島伊達

今にも雨が降りそうですね。

 

新時間割が始まって3日目ですが、

新しい入塾希望者がいらっしゃったり、

通塾生でも選択教科の変更があったりと、

なかなかリズムをつかめません。

今月は何かと忙しくなりそうです。

さて、我慢の勝利、の話。

我慢と言ってしまうと、

苦しくて辛いだけの精神論のようですが

何かを成し遂げようとするときには、

必要な要素であると強く感じます。

 

個々人それぞれ違いますから

習得に至るまで時間の差はあります。

すぐに出来ることもあれば、

何度も繰り返さなければいけないこともあります。

難しい問題ならば、

そう簡単にはいかないこともあり、

我慢が必要なことがあります。

 

では、我慢ができる人は

持って生まれた資質が違うのか、

というとそうではないと考えます。

二つの視点があります。

一つは、できる喜びを知っている、こと。

できなかったものが、できるようになった時

何とも言えない気持ちよさがあります。

できない苦しみがあればあるほど、

できた時の喜びが大きいことを知っていれば、

楽しんでいるかのように勉強を進めていきます。

もう一つは、できた先を想像する、こと。

今やっていることが出来るようになれば

自分の目的、目標に近づくことができる、と

未来の理想の時分に思いをはせることが出来れば、

続けていくことができます。

 

どちらの視点にせよ、

時々、自分の成長を振り返ることで

我慢の先にある成長を実感できれば

やってよかった、

繰り返してよかった、

そう思えるはずです。

我慢ができれば勝利は近い、そう思います。

 

志事すんぞ!

受験生の姿勢

生暖かい福島伊達

先日は秋を感じさせたのに、

夏に逆戻りですね。

 

さて、受験生の姿勢、について。

椅子の座り方、とかではありません。

どのような目的で受験勉強をしているのか、

どのような目標で受験勉強をしているのか、

今一度考えなおさないといけなそうです。

ただ、塾に来て、漫然と授業を受ければ、

何だか知らないうちに点数や偏差値が上がっていく、

そんな幻想は捨ててください。

課金ゲームじゃあるまいし、

自ら動くことなく力が得られることはないのです。

 

勉強する目的は何ですか。

大きな方向性です。

その目的を達成するために

乗り越えなければならない目標は何ですか。

〇〇大学に行く、〇〇学部に行く

〇〇高校に行く、〇〇の資格を取る、

テストで〇〇点を取る、〇〇位になる、

今月中にテキストを終わらせる、

今週中に〇〇ページ進める、

毎日〇〇をする、

大きな目標も、小さな目標もあります。

 

受験生を見ていると

目的や目標もないままに

勉強を進めているように感じます。

それがはっきり決まると

もっと大きな変化が訪れるはずです。

 

志事すんぞ!

新時間割スタート

9月1日

蒸し暑い福島伊達

南の海の台風の影響でしょうか。

急に蒸し暑くなってしまいました。

9月1日は防災の日ですね。

台風の被害が少ないことをお祈りします。

 

さて、今日から新時間割での授業となります。

中3受験生が17時半からスタートです。

時間と曜日を間違えないようにしましょう。

と、いいつつも

自分も緊張しています。

クラス分けが頭に入っていなかったり、

間違えてしまいそうです。

昔は、新しい節目のたびに

気合が入り、変に力が入っていたものですが、

ここにきて

まぁ、頑張りましょ、くらいの力加減で

事に当たれるようになった気がします。

 

一つ一つを全力で、とは考えていますが、

春まで週6勤務、テスト前なら13連勤。

三者懇談も、講習会も、

そして当然、学童も。

気合だけで乗り越えるのは

難しいですから。

正しい行いを積み重ねる、そんなイメージで。

自然な毎日であれば、なんて

思うところです。

 

さぁ、志事すんぞ!

子どもの噓

蒸し暑い福島伊達

昼過ぎから南風の影響でしょうか

蒸し暑くなっています。

明日も暑いようです。

寒暖差に気を付けないとですね。

さて、子どもの嘘、の話。

夏休みが明けて、宿題の提出が終わらず

居残りさせられている塾生もいたそうです。

夏休みの前半に「終わったよ」なんて

言っていても、実際は残っているもんです。

小学生でもそういった嘘はよくあることです。

何を隠そう、私自身もそうでしたkら。

嘘をつく理由は「楽をしたいから」

言い換えれば「苦労したくないから」です。

子どもの時分は、勉強の価値、なんて分かりませんし

勉強ができない苦労もありませんから、

いま目の前にある宿題という苦しみから

全力で避けようとするわけです。

 

そのままではいけないと

自分で気づけばいいのですが、

それを待つのは大変です。

やはりどこかで、自分からやらなければ

意味がありません。

ですので、やるべきことは二つ。

一つは、勉強する環境を整えること。

やる時間とやる場所、道具を準備すること。

勉強に必要のないモノを視界にいれないように。

そしてもう一つは、確認すること。

やったことの確認、

できることの確認、です。

つきっきりで隣にいる必要はありません。

終わったタイミングで、

確認をすればOKです。

 

今いい加減に勉強して、楽をしたとしても

嘘は通用しない、

意味がない、と気づいてくれるまで、

気長に付き添ってあげてください。

 

志事すんぞ!

反復をどこまで繰り返すか

8月30日

曇り時々雨の福島伊達

今日の傘立ては色とりどりです。

帰る時に、忘れないようにね。

さて、反復をどこまで繰り返すか、の話。

英語の復習をしている中3受験生。

中1中2の英語の教科書を

①音読して

②日本語訳をしています。

どんどんユニットを進めていってくれていますが、

ちょっと待ってください。

反復練習は大丈夫ですか?

 

昨日やったからできるでしょ、は禁物。

昨日やったところも含めて

反復練習をしてください。

意外とできないものです。

一概に回数を決めることはできませんが、

すらすら淀みなく

音読も、日本語訳もできるまで

反復してください。

 

教科書は、いわば型のようなもの。

入試の問題も、その型を用いたものがほとんど。

型が身に付いていれば、

初めて見る文章も、

やったことのある文章の形なのですから。

 

もう絶対できるし、

そう言えるまで繰り返してください。

 

志事すんぞ!

秋晴れ

8月29日

秋晴れの福島伊達

土日は何もない休みを過ごし、

本を読んで過ごすことができました。

読書の秋ですね。

さて、今日も気持ちの良い秋晴れの一日ですが、

そんな日には古今和歌集の一首が思い出されます。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども

風の音にぞ、驚かれぬる

秋の到来を視覚ではなく

風の音という感覚で思う、

鋭敏な季節感が詠まれています。

 

虫の音、季節の食べ物といった

分かりやすい季節の風物詩もあろうかと思いますが、

秋の空気といいますか、気配といいますか、

たしかに、ここにある秋を

言語化した素晴らしい歌です。

 

自分の思いを言葉にするのは

いつも難しいものです。

全てを言い表せたなら、そう思っても

紡いだ言葉にも納得できず。

 

読書をしていて、時々

「自分の言いたかったことはコレだよな」と

言葉が染み入る時があります。

何冊もある本の

難行にもわたる文章の、

ほんの一場面、ほんの一節、ほんの一行に

出会えてよかったと

思える瞬間があります。

 

児童生徒にも、ご家族様にも

そんな出会いがあることを願って。

 

志事すんぞ!

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