投稿日:2019年12月4日
高校生の指導もしている志学白雲館。
テスト対策をするために利用する高校生もいれば、
難関国立大学進学を目指す人まで、
幅広くいるが、
人口6万人規模の地方都市において
ライブで授業ができる
高校生対象の塾の価値は
けっして低くないと自負するところです。
しかし、地域の大学進学に対する
情報量の少なさは、
もっと改善しなければならないと考えています。
大学受験を高校受験と同じレベルで捉えている
塾生と保護者がまだまだ多いからです。
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よく、言われるのは
高校入試は地区大会、大学入試は全国大会
のように喩えられます。
地域の通える範囲の学校を対象として
地域の中学生を選抜する高校入試は
地区大会のようなものですが、
全国各地の大学を対象として
全国の高校生が相手となる大学入試は
全国大会だと感じられます。
倍率にしても、
高校受験は1倍を切ることもざらで、
高くても2倍程度ですが、
大学受験はそうはいきません。
5倍10倍といった数字をよく目にします。
また、偏差値に関しても
高校入試の偏差値50と
大学入試の偏差値50とでは
意味が違います。
高校入試で50を取っているからといって、
偏差値50の大学にいけるわけでは決してありません。
さらに、大学受験において、
受験の仕方は
それこそ高校受験の比ではないくらいに多くなります。
国公立の大学であっても、
一般入試で受けるのか、
AOや推薦を使うのかだって選択肢となるし、
私立大学となれば
数えきれないほどの受け方があります。
大学受験を考えるときに
高校3年生でだけでなく、
高校入学時、
もっと言えば中学の段階でだって
できることはあります。
まずは大学を知ること。
大学でどんな勉強ができるのか、
自分の興味関心に沿って
何を学びたいかを知ること。
自分が行きたい大学に行くためには
どの高校を選び、
どんな力を伸ばしていかなければならないかを
中学生の段階で知っていれば、
選択の幅は広がるはずです。
投稿日:2019年12月3日
地元伊達市商工会の職員さんから、
学童の児童にと、
絵本と折り紙を頂戴しました。
ありがとうございます。
この場を借りて御礼申しあげます。
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早いもんで12月になりました。
ひと足早い、サンタクロースのプレゼントのようです。
さて、今年もいろいろあったなぁ、と。
志学白雲館を立ち上げた10年前に比べて、
いろいろと良くなったことが沢山あります。
毎年のことですが、
12月は次の行動を考える月にしています。
もっと考えないと。
なぜなら、まだまだ夢の途中だからです。
青田先生と、ここを立ち上げ、
梁川校の移転をし、
塾生だった穴澤先生とも一緒に仕事ができるようになり、
山本先生が来てくれたおかげで保原校も立ち上がり、
齋藤先生が保原校に勢いを与え、
酒井先生が高校部門の充実を寄与してくれて、
学生の講師のみんなが
活力をもたらし、
学童教育という新たな地域貢献もできるようになりました。
志学白雲館の内側には、
講師の努力があります。
さらに、地域の皆さんからも、
大事な塾生をお預かりし
夢を叶えるお手伝いをさせていただくなかで、
少しずつ信頼いただき、
さまざまな場面でご指導ご支援を頂いています。
10年続く企業が10%を切るなか、
こうして続けられているだけでも、
ありがたい
幸せなことですが、
それでも、夢の途中なのです。
だから、
考えるんです。
今足りない所は何か。
何をすれば、改善できるのか。
どうすれば、
もっと皆が
講師も、塾生も、地域も、
ハッピーになれるか。
わくわくの12月です。
投稿日:2019年11月28日
計算はできるけど答えを間違う子どもたち。
小学生の算数を指導していて、
現在、単位量あたりの大きさの単元に入って、
人口密度や仕事の効率を考えてもらっています。
与えられた数字から
計算をすることはできても、
それらの値が
何を示しているのかイメージできていないのか
答えを間違ってしまうのだ。
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人口密度において、
A1000人/平方kmとB950人/平方km
A’1000㎡/人とB’1053㎡/人
上記のように計算の答えが出たとする。
混雑しているのはどっちでしょう?といった
問題になると、
AとBならば、Aを選び、
A’とB’ならば、B’を選んでしまうことがあります。
AとA’、BとB’はそれぞれ同じ意味ですから、
本来はAであり、A’であるはずです。
混雑=人が多い=大きな数字
に目が行ってしまうようです。
文字には意味があります。
抽象的な意味だけでなく
具体的なイメージが含まれます。
正しく答えるためには、
計算力を基本として、
出てきた値を
具体的なイメージに変える必要があります。
AとBならば
1平方km当たり何人いるのか、
同じ広さならば多いほうが混雑してるな。
A’とB’ならば
1人当たり何㎡の広さがあるか、
狭いほうが混んでることになるな。
高学年になると、
数字の意味をイメージする力が
求められるようになります。