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AIにさせたいこと、AIにさせたくないこと

ネットニュースで流れてきたのは

萩本欽一さんの仮装大賞の話題。

一緒に司会をする慎吾ちゃんが

体調を心配してのことだと思うけれど、

欽ちゃんのAIに司会してもらおう、っていう話。

それって視聴者は見たいのかな。

私は、やっぱり欽ちゃんは欽ちゃんがいいし、

慎吾ちゃんは慎吾ちゃんがいい。

NHKでやってたAIの美空ひばりも面白かったけれど、

美空ひばりさんではもはやないものな。

 

AIの有用性は分かるけど、

万能ではないし、

人の持つ神聖には及ばないと思いたい。

欽ちゃんの面白さや、

慎吾ちゃんのカリスマ性や、

ひばりさんの魅力は、

限られた生命を持つ人間にしか持ちえない

尊さだと思うのです。

 

仮にAIで自分のコピーができたとしても、

自分と同じ授業はできないと思う。

なぜなら、

そこにいる子どもによって、

言葉を変えたり、

話題を変えたりするので、

一度として同じ授業にはならないからです。

そこには人対人の授業のもつライブ感があるはずです。

 

逆にAIにさせたいことは

個人のスケジュール管理や

進捗の確認、

スモールステップの徹底といったことは

AIに向いているのかな、と考えます。

 

これからAIが生活の中に入ってきます。

そうすると

今までの経済の原理原則も通用しません。

人間だからできること、

人間じゃないとできないこと、が

これからのキーポイントになっていくと思いました。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

学ぶということは

やっと雪が降りましたね。

ちらちら降る雪もありましたが、

積もりました。

暖冬で、スキー場や雪まつりにも

影響が出ています。

生活するうえでは問題はなくても、

経済的には、

冬は冬らしくないと、

困ることもありますよね。

暖冬=幸せとは限らないのが現状だと思います。

同じ事柄でも、

有利に働く人がいたり、

不利になる人もいるのが社会です。

だからこそ、

決断によって導き出した答えが、

正しいとは限らないわけです。

 

そう考えると

生徒児童がやっている正解がある問題ならば、

どれほど楽なことか。

行きつく先には必ず正解があるんですから。

 

でも、社会の中で生きていれば

正解がないことばかり。

仕事だって、恋愛だって、家庭だって、子育てだって。

それでも選択をして、

責任を負わなければならない。

 

だとしたら

学ぶ人は、

後悔がいない正答に近づく努力をしているんだろうな。

 

結果は、誰にもわからない。

だから、

決断する時には、

より確からしいものを選択できるように。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

学年末テストに思うこと

今日はいろいろあってこの時間のアップです。

簡単に言うと、

講師の子供も預かったのですが、

やっぱり幼児教育は、また違うなぁと

思いました。

そして、保育士さんや幼稚園の先生は

スゴイトいうこと、

世のお母さんたちも

スゴイトいうこと、も

思い知らされました。

さて、今受験生たちは、

私立高校入試に挑戦しています。

入試前に不安を見せる子もいれば、

入試が終わってほっとした表情を見せる子もいます。

そんな中、中学校では学年末試験があります。

しかも、今週の学校もあります。

ほとんどの中学校では、

私立高校入試が終わった来週に行われますが、

今週ですか、

今週やらなければならないですか、

と思ってしまいます。

 

学校が始まって1週間。

テスト範囲が発表されて1週間。

それでテキストをやりきって

できるようにするには時間が足りないと思うのです。

 

聞くところによると、

学年末は評定に関係ないから、

ということらしいのですが、

その考え方にも疑問を覚えます。

テストは、

生徒の理解度を測るものでもありますが、

先生方にとっても教え方の

確認でもあると思うからです。

ある程度の期間準備をさせることも、

学習の計画力を身に付けるうえで大切ですし、

県立入試の勉強のためにも

今、しっかり徹底してほしいのに。

 

学校には学校の考えもあります。

早くテストを終えて

県立入試に備えようとしてるのかもしれません。

すべてはわかりません。

ですが、

力を抜いていいテストがある、と

思わせてしまうのは、

ちょっとな、と感じました。

 

自分のための他人との比較

さっそく友人からいただいた本に手を付けてみた。

いろいろ気になる本はあるのですが、

まずは「都道府県格差」を読了。

格差社会といわれるようになって久しいですが、

本の中では、

経済、健康、教育、福祉などの生活にかかわる

様々な要素をデータによって

ランキング化していました。

福島県が、どの位置にあるのかを

数値によって知ることで、

自分ができる改善ポイントについて

考えさせられました。

 

格差が広がっている、と言われても

実際に格差を実感することは

ほとんどありません。

その理由は、

他と比べる機会が少ないからです。

満ち足りている、とは言わないまでも、

今が当たり前だと思っていれば、

格差だとは気づけませんから。

 

自分とは一体何か、

哲学における初歩的な命題でもありますが、

自分が認識できる自分というのは

決してすべてではありません。

むしろ自分の周りの状況が、

自分を形作ってくれるということがあります。

 

外の世界を知ることによって、

自分を知ることにつながるわけです。

自分を見つめるのも大事ですが、

内省ばかりでは足りないということです。

 

新教研や定期テストの結果も、

自分の点数、だけでは

自分の実力を映し出しきれません。

偏差値や順位といった比較があって

より、自分の実力が見えてきます。

進学校に行きたいからがんばる、と

口にしていても

努力が伴わなければ

夢はかないません。

周りの人の点数や順位は知らなくても

努力する姿は見て取れます。

まずは、同じ努力を、

そこから、さらなる努力を重ねることも

比較だと思いますよ。

 

自習室では、すでに受験生が勉強をしています。

最大限の努力は

きっとあなたを変えてくれます。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

用語は入試のためにあるのではない

今日は伊達市で成人式が行われました。

朝から、卒業生の保護者様から

振袖を着た塾生の写真を送っていただいたり、

スーツを着た塾生たちが顔を出してくれたり、

うれしい時間を過ごしています。

みんなのご多幸を心から祈ってます。

 

新成人と話をしてて

「振袖着た子も多かったか?」と聞くと

「はい、男子でも着てました!」と。

ん?ああ、そういう時代なのか。

俺が古いんだなぁ、と反省してたら、

振袖=和服、だと勘違いしてたらしく、

羽織袴も振袖だと思っていたようです。

まったく、もう、です。

言葉の意味を、もっと教えていかないと、と

考えてしまいました(笑)

 

さて、中学生に公民を教えていても、

教科書に書かれている用語の持つ意味を

大人は一緒に考える必要性があると

思ってしまうのです。

終身雇用や年功賃金といった雇用形態が

成果主義や能力主義に変わる企業も増えてきている。

最近では正規雇用から

非正規雇用の割合が増えてきている。

 

教科書の字面だけ見ていると

あ、そうなのか、位かもしれませんが、

そこに

どうしてそういった変化が起きているのか、

どんな考えや感情が含まれているのか、

といったことが

読み取れないと思うのです。

 

そこにはメリットもデメリットもあります。

メリットを享受する人も

デメリットに苦しむ人もいます。

大人は自分の経験や知識から、

用語を取り巻く状況を含めた意味まで

一緒に考えていかないと

知ってるだけで、

使えない知識になるように思います。

 

西洋では一般的な成果主義や能力主義の

有用性も理解できますが、

日本の終身雇用だって、

悪くない制度だと思うのです。

どちらかが正解、ではありません。

 

今会社に必要な人材を手に入れるための

能力主義だってありです。

自分の会社で一から人材育成をしていく

という観点からすれば終身雇用だってありです。

 

「みんなはどっちがいい?」

答えは様々です。

それでいいんだと思います。

15歳の今の答えが

ずっと続くわけでもないでしょうし。

自分が就職するとき、

結婚するとき、

ひょっとしたら起業したとき、

また違う答えになるかもしれません。

 

用語は入試のためにあるのではなく、

生きていくためにあるのだと

感じてくれたらな。

 

今日は中3のテスト対策で

梁川校は開校しています。

今できる最大限を。

自分史上最高目指して。

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

認知能力を高めるゲーム

朝から動いてすでに眠い代表渡辺です。

講習中はできなかった仕事を

一つ一つ片付けなければなりません。

職場を離れて

あっちに行き、こっちに行き。

まぁ、そういう仕事もありますわな。

 

さて、先日読んだ本の影響を受けて

認知能力の向上をもくろんでいます。

まずは、学童の子どもたちと

楽しみながら能力開発をしていこうと考えています。

 

はくうんかん児童クラブでは

学童保育と教育を合わせた形をとっています。

必ず時間を決めて、

学習に取り組んでもらっているのですが、

学校から課される宿題だけでなく

音読を見ることもありますし、

自学の際にドリル形式の勉強にも

取り組んでもらいます。

 

そういった、いわゆる勉強もちろんするのだが、

それだけで認知能力が向上するものでもないと考えています。

むしろ遊びながら、楽しみながら

考えて、失敗して、成功して、を繰りかえすことで

自然と力が付くようなゲームのほうが、

向いているように思うのです。

 

ということは、毎日接することができる学童は

最適な気がしてなりません。

合間の自由時間に

夢中になれるゲームをする中で、

昨日よりも今日、今日よりも明日が、

うまくなっている手ごたえを感じながら、

認知能力を高めていけたら。

そう考えています。

トランプやオセロといった

定番のゲームも準備していますが、

先日購入したのは、

「ナルハヤのつるぎ」というゲーム。

6枚のカードを使って、

指定された形を作る、簡単なゲームですが、

これがなかなかどうして、

指導員の先生も、

あれ、できない、ということも。

絶対できるはずなので、

諦めなければできるんですが、

できそうでできないのが、

また面白いんですね。

 

ま、子どもたちが

「なるはややろう」

「次の形は何?」

と、楽しんでくれているだけでも、

うれしんですが。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

多様性を阻害する多様性の怖さ

春のような温かさの福島伊達です。

これだけ雪が降らないと、

ありがたいような、

怖いような。

冬には冬らしい自然が訪れなければ

それはそれで

春以降の自然にも影響してしまうのではないかと

いらぬ心配をしてしまいます。

さて、昨日は気になる裁判がありました。

障碍者施設を襲った

相模原殺傷事件の公判が開かれたからです。

意思の疎通ができない障碍者の存在を

認めないとした被告人が起こした凶行。

憲法で定めた平等権、

徐々にその実現に向け、

法の整備、そして社会の理解を図ってきました。

施設の存在は、

障碍を持つ方、保護者にとって

安全で安心して過ごすことができる大事なものです。

そのはずだった、のに。

被告人はその環境を奪い去っただけでなく、

障害を持つ人にも生きる権利を守ろうとしてきた歴史も

傷をつけたのです。

 

日本をはじめ、世界は変わろうとしています。

人権の意識を啓もうし、

よりよい社会を目指して、

できることから改善としようとしています。

もちろん

至らないことはあるでしょう。

それも一つ一つ、

改めようとしています。

にもかかわらず、

それに逆行する思想は、

認められません。

誰かを排除する思想や社会を容認するということは、

理不尽な理由で

誰かに排除される可能性があるということです。

それは

安心して暮らしていける、

幸せな社会ではありません。

 

落合陽一は、著書の中で

技術や制度によって

多様性が認められる社会を築くべきだと述べるとともに、

多様性を阻害する多様性は容認すべきではないと

書き表しています。

例えば、

ある民族を敵視する思想があるとして、

それも多様性の一つだからといって、

敵視やときには実力行使を容認していいのか、

ということです。

多様性を尊重することで

誰かが不幸になってしまうとしたら、

恐ろしいことです。

 

障碍者にも優しい社会、は

けっして障碍者にだけ優しい社会を

意味しているのではないと思うのです。

すべての人が幸せな社会であるためには、

様々な個性を多様性の一つと認識し

共存できる仕組み作りが、

私たちに課せられているテーマだと思うのです。

 

今回のような事件が

二度と起きないようにするには、

一日も早く

多様性が共存できる社会を

誰しもが当たり前だと感じられるように

仕組みを作り上げることだと思います。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

この冬どうしても読みたかった本

今日から新学期。

通常の時間に戻りましたが、

通常ってどんなんだっけ?と

講習モードから抜け出せていない自分がいます。

昨日の夜から雪が降りましたが

日中は雨でしたので、

積もることもなく

通勤の際は問題なく来ることができました。

 

さて、年末年始どうしても読みたかった本があります。

「ケーキの切れない非行少年たち」

新潮新書 宮口幸治著

「AIに負けない子どもを育てる」

東洋経済 新井紀子著

の2冊です。

 

私も授業のときに

「ケーキを三等分してみ」と

絵を描かせようとすると、

できない中学生と出会うことがあります。

その子は非行少年ではありませんが、

今のまま社会の出すことに

不安を感じてしまいます。

塾は、入試を突破するための力をつけるもの、です。

しかし、

認知能力が低ければ、

熱心に指導しても、

本人もがんばろうと努力しても、

身につけにくいこともある、と

考えるようになりました。

本来ならば、

しかるべき機関による手助けが望まれますが、

出会えない可能性もあります。

そもそも、気づかれない可能性もあります。

だとすれば、

自分にもできることがあるとと考えておく

必要性を感じました。

 

もう1冊は、前作の続きで、

前作では教科書が読めない子どもたちがいる

それも思った以上に、という問題提起をされていました。

今回は著者らの研究の成果とともに、

実践方法の一端が示されていました。

読解力があれば

国語の点数は高くなりますが、

国語の点数が高いからといって

読解力があるわけではありません。

小学生から中学生になってから、

中学生から高校生になってから、

伸び悩む子どもには、

この読解力の不足があります。

しかも読解力の有無は、

今のテストでは計測が難しいと思われます。

またテスト形式の問題を解くだけでは、

読解力はつきにくいと思います。

もっと他の手立てが必要ではないか、

遠回りに見えるが、

じつは近道である方法がある気がしてなりません。

 

塾として、国語科講師として、

地域社会の一員として、

何ができるか考えさせられた2冊でした。

 

もっと本が読みたい。

もっと実践できることを模索したい。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

 

 

2019-20 冬期講習 最終日

夜は雪が予想されていますが、

講習中に降らなかったのはありがたかったなぁ。

道路の混雑、雪かき、いろんなことが

雪が降ったというだけで変わりますから。

 

さぁ、いよいよ今日は新教研もぎテスト。

中3は梁川中央交流館、

中2中1は各校舎で

3会場6教室で実施されています。

新教研では県内の同じ中学生によって

点数や偏差値が競い合われます。

学校内の点数や順位が、

あてなにならないなぁ、と

感じてもらえると思います。

 

冬休み中の

努力した成果がちゃんと出てくれますように。

まぐれはいりません。

足りない部分がはっきりと示されますように。

大事なのは、

できない所を見つけ、できるようにすること。

 

全力を尽くしてください。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

2019-20 冬期講習 10日目

仕事始めの方が多いせいか、

道路が混雑気味でした。

高校生も学校が始まり、

主たちがいなくなるのも寂しく感じます。

さて、中1中2の講習では

社会を担当しています。

2学期の復習がメインとなりますが、

普段の学習の中で気になることを

伝えるための授業を心がけました。

 

学年トップの子から

伸びしろが多い子までいる、

地域の塾ですから、

それぞれの弱点をはっきりさせること、

そして、

それぞれの弱点に合わせた対策とはなにか、

を伝えることに心がけた。

 

まずは用語を頭に入れることからの子もいれば、

入試問題に近い実戦形式のほうがよさそうな子もいます。

 

どちらかに照準を合わせるという事は、

どちらかが置いてけぼりになりますから。

それぞれに合わせた個別、とも違います。

がんばる空気は共有させたいので。

 

まぁ、どちらのタイプにせよ、

普段からの勉強不足は否めません。

国語、理科、社会を

定期テスト以外でも勉強してほしいと、

感じてしまいます。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

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