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伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

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一気にやるか コツコツやるか

12月12日 雪が降りそうな福島伊達

今日は「十二国記」の日ですね。

小野不由美の長編シリーズ、

私も大好きなシリーズです。

はやく続編出ないかな。

さて、一気にやるか、コツコツやるか、の話

毎日勉強をしている塾生たち。

自学の様子を見ていると、

時間が伸びてきたな、

できる問題量が増えているな、

難しい問題にも取り組めているな、

それぞれの良いところが見えて

うれしくなります。

その一方で、

もっと工夫したり、

改善できたりするところも

見えてくるものです。

 

最近気になっているのは、

どの教科も同じように勉強している塾生。

それってもったいないよ、

と感じるんです。

例えば、塾に来て3時間

ずっと英語の長文をやっている子。

例えば、新しい単元の理科社会を

15分と30分とかずつ進めちゃう子。

教科によって

勉強の仕方を変えたらいいのに。

 

英語や国語は

毎日少しずつコツコツやった方が

効果的だったりします。

英語や国語の長文は

段階的に伸びることが多いので

時間が必要なんです。

反対に、理科や社会、数学は

一気に進めてから反復かな。

時間がかかっても

調べながら、理解しながら

ゆっくり進めて、

後から反復して身に付ける。

 

教科としての特性、だけでなく

単元にも攻略法があります。

英語の長文や国語の読解にしても

どのテキストを使うと効果的か、

古典は、漢字は、どうする、

入試対策なのか、定期テスト対策なのか、

また、それぞれの個性も、

短期集中型なのか、

長い時間も耐えられるのか、

いろんな角度から

最適化した勉強ができるといいな。

一人でやっていると

なかなか気づけないけどさ、

隣で勉強している人の

工夫を見ることもできるはず。

あ、それいいな、と思ったら

真似してみるのもいいんじゃない?

 

志事すんぞ!

的外れというか

12月11日 晴れの福島伊達

今日は午前中から会計業務。

控除が広がったおかげで

年末調整の還付額が大きい。

ただ、この作業自体を

企業側に丸投げしてるのは

労働力の搾取だよな。

さて、的外れというか、の話

理由がわからない間違いをする子が多い。

質問に対する答えとして

当てはまらないよね、

っていう答え。

「好きな果物は何ですか?」

という質問に

「釣りは好きではありません」

くらいの答え。

的外れ、というよりも

むしろ的違いに感じます。

 

一問一答形式の問題に取り組み、

用語は入っているはずなのに、

別な聞かれ方をされると解けない。

もしくは

当てはめるべきではない回答をする。

練習不足、といえば

そこまでですが、

こうしたことは

理解度や解像度が低いために

起きてしまうのです。

 

言葉を文字や音としてだけ

認識するのが基礎だとすると、

言葉を図やイメージ、

感覚とともに認識し、

言葉同士を区別したり

繋げたりしながら

理解していかないと、

問題の違いに対応できなくなります。

 

どうして理解度が上がらないのか。

それは言葉の力、国語力が

足りないからじゃないかな。

なにも難しい本を読め、と

言いたいわけじゃありません。

もっともっと基本的な力。

教科書の黙読、音読だったり

辞書を引くことだったり、

資料集を調べる力だったり。

現在、学校ではタブレットなどの

ICT教材を活用していますが、

学力は向上していません。

ICT導入前の体を、五感を使った学習が

まずは必要なんじゃないかと

思うんですけどね。

 

志事すんぞ!

熱中してほしい

12月10日 晴れの福島伊達

日がどんどん短くなって

それにつられて

24時間という普遍の時間まで

短くなっているかのような

師走の忙しさです。

さて、熱中してほしい、の話

アオハルスタンド 
〜福島県立桜堂高校野球部の誓い〜

持地佑季子著 集英社文庫

甲子園のグラウンドに、

あいつと立ちたい。

識字障害のある桃李。

幼なじみとバッテリーを組んで

甲子園を目指す約束をしていたが、、、

(本書帯より)

 

王道の青春野球小説。

甲子園を目指す野球少年の成長の話。

野球だけでなく、

チームメイトや大人との関わり、

そして恋愛要素も少々。

夢に向かって進む、

その道は一本ではなく、

それぞれの想いが交錯する。

高校生という限られた時間だから、

夢を叶えるのは難しいと知っているから、

尊く思える作品でした。

 

作者の持地佑季子さんは、

福島市の成蹊高校出身。

舞台は福島周辺。

桜堂高校の名前は福島東っぽいし

場所は福島北を思わせ

親近感を覚える一冊でした。

作家さんは小説だけでなく

テレビのシナリオも手がけている

ぜひ福島を舞台に映像化してほしいです!

 

何かに夢中になって打ち込めるのは、

学生時代の特権のようなものです。

そのまばゆい煌きは

時が経てばたつほど

輝きを増していくように思います。

 

好きなことだとしても、

目標に近づこうとすると

今以上に向上しようとすると

辛いこともあります。

好きなことだとしても、

ちょっとした楽しさに目移りし

苦労から逃げてしまう

そんな気持ちもあります。

それを乗り越えて

上手くなり、信頼を得て、

ときに勝利をおさめることもあります。

 

好きなことに熱中する中で、

部活動や勉強そのものではなく

その先にある幸せになるための糸口を

見つけてほしいと思います。

誠実に取り組むこと

怠けないこと

上達や向上に必要だった

一つ一つが

人生の幸せを手にする練習みたいなもので。

重ねてきた失敗の

一つ一つですら

人生の幸せを手にする学びで。

そうした練習や学びを

その先の幸せにつなげてくれれば。

だから塾生には

自分の好きなことに

熱中してほしいです。

 

志事すんぞ!

備えよ常に

12月9日 曇りの福島伊達

いろいろあってこの時間。

今日も忙しい。

ありがたい。

さて、備えよ常に、の話

昨夜、帰宅途中に携帯電話が

鳴り響きました。

緊急地震速報。

久しぶりでした。

すぐに情報収集に努め、

福島の震度、

震源は近くではないことを確認。

自分の安全を確保したうえで、

家族の安否を確認。

震源に近い友人の無事を確認。

帰宅して、余震が来ないことを祈りつつ

風呂に入って緊張を解きました。

ニュースを見ていると、

津波注意報が警報に変わり、

何事もなければいいな、と

願いながら食事をとって就寝。

 

東日本大震災の経験から

まずは大丈夫だろうと、

思えてくるから

人間は弱くない。

とはいえ、

被害にあった方はいるわけで、

一日も早い復旧がなされるといいな。

 

さて、これから1週間は

同じくらいの規模の地震が

起きやすくなるらしいですね。

備えよ常に、は

ボーイスカウトの言葉。

食料や水、燃料なんかを

備蓄しないと。

人のお世話にならぬよう、

人のお世話をするように、

これもボーイスカウト。

まずは自助から。

 

明るくなって、

被害が分かってくると

現実に落ち込むかもしれません。

復旧に向けて

疲れがたまるかもしれません。

どうかご自愛ください。

辛いと口にしていいんです。

疲れたら休んでいいんです。

 

どうかみなさまご安全に。

政治の変化

12月8日 曇り空の福島伊達

世間はクリスマスの雰囲気が

強くなっています。

こちらは浮かれた空気感はなく

冬期講習に向けた準備が

着々と進んでいます。

早くやらないと

身がもたないので。

さて、政治の変化、の話

ガソリンの暫定税率変わったからか

気持ちガソリンの価格が

下がったような気もします。

これって

灯油は変わらないんですかね。

寒さをしのぐヒーターの灯油も

財布を直撃するんですけど。

 

高市政権の掲げる積極財政により

補正予算では物価対策が

重点課題となっているようです。

米価の高止まりを受けて

おこめ券の配布が決まったとか。

券を発行するより

マイナンバーカードを活用すりゃいいじゃん

と思ってしまいますが。

 

年金では足りない生活の確保として

NISAなどの活用を政府は訴えています。

余裕のある高齢者を対象とした

プラチナNISAなるものもできるらしいですね。

また今までは18歳以上の成人が対象でしたが、

子どもにも開設を促すとか。

子どもは稼げないので、

祖父母や父母の稼ぎで

NISAを運用するんでしょうか。

自分自身勤労の対価を

将来のために自分の判断で運用する、

のであれば税の優遇も分かるのですが、

単なる富の付け替えであり、

格差の固定化であるような気がして

違和感を感じます。

 

労働基準法も色々変わるらしいですね。

有給休暇の給与計算方法や

法定休日のルールが変わるとか。

その辺は、うちは大丈夫そうですが、

引っかかりそうなのは

勤務間インターバルですかね。

終業後11時間間を開けるルールですが、

講習中だと夜終わって次の日の授業まで

11時間を切りそうです。

そこは塾生やご家庭にも理解していただき

今までと違う時間割で動かないとです。

 

なんだか色々が変わっていきます。

それで、世の中が良くなるのか、

それで、自分の暮らしが良くなるのか、

気になるところです。

やっぱり社会保険料と消費税かな。

社会保障は充実させたいけど

社会保険料は上がり、

消費税も上がるでとられるばかりでは。

 

昔はよかった、とまで

言うつもりはありませんが

小さな村や町の単位でも

生活が成り立っていた時の方が

暮らし向きは良かったのか、と

思えてきてしまうのは

ノスタルジーでしょうか。

 

なんにせよ

政治の変化に対する感度は

下げられません。

 

志事すんぞ!

新教研12月号

12月6日 晴れの福島伊達

いくぶん寒さが緩んでいます。

今日明日と友人の漬物屋さんが

霊山でイベントを開催してます。

新物の沢庵がうまいんだ。

明日行かねば。

さて、新教研12月号、の話

今日は新教研12月号を実施しています。

冬期講習前のテストとなります。

おそらく、難しくて手が出ない問題も

あるんじゃないかな。

 

みんなが頑張っていない、

ということではない。

問題が入試のレベルに近づいているから

今までと同じ勉強の仕方では

通用しない、ということ。

 

量の確保はできつつある。

今度は質の昇華。

難しい問題を解く。

自分でできるようにする。

勉強のレベルアップが

求められる時期です。

 

できない自分と向き合うのは

苦しいよね。

でも大丈夫。

乗り越えられるステップだから。

 

志事すんぞ!

多様性を認めないということは

12月5日 鉛色の福島伊達

道路の雪はすっかり解けましたが、

また今にも雪が降ってきそうな空模様。

さて、多様性を認めないということは、の話

世の中にはいろいろな人がいます。

違いを認め、共存することが

社会には求められます。

と、建前では理解できても

いざ目の前に

その違いを突きつけられると

受け入れることができずに、

時に、相手を攻撃してしまう、

そんなニュースを見聞きしてしまいます。

 

たとえば、同性愛者への偏見。

恋愛の嗜好が異性に向かない、

というだけで”おかしい”と

判断してしまうこと。

たとえば、政治への思想信条の違い。

政治に求めるものだって

世代や立場が違えば違うはずなのに

自分と違えば”おかしい”と

決めつけてしまうこと。

 

主義主張がぶつかり合うことは

当然あることだとしても、

だからといって

違いをまったく認めない、

違いを排除すべきだ、

というのは

いろんな人と共生していく上で

危険な考え方だと思うのです。

 

だって、

誰かを排除することができる、

ということは

あなたが排除されることもあるからです。

自分は”普通だ”と思い

自分と違う人を排除できるなら、

自分が”普通”じゃなくなったら

排除されても文句は言えないんですから。

多様性を認める、ということは

他人を認める、だけでなく

自分を認める、ということ。

自由という権利を守るためにも

尊重しないといけない

考え方であるように思うのです。

 

もちろん、

多様性が大事だからといって

何でもかんでも認めるわけじゃないですよ。

多様性を守るために

差別ではなく、

区別が必要なこともありますから。

 

いろんな人がいる。

自分と同じ考えの人も、

自分と違う考えの人も。

どちらであっても

最初からすべてを

否定されるべきことではない。

そうな風に考えることができれば、

もっと生きやすいと思うのだけれども。

 

自分の中にも

無自覚だけど

受け入れられない部分が

あるような気がする。

自戒を込めて。

 

志事すんぞ!

交通安全

12月4日 雪が降った福島伊達

朝起きて、雪が積もった福島。

昨日、商工会青年部の後輩に頼んで

タイヤ交換をしてもらいました。

助かりました。

今は道路も見える状態です。

夜、また降る予報です。

凍結にも気を付けないと。

さて、交通安全、の話

昨日、近くの交差点で

小学生が交通事故にあいました。

命に別状はないと聞いていますが

穏やかではありません。

早い回復をお祈りします。

 

現場を見てみますと

町でも交通量の多い通りに差し掛かる

丁字路で起きました。

横断歩道の塗装はありませんが、

車は一時停止を強いられる場所です。

時間は15時前ですから、

まだ暗いとも思えず。

 

原因は分からないものの、

歩行者も、ドライバーも

安全確認がやっぱり何より大事です。

自分で、自分の身を守らないと。

自分が、誰よりも用心して運転しないと。

 

誰も被害者にもなりたくないし、

ましてや加害者にもなりたくないわけで。

どうか、ご安全に。

 

志事すんぞ!

突然の別れに

12月2日 曇りの福島伊達

昨日は20度近い小春日和だったのに、

今週はこれから雪になるとか。

体がついていきません。

さて、突然の別れに、の話

先週から知人、先輩、後輩のご訃報が。

寒くなると多くなるとはいえ、

これほど立て続けに起きるとは。

 

別れは思いのほか突然に訪れる。

知っているつもりでも、

全然分かってなくて。

 

家族や友人、大好きな人との時間は

いつまでも続かない。

だから、大事に、大切に、

過ごしていかないとなんだよな。

 

そして、それは

自分に対してもそうで。

自分の気持ちに

正直になることも大切な気がします。

好きなことを大切に。

嫌いなことを減らすように。

 

なんだか、

今週は風が冷たく感じます。

 

志事すんぞ!

運転免許がとれない

11月28日 風が強い晴れの福島伊達

月末とあって

金融機関の込み具合が。

予想した時間よりも

少しずつオーバーしてしまう。

さて、運転免許がとれない、の話

若者の〇〇離れには

たくさんあるようで、

酒、たばこ、ギャンブルという

私たちが通過してきた

諸々の儀礼をはじめ、

読書やら、テレビやらも

敬遠されがちのようです。

その中で、車に関することも

若者は離れていっているようですね。

 

数十年前と比べて

社会保険料が上がり、

可処分所得が下がったから、

というのも一つの理由ですが、

車の免許取得率も

低くなっているようです。

代替の移動手段がある地域なら

問題ないでしょうけど、

車がないと生活がしづらい

田舎もあるわけで、

免許がないことで

困ることもありそうです。

 

これ、単に車離れではなく

免許自体がとれないから、

かもしれません。

2000年の20代の免許取得率は

約91%でした。

2023年になると

20代の免許取得率は

約79%にまで下がります。

進学者が増えたから

免許を取る時間がない、ことも

一因になるかもしれません。

 

ですが、話を聞いてみると

自動車学校に通うのが嫌で

止める学生が増えていること、や

また、学科試験で

落とされる学生が増えたこと、が

どうやらあるようです。

私たちが取ってきた当たり前、が

時代に合わないことは否めません。

悪しき習慣は、

無くなっていくべきです。

でも、

自動車学校に通うこと、

だったり

学科試験に向けて勉強すること、

だったりは

時代が変わっても必要なものです。

 

免許取得率の低下、は

今の小中学生を見ていれば

あり得るだろうな、と

思えてしまいます。

乗り越えなければならない我慢を

強いられることない環境。

勉強をしなくても

次のステップに進めてしまう社会。

彼らが大人になって

いざ自動車学校に通っても、

素地がなさそうです。

それまでの人生では

やらなくても、できなくても

許されたかもしれないですが、

車のハンドルを握る、ということは

命を守る、命を預かる、こと。

その重みを考えれば

軽々しく通すわけに話いかないのです。

これから、ますます

免許を取れない人が増えるかもしれません。

 

ま、自動運転になれば

問題解決ですけどね。

志事すんぞ!

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