投稿日:2019年11月13日
近隣の小学校では、
学期ごとに漢字と計算のテストが行なわれる。
学年ごとの統一のテストで、
90点が合格。
テスト2週間前から範囲表を配付。
クラスによっては、
対策のプリントが配られるが、
テストそのもののプリントではない模様。
90点が合格ラインとはいえ、
学年が上がるに連れて
一発で合格する児童は減っていくようです。
塾の授業の子達も、
学童の子達も、
この時期になると、
がんばんなきゃ、と張り切ってくれます。
そんな中、
今までで最高の結果を出してくれた児童が。
合格まではあと一歩届かなかったけれど、
その子にとっては過去最高。
その子の過去と、
今までの頑張りを見てきただけに、
自己満足ではありますが、
成長をうれしく思いました。
再テストでの合格目指してもう一回頑張るべね。

ドカベンの登場人物に
明訓高校の大平監督という人がいます。
大平監督はもともと数学の先生ですが、
勉強のコツと野球の上達との共通点を
野球部員たちに話す一節があります。
「一問ずつ確実に答えをだしていくだ。
さすればたとえ50点でも、
その50点は悔いのない50点だや。
そのうち100点とってるだや」と。
取ってきた点数は努力の指標ですが、
全ての人にとって同じ意味があるわけではありません。
今まで高得点だった人の50点と、
それまで取れていなかった人の50点と、
同じ意味だとは思えないのです。
先ほどの子も、
合格はできませんでしたが、
過去最高だったわけです。
自分史上最高だったわけです。
それで、まずはいいんだよ!
と、思うのです。
過去の自分と比べて、
前に進んでる、
上達してる、
がんばっている、
実感エネルギーになるからです。
中学生たちも、
期末テストに向けて勉強中。
自分史上最高を目指してがんばれい!
投稿日:2019年11月9日
本日、中3は新教研。
全員遅刻なくスタートしました。
当然、朝から開きます。
他の学年から
「明日朝から来てもいいですか?」と。
どうぞどうぞ。
やる気のある声を聞くと、
うれしくて、にやけてしまいます。

さて、先日小学生がおしゃべりのなかで、
「テレビで言ってた」と発言してました。
こういう表現をする子が少なからずいます。
また、一方で中学生くらいになると、
「テレビのヤラセは良くない」とも話しています。
どちらにしても、
情報リテラシーのなさを感じます。
最近の入試ワードでよく目にする
「情報リテラシー」ですが、
国語や社会のテストだけでなく
面接の際にも聞かれる言葉です。
今一度確認しておきましょう。
情報リテラシーとは、
『三省堂 大辞林 第三版』によりますと
情報化社会で
コンピューターなど情報関連技術を習得し、
積極的に情報を活用することのできる能力。
とあります。
情報を活用するためには、
批判的に見ることができる能力も求められます。
テレビや新聞、インターネットなど
情報を得るものはたくさんあります。
事実は一つでも、
伝える人によって、
伝わり方は違います。
「テレビで言ってた」の問題点は
自分が見たテレビの情報は全て正しい、と
鵜呑みにしてしまっている可能性があるという点です。
また、ヤラセに関しても
そもそもテレビも広告も本も、
大なり小なりヤラセの部分がある、ということを
意識すらしていないという点で素直すぎます。
場当たり的な、自然発生の場面ではなく、
台本なり、演出なり、リサーチなり、目的なり、
人の手が加えられているわけですから。
子どもたちは純粋だなぁ、とおもう反面、
正しいことを言っていないのではないのか、と
疑う目も欲しいと思ってしまいます。
京都大学の本庶祐名誉教授は学生に
「教科書に書いてあることを
ただ鵜呑みにせず、自分の目でモノを見ろ」
と話しています。
いろいろな情報を得ることは大事。
そして、一度自分の中で、
考え、感じることが、
必要だと思います。