藍色時刻の君たちは
投稿日:2025年5月7日
5月7日 晴れの福島伊達
GWも終わりまして
また日常に、
頑張る日常に戻ります。
さて、藍色時刻の君たちは、の話
春に読んだ本の一冊
「藍色時刻の君たちは」
前川ほまれ 東京創元社
似たような境遇にある三人の高校生。
家族をケアしなければならない日々に現れた
一人の女性との出会い。
そして震災。
大人になった彼等は、
その時を、これからをどう感じるのか。
宮城県出身現役看護師の筆者が、
ヤングケアラーや多様性といった社会問題や
東日本大震災の復興に対する思いを
言葉にされてました。
感想をすべて語ることはできませんが、
思う所があり、
GWに浜通りに足を運びました。
自分が体験した震災と違う
いままだ復旧すらままならない震災の現場を
自分で見てみたいと思ったからです。
大熊町の新しい施設にもよることができました。
環境省が運営するブースでは
除染について
放射能について
説明してくれていました。
2045年までに県外に除染した土を運ぶ、
と法律で決められているようですが、
あと20年後です。
20年後に完了するためには
少なくとも10年後には
運び始めないとですよね。
ということは
そろそろ移動する場所だって
選定しないとですよね。
環境省の運営する展示施設には
「地域の皆様には多大なる負担」を
おかけしている旨が
幾度となく述べられていましたが、
その多大な負担を背負ってくれる
誰かがいるのだろうか。
誰かにお任せしていいのだろうか。
もちろん
今負担している地域の皆さんが
そもそも背負うべきものではないと
重々承知しているのです。
難しい課題なんだよ、と
あらためて感じました。
20年、という時間は
きっとあっという間に過ぎそうです。
自分にできることは
そう多くはないかもしれなけれど
ずっと考え続けていこうと思います。
志事すんぞ!