責任の取り方
投稿日:2020年10月21日
太陽が温かい福島伊達
日の出ているときは
本当に気持ちのいいさわやかさ。
体から負の諸々が流れ出ていくような
そんな外の陽気です。
このくらいの日が続くといいのに。
さて、某大学の野球部員による
薬物使用に関する不祥事に対して
当該部員だけでなく
部全体による連帯責任が物議を醸しています。
薬物の所持使用は当然法律違反ですから、
所持使用が事実であれば罰せられることです。
現在議論されているのは、
関与した学生のみを処罰すべきだ、
とする意見と
連帯責任の本来の目的は抑止力にある、
とする意見とによって
連帯責任の是非が問われています。
自衛隊や消防などの
命をかけて事に当たるチームでは
連帯責任を意識し、
助け合う場面もあろうかと思いますが、
今回のようなケースでは、
いや、もはや多くのケースで
連帯責任を取らせるべきではない
と考えてしまいます。
同じチームとはいえ、
個々人のプライベートまで
関与できるとは思えないからです。
同じ部員を想い
犯罪を犯さないようにするかどうかは
それこそ個人の資質です。
なにより、健全にひたむきに
野球に打ち込んできた他の部員が
本来出来たであろう未来を奪うほどの責任を
取らされるのは重すぎる、というか
理不尽に感じるのです。
仮に、連帯責任を認めるならば、
どこまでが連帯すべきなのでしょうか。
この場合、部員だけでなく、
監督不行き届きだとすれば、
指導者もですか。
寮生全員ですか。
大学がとりますか。
仮にこれがプロのチームだったら、
契約した選手だけでなく、
チームが出場停止となりますか。
監督が解任されますか。
球団社長が辞めますか。
人がいれば不祥事や事故は起きてしまいます。
当該者がいれば、関係者がいます。
人が社会的な生き物であるならば、
何かに所属しているわけで、
属性によっては
連帯して責任を取る必要性もあります。
ですが、責任には
いろんな責任があります。
自ら取る責任も
取らされる責任も。
どんな責任の取り方でも、
悪かった点を改めて、
良くするものでなければ、
と思います。
ま、任命責任とか
選挙の連座制とかは、
連帯責任も問われるべきでしょうけど。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー♪