全国学力テストの結果から(梁川校 青田)
投稿日:2015年8月28日
こんにちは。青田です。お盆を過ぎてから気温も低く曇天が続いております。夏期講習中の灼熱の天気にはウンザリしていたのに、今ではあの晴れ模様が愛しくあります。人間というのは、本当に勝ってな生き物です。
さて、一昨日、4月に行われた全国学力テストの結果が発表されました。福島県の平均点数は10科目中9科目が全国平均点以下という結果となりました。特に、算数・数学においては全国順位44番目!これは非常に残念な結果です。福島県全体の結果でこれでは、地域ごとの結果はもっと酷い事になってると思われます。一刻も早く地域ごとの結果を公表して欲しいのですが、田舎の官公庁であるほど「臭い物には・・・・」の風習がありますからね。まず叶わぬ夢でしょうね。こちらも残念です。
そして、福島県全体が全国を上回ったものは、「自宅で学校の授業を復習する時間」と「自宅学習時間」だそうです。こちらも疑問符がつきまといます。復習をする時間が多いのになぜ平均点が低いのか?考えられる原因の一つに、学校の宿題である「自学、毎日◯ページ」です。この自学ノートは、子供達に自学を強要し提出させる宿題です。しかし、勉強の仕方がワカラナイ生徒は学校の授業を板書したノートを自学ノートに写す。これで、勉強をしたことになり、復習したことになります。でも、これは学習ではなく作業です。だから、時間ばかりが全国平均を上回る結果になるのです。小学生も中学生もまだまだ未熟です。自分達では何を勉強していいのかワカリマセン。学校の宿題は、先生が各教科ごとにやるべきことを明確にした課題を出すべきだと思います。それなら生徒も復習がデキるし、勉強の仕方もわかるようになります。
今の子供達に足りない部分は地道な努力です。だから、漢字も書けない。英単語も覚えられない。計算もデキない。の3ナイ状態になってます。学校の先生には4月だけ学力テストの勉強をさせるのではなく、年中を通して学力が身に付く課題を出すことを願っております。