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デジタル併願制

4月30日 晴れの福島伊達

もう4月が終わりだって。

早い、早すぎる。

ちょっと前に受験が終わったばかりなのに。

さっき学校が始まったばかりなのに。

 

さて、デジタル併願制、の話

公立高校の受験者減少により、

入試倍率1倍を切る高校が増えたため、

公立高校の存在意義が問われ始めています。

志望者がいないのであれば、

高校を閉鎖しかねない、ということです。

それでも、

他の公立高校を落ちてしまう子もいます。

落ちた子がいるなら、

その子を効率の枠に入れればいいんじゃね?

ということで検討されているのが

デジタル併願制です。

 

入試当日の得点を

Aさんが220点、Bさんが200点、Cさんが180点

それぞれ取ったとします。

AさんとBさんはX高校を、CさんはY高校を受験しました。

X高校のボーダーが210点

Y高校のボーダーが175点だとすると、

単願生ならば

AさんはX高校合格

BさんはX高校不合格で私立へ

CさんはY高校合格、となります。

デジタル併願制だと

AさんはX高校合格

BさんはX高校不合格だが、Y高校に合格

CさんはY高校に合格、となりそうです。

Bさんは第一志望を逃しましたが、

公立高校に進学することができます。

 

公立高校のキャパを埋めるには

効率が良くなりそうですし、

学力に沿った最適な進学先が選べそうです。

ああ、これでめでたしめでたし、

といくのでしょうか。

いままで不合格者の受け皿であった

私立高校はどうなるのでしょう。

公立高校の存続だけを考えた

デジタル併願制が

私立高校経営を圧迫する、かもしれません。

私立高校は魅力を高めて、

第一志望の生徒を増やすための

経営努力をすればいい、

と考えたとしても、

そうそう簡単にいかないことは

公立高校の志願者低下で分かるはずです。

ひょっとすると

魅力を上げるために学費も上げる、

そんなことになりかねません。

 

公立高校の存続だけを考えた

デジタル併願制であれば、

別な弊害が出てきそうです。

公立私立問わず、

高校の先生方はどうお考えなんでしょう。

そしてこの動きは、

デジタル大学入試として、

国公立大学にも適用されるんでしょうか?

え?デジタル就職試験?

まさかのデジタル結婚?!

 

志事すんぞ!

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