取るな配るな
投稿日:2023年6月15日
6月15日 曇りの福島伊達
今日はテスト。
さてどうだったでしょうか。
試合の前に勝負は決まる。
準備の質を確かめよう。
さて、取るな配るな、の話
異次元の少子化対策、
財源はもちろんですが、
その中身にも異議が叫ばれているようです。
自分自身は不妊治療を経て
それでも授からなかったわけですが、
子どもを望む家庭への負担も
軽減してほしいものです。
そもそも、ですが
扶養控除は生活のための負担を
必ず確保するためのもの、
誰しも必要な最低限の生活を
守るためのもの。
だったら、
控除を廃止して負担を増やすのは
平等ではありません。
そして、子どもの数によって
お金を配るのも、考えものです。
子育てにはお金が必要、というのも
理解していますが、
各ご家庭に配られた”子育てのための”手当、が
何につかわれるのか
各ご家庭に任されているところに
不透明さを感じるのです。
政府案では
高校生までの子どもに所得制限なく、
1万円から1万5千円、
第三子以降は3万円が支給されます。
仮に、小学5年、3年、1年生、
3人のお子さんがいるとすれば
ひと月に5万円が支給されます。
そうすると1年で60万円、
第三子が高校を卒業するまでだと
12年間で552万円が
一つの家庭に支給されることになります。
552万円だけで子育ての負担が
すべて無くなるわけではないのですが、
この552万円がどう使われるのか、です。
進学の費用に使う、
塾などの習い事に使う、
部活などの道具や費用に充てる、
食べ盛りの子どもの食費や
すぐに大きくなる子どもの被服費といった
生活費になる、
家族で旅行するための娯楽費、
大家族で移動するための車両費、
家族で住むための新築物件の購入費、
貯金、金融資産の購入、
飲み会の費用、
美容のための費用、
ギャンブルの種銭、、、etc
使い方は自由です。
そのご家庭の判断ですが、
その使われ方に疑問符が付くものも
無いとは言えません。
だから、ばらまくのは愚策だと思うのです。
取らず、配らず、
子どもにかかる個人負担を減らす、
そんな政策を期待します。
志事すんぞ!