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金融リテラシーが足りない

雨の福島伊達

寒いです。

20度下回っているので、

今日は暖房ですね。

さて、政府が国民の資産を

貯蓄から投資に促す政策が提言されましたね。

1億総株主、なんて言ってますが、

金融リテラシーが足りてないのは

政府そのものじゃないですかね。

 

高校で金融教育が行われるようになりました。

小中学校でも租税教育なんが

取り入れられている学校もありますが、

投資についての知識と経験が

大人であったとしても

まだまだ足りないのが現状だと思います。

年金2000万問題とか、

自己責任なんて言葉が出てくれば、

資産形成に動くのも止むをえませんが、

政府主導で株式投資を後押しするのは、

それこそ無責任だと思うのです。

だって、リスクを伴うものですから。

 

物価が高騰すれば、

現金の価値は下がります。

インフレリスクです。

今日の1万円が、明日の1万円ではない

価値の変動が起きることもあるわけです。

貯蓄しただけでは、

そのリスクに耐えられないかもしれません。

だから、住宅などの不動産に変えたり、

株式などの金融資産に変えて、

リスクを軽減するのは分かりますが、

株式は、誰でも利益を得られるものではありません。

 

にもかかわらず、

現政権が主導していくのは

国民の生活を守る責任を

国家ではなく、個人に

押し付けた印象しかありません。

 

仮に、1億総株主を実現するとして、

どうするんでしょう。

株による利益には20%の税金がかかりますが、

その税金を軽減しますか?

それだと、今、資産を持つ人が優遇され、

ますます格差が広がりそうですが。

そもそも、今、資産のない人は

どうやって株主になるのでしょうか。

「こども食堂」がこれだけ増えてきて

共助している社会なのに、

自己責任で株主になれ、なんて

優しくないです。

 

何のための政策提言なのか。

誰の為なのか。

残念な提言に思います。

 

志事すんぞ!

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