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改善が生むひずみ

20度下回る福島伊達

今日は暖房をかけています。

さすがに寒い。

授業中は動くので暑いのですが。

 

さて、自民党の総裁選から

首班指名、新内閣が組まれたかと思ったら、

総選挙の日程が発表される

スピード感ある運びになっています。

新政権の課題は経済成長と分配だそうですね。

さっそく金融商品にたいする所得税の

引き上げが検討されました。

高所得層への課税に踏み込んだわけです。

トマピケティの「21世紀の資本論」のなかで

金融所得>労働所得の仕組みを述べていましたが、

高所得層のもつ金融資産への課税は

生活を締め付けない課税と考えられます。

ただ、株価は正直で、

日経平均株価はダダ下がりですけど。

 

所得倍増を目指していくそうですが、

庶民には、いかにして所得を増加させるか

求められるのですが、

先日、最低賃金が引き上げられました。

それも、所得の増加につながるはずです。

ですが、一つを改善しただけでは

ひずみが出てしまうもので、

最低賃金を上げても

所得の増加につながらない可能性があるのです。

 

それは、パートアルバイトの労働者に立ちはだかる

「103万円、130万円の壁」というやつです。

配偶者控除や厚生年金の適用範囲で働くために

年間の所得を調整して働く

主婦や学生は少なくありません。

最低賃金を上げるならば

この控除の範囲も引き上げていかないと

結局、世帯の年収は上がらない。

そのうえ、人手不足になります。

130万円で働きたい方が

時給1000円で働くと1300時間働けます。

ところが

時給1050円になると1238時間になります。

62時間の労働が減って、同じ水準の生活は

時間的なゆとりを生みますが、

経済的なプラスにはつながりません。

雇用側にとっても、

62時間分の働き手を失うことになります。

 

最低賃金を上げるのは

良いことだと思います。

と同時に、改めるべき制度も一緒に変えないと

効果はありません。

せっかくの総選挙です。

自分たちの声を上げて、

みんなで良くなりたいものです。

 

志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

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