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国語の先生の役割

ちらちら雪降る福島伊達

積もるほどではないにしろ、

降っては止みの繰り返し。

今日はこれから強く降るのでしょうか。

 

さて、国語の自学はなかなか大変ですよね。

他の教科とは違い、

勉強量に比例して点数の伸びを見せる教科

とは言えないだけに、

やってるけど伸びないと感じる塾生が多いです。

また、自分の解答と正答を見比べて

正しいのか正しくないのか、

よく分からない、という人もいます。

自学が難しいですね。

それでも、古典を中心に、とか

説明文を時間を決めて、とか

目的をもって自学している子どもたち。

がんばれ!寝るな!と

思うところです。

 

先日も国語の授業で

点数が取れない説明文の問題がありました。

「何を言ってるか、分からない」と

読み進めるのさえ、

困難だったようです。

文章を読んでみますと、

「ノモス」とか「カオス」とか

普段の会話では

絶対に出てこないような言葉が使われ、

注釈はあっても、

単語レベルで分からないために

文が分からない。

だから文章が理解できない、となったようです。

 

でも、

理解ができなくて点数が取れなかった文章

コレに出会ったらチャンス到来

と考えてください。

あなたのベースとなる国語力を

上げる機会なんです。

世の中にはたくさんの言葉が溢れています。

それを一つでも二つでも知った、ということは

あなたの国語力が高まったということです。

新たな言葉を身に付けて

文章が読めるということは、

あなたの理解する範囲が変わったということです。

あなたの理解する範囲、とは

あなたの世界そのものです。

 

知らない言葉との出会いは、

まさに、世界を広げる鍵です。

演習では

知らない言葉は冷や汗ものですが、

広い意味で

あなたを向上させる学びであれば、

知らない言葉を見つけることは

あなたの理解している世界よりも

さらに広く深い世界へと誘う

大切な出会いです。

 

国語が自学しづらいのは、

自分の理解の範疇の外にある世界を

認識できないから、だと思います。

しかも、自分の理解できる世界を

数値化したり、明示したりするのも

困難だから

理解していないことにすらに気付けません。

 

だからこそ、

国語の先生や大人が

子どもの持っている言葉の世界と

新しい言葉の世界との差を埋める

橋のような、

光のような、

潜水艦のような、

飛行機のような、

役割を務めなければならない、

そんなことを考えました。

 

今日は、更新が遅れてしまいました。

お疲れさまでした。

おやすみなさい。

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