〒960-0782 福島県伊達市梁川町字中町42-3

伊達市梁川町保原町の学習塾・志学白雲館 はくうんかん児童クラブ

連絡先

トップページ > 白雲館日誌 > 塾の出来事 > 学校での清掃活動 児童生徒にさせる、させない

学校での清掃活動 児童生徒にさせる、させない

雨が降り出した福島伊達

気温はさほどではないが、

湿度が高い。

九州地方では大型の台風が接近中だとか。

大きな災害も予想されています。

どうかご安全に。

 

さて、Twitterには様々な意見が飛び交っていて、

色々な立場から、色々な見解に

触れることができて楽しいのですが、

どこかの小学1年生の保護者が

トイレ掃除や床掃除をさせないでほしいと、

学校や教育委員会に要望を出した、

というツイートをきっかけに、

「児童生徒に掃除をさせる、させない」が

議論になっていました。

たった140字のツイートですから、

その方の真意は図りかねますが、

学齢にあわせて、

掃除の場所や道具を変える必要はあるでしょうが、

基本的には全員が掃除をするべきだと思います。

児童生徒だけでなく先生方も含めて。

 

また、掃除をさせる、ではなく

掃除をする、だと思います。

掃除させる、というと使役として

嫌なことを押し付けている感覚になりますが、

自分が使った所はもちろん、

みんなで使う所をキレイに保つのは、

清潔で快適に生活するために

当然するべきことだと思うのです。

 

お寺のお掃除を作務と言います。

小僧さんも住職様も

立場の軽重関係なく決まった時間に

作務を行うそうです。

偉いからやらなくてもいい、

ということではないらしいんです。

だって修行だから。

作務の一つ一つが修行で、

そこに意味があるそうです。

 

修行ほど、重くとらえずとも、

快適な環境を自分で作るのは大事ですよね。

先の保護者の方は、

わが子に掃除をさせない、というのであれば、

誰が掃除をすればいいとお考えなのか、

いや、掃除すら必要がないとお考えなのか。

他のお子さんがやればいい、

学校の先生がやればいい、

何なら業者に頼めばいい(お金は出さないけど)、

わが子の代わりに自分にやらせろ、

どう考えているかは分かりませんが、

自分の快適な環境は自分が作る経験、は

机で行う勉強と同じくらい大事だと思うのです。

 

ボーイスカウトに所属していました。

小6から中3くらいまでの子ども達が

テントでの野外生活をしながらいろいろ学ぶのですが、

テント生活は楽しいことばかりではありません。

快適とは言えない環境で

長いと4~5泊するわけです。

汗だくになりながら、

土や炭に汚れ、

洗濯だって全部はできないわけです。

それでも、掃除はありました。

テント内をきれいにしたり、

食事をする場所や道具を清潔にするための。

掃除は、快適に過ごすための工夫でもあり、

自分の身を守るためのものでもありました。

その辺に食べもを散らかしていたら、

獣が来るかもしれません。

自分の荷物を整理整頓していなければ、

大雨などで移動を余儀なくされたときに、

すぐに動けません。

掃除は、雑事ではなく、備えでした。

 

話を戻して、

学校での掃除には、

自分で清潔で快適な環境を保つ経験や

みんなのものをみんなでキレイにする

公共心を育むうえで、

取り組むべき活動だと考えます。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

白雲館日誌

月別投稿一覧

塾の案内

コース紹介

入塾の流れ

はくうんかん児童クラブ

更新情報を配信しています!

  • feed
  • follow us in feedly

RSSはRSSフィードというソフトを利用すると
 更新記事を配信してくれる機能です。

このページの先頭へ