日銀政策による高騰に思う
投稿日:2014年11月1日
雨模様の福島伊達。梁川校から更新です。
日銀の金融政策の影響から日本の株が高騰、円も円安へと傾きました。
それを受けて、アメリカの株価も上昇しました。
日本の経済が、世界経済に影響を及ぼしています。
伝染病もそうですが、グローバル化は世界を近くしていることを実感します。
さて、株価を見てみると日本経済が上向いている感じがしますね。
大変いいことです・・・って、そんな実感ありますか?
これから消費税率が上がることとなります。
そのために、景気の上向きを作り上げるための一手だった、と考えられます。
もちろん、一つ一つの政策には賛否があるわけですが、今回の手は少々姑息な気がします。
税は、富の再分配という視点からも必要なものです。
また、取り方、取られ方というのは多種多様あります。
さらには、遣い方という点でもそれこそ無数に考え付くはずです。
これだけ高度化した社会、多様化する価値観の中、
日本という国で最適な税というものを導き出すのは難しいことだとは思います。
消費税の増税も致し方ない部分ではあると個人的には思います。
しかし、それはあくまで経済が好調ゆえの策であり、
まだ景気回復の実感すらない現状で為すべき手ではないと思うのです。
現に、8%の税率になってレジを変えるなどの出費を余儀なくされた中小零細企業が、
その投資の回収もされぬまま、10%に移行するのは酷な話です。
話を戻して、日銀の政策は、本当に景気の回復だけを図ったものなのでしょうか。
本当に実体経済を映した株価の上昇なのでしょうか。
円安に振れなければいけないほど、日本円の勝ちは下がったのでしょうか。
我々庶民の感覚とは違うところで、
経済指標が動かされているようにしか思えないのは、
私だけでしょうか。
グローバル化や日本経済など、今日は大きな話ばかりの上、
自分の意見を表に出すといった普段しない事をしてしましましたが、
ニュースが浮かれれば浮かれるほど、
不安になるのです。
日経平均株価が、史上最高を更新。
地価が右肩上がり
主婦も財テクの時代
ほんの30年前に犯した失敗にまた日本全体が向かうのではないかと危惧するのです。
報道を疑って読む、という事が必要です。
ネットリテラシーが高い人ほど、ネットの情報だけを信じるという事をしません。
情報を受け身で得て依存するのではなく、
主体的に摂取し、かつ、自らの意見を自らの責任で構築する意識が必要です。
この政策を以て、暮らし向きが良くなることを切に願います。
さぁ、いきましょー!