40人学級にしようとする財務省の発表から
投稿日:2014年10月24日
快晴の福島伊達。梁川から更新です。
財務省が、35人学級から40人学級への変更を模索しています。
35人学級でも、いじめ等の問題が解決しないので、効果がないと踏んだようです。
教育効果というよりも教員の削減、予算の削減が主眼のようですが。
ネット上では、反対意見が多数を占めています。
しかし、立場が変われば考え方も行動も変わります。
教育効果のみを考えた反対だけでは、物事の一面しか見えません。
団塊の世代の退職は目前です。教員数が足りません。
大都市では、4月の段階で、教科担当が決まらないという事態も起きています。
また、教職への成り手も減っています。
人口の減少はもちろん、教職の大変さが広く知られるようになったからです。
正式採用は減り、厳しい労働を臨時採用で補う状態が続いています。
私はクラスの人数をいじるだけでは、根本的な解決にならないと思うのです。
もはや構造的な欠陥が、大掛かりなシステムの改築が必要な時期なのではないでしょうか。
小学校は身近な場所にあるのが望ましいと思います。
防災機能を兼ねている場合もありますから。
地域のコミュニティを守るといった点からも近在する小学校というのは魅力です。
ですが、こと教員の人数不足と、予算の削減を考えるならば、
統廃合なども視野に入れるべきでしょう。
伊達市内でも、数人のためにクラスを設けている場合があります。
複式学級などもよく聞きます。
福島市内には、小学生が一人という所もありました。
その小学校にも、校長先生がいます。教頭先生もいます。事務も用務員さんもいます。
統廃合をすれば、少ない人数の管理職で回すことができるのです。
また、社会性を育むという意味でも、
大勢の友人と頓に時間を過ごすという事も教育効果は高いでしょう。
都市部への人口流出が避けられないではないか、
という批判もあるかもしれません。
そこはオンデマンドタクシーやスクールバスなどを活用するのも手でしょう。
教職員全部に払うべき費用から考えればおつりがきます。
税金は有限の財産でしかありません。
どこにお金を出すことが、その地域の幸せにつながるのか、
今一度考えなければならないというだけです。
税金が正しく使われるという事は、そこに住む人が幸せになるという事だと思うのです。
全ての人が望む形とはならないかもしれないけれど、
行政は、意図を説明しながら、事を運ぶべきでしょう。
こうなると、結局は有権者たる自分たちが、ちゃんと選挙に行って
政治に参加することが大事なるんですけどね。
間違っても、釈明しなければならない様なお金の使い方をしている議員は
選んではいけませんが。
個人的な意見を言えば、40人学級でも1.5人担任制欲を言えば2人担任制にしてほしいと思いますが。
人口が減って予算が減る一方の日本は
今まで受けてきた社会福祉をもう得られない時代になっているという事です。
塾生たちはどう考えるかな。
さぁ、いきましょー!