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正しく答えるために イメージを持つこと

計算はできるけど答えを間違う子どもたち。

小学生の算数を指導していて、

現在、単位量あたりの大きさの単元に入って、

人口密度や仕事の効率を考えてもらっています。

 

与えられた数字から

計算をすることはできても、

それらの値が

何を示しているのかイメージできていないのか

答えを間違ってしまうのだ。

人口密度において、

A1000人/平方kmとB950人/平方km

A’1000㎡/人とB’1053㎡/人

上記のように計算の答えが出たとする。

混雑しているのはどっちでしょう?といった

問題になると、

AとBならば、Aを選び、

A’とB’ならば、B’を選んでしまうことがあります。

AとA’、BとB’はそれぞれ同じ意味ですから、

本来はAであり、A’であるはずです。

混雑=人が多い=大きな数字

に目が行ってしまうようです。

 

文字には意味があります。

抽象的な意味だけでなく

具体的なイメージが含まれます。

正しく答えるためには、

計算力を基本として、

出てきた値を

具体的なイメージに変える必要があります。

AとBならば

1平方km当たり何人いるのか、

同じ広さならば多いほうが混雑してるな。

A’とB’ならば

1人当たり何㎡の広さがあるか、

狭いほうが混んでることになるな。

 

高学年になると、

数字の意味をイメージする力が

求められるようになります。

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