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大学に入学しても

先日行った私立高校の説明会。

高校での取り組みや

来年度の入試制度の変更点などが聞けるのですが、

校長先生のお話が聞きたくて伺っています。

県北地区の、福島県の教育に対して

強い危機意識をもって

高等教育の発展を図っています。

その私立高校では

公言していた目標を達成し、

最高学府への合格を勝ち取り、

今後も公立第一主義の福島において

風穴を開けていくものと思っています。

 

校長先生のお話には

いつも刺激を受けている訳ですが、

今回も印象的な話題がありました。

タイトルにもあげましたが、

「大学に入学しても」

ただ大学に行くだけでいいのでしょうか?

大学に行くことだけを

目標にしていないでしょうか?

そんな話をされていました。

 

先生がおっしゃるには、

大学や短大に進学する高3生は毎年約68万人。

約55%の人が進学します。

しかし、そのうち12万人が中退していきます。

さらに、

就職ができる人が約40万人、

大学院に進学する人が約6万人。

10万人が大学卒業しても

就職も進学も決まっていません。

これでいいのでしょうか、と。

 

この数字を見ると、

大学進学者の17%が中退。

15%がその先の進路が未定だということになります。

32%が「大学に入学しても」

ということになります。

 

いろいろな事情がからみますから、

中退や進路未定に対して

ひと括りに捉えることはできないとしても、

大半は大学生としての基礎学力が

足りていないためだと考えられます。

 

大学の数が多すぎるといったことも

要因の一つですはありますが、

塾として考えていかなければいけないのは、

大学に行くことが目的ではなく、

大学で何を学びたいのか興味関心を育み、

必要な学力を身につけることだと思うのです。

大学や高校は、

義務教育ではありません。

意欲、興味関心で自ら学んでいかなければいけません。

成績がいいから大学に行くではなく、

学びたいことがあるから進学する、

であってほしいのです。

当然、そのためには必要な学力があります。

入試は学力を測るふるいの一つ。

学ぶための担保としての学力を

身につけさせることが、

使命です。

 

高校入試は福島県内の、

しかも地区ごとの勝負でした。

大学入試は

今度は全国での争いです。

高校入試を乗り切って

大学を目指すはずの進学校に進んでも、

中学時代のように

部活をやりながら、

高校生活をエンジョイしながら、

高3になったら受験勉強、と

甘く見ている人もいますが、

正直それでは遅いし、

足りません。

それなりの大学に行きたければ、

それなりの努力が必要であると、

できるだけ早く

気づいてほしいものです。

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