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実力テストのデータは判断材料にならない

福島県の公立中学校では、

受験対策の一環として、

「実力テスト」を受けさせている。

入試のように、既習事項の確認も入りますし、

中3の内容も徐々に増えていくものです。

 

問題の傾向としては、

選択問題から記述問題まで

福島県の入試傾向に合わせてあるものの

国語の作文がない、といった

物足りなさも感じます。

 

そして何より

一番の問題は、

実力テストの結果を見ても

判断材料になりにくい点です。

と言いますのも、

実力テストの順位はもちろん

平均点などのデータが、

学校内だけのものでしかないからです。

新教研もぎテストでは

県内の受験生の平均が取れます。

福島県内の受験生が約17000人、

そのうち新教研もぎテストを受けている受験生が、

2019年9月号で7000人います。

統計学上1万人以上の母集団であれば、

3%のサンプリングで信頼性の高いデータが得られます。

40%近い受験生が受けているのであれば、

ほぼほぼ確かなデータだと言えます。

そのデータを利用して、

自分の実力が同じ受験生の中でどこにあるのか

比較できるのが新教研のメリットです。

 

しかし、実力テストでは

校内の順位や平均しか分かりません。

過去の先輩が、何点だったとか、

何位だったとかいった情報も

問題が違うので役に立たないのです。

 

塾にいると、

他の中学校の平均も分かります。

実力テストの平均点において

伊達市内の高いところと

低いところの差が30点近くもあります。

しかも一番高いところも福島市に比べると、、、

 

実力テストの結果が良かった、

といって浮かれているのを見ると、

心配になります。

 

せめて、中学校同士では、

大きなデータの共有くらいしてほしいものです。

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