知れば知るほど、知らないことばかり
投稿日:2019年7月26日
大人になっても知らないことばかり。
いや、知っているつもりなのだろうな、と
子どもたちから学びます。
学童の子どもたちの多くは
夏休みの友と呼ばれる
学校から配られる宿題を終え、
勉強時間には、
それぞれの課題を課しています。
小4男子には漢和辞典に慣れてほしいので、
漢字の部首を調べてもらっています。
漢和辞典がいくつかありますが、
辞書によって部首が違っていることがあり、
「君の間違ってるよ」
「いや、あってるから」
と言い合うしまつ。
学者の先生の見解の差が出るんでしょうね。
紛失の失だと
三省堂「新明解漢和辞典」だと
”やのあたま”→ノ一の部分
角川書店「角川最新漢和辞典」は
”はらいぼう”→ノの部分
大修館「漢語新辞典」になると
”だい”→大の部分
いろんな辞書を使ってなければ
分からないものだなぁ、と。
大人でも、
一つのものが正しいと
思い込んでいることって
思った以上に多いのかもしれません。
自分の考えを持つことは大事です。
そのために学ぶのですけど、
答えは一つとは限りません。
たくさんのものに触れることによって、
自分の考えが広がり、
より深い答えにたどり着けるのではないでしょうか。
物をよく知る人ほど
謙虚だといわれます。
知れば知るほど
知らないことが多いと知っているからです。
また、多様性を認め
相手を尊重する姿勢があります。
たくさん触れて、
たくさん知る。
その学びが
豊かな人間性につながってくれれば。