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自主性から、主体性へ

昨日までの研修で、

学童保育のさまざまな学びをさせていただいたが、

改めて考えさせられたことがあった。

 

「子どもたちの主体性を育む、とあるが

主体性は自主性とどう違うのか」

という問いがされたためだ。

自主性と主体性、何が違うだろう。

自主学習はあっても、

主体学習なんて言わない。

はて、その違いとは。

 

先生がおっしゃるには、

やるべきことを自分から行動するのが自主性。

何もないところから自分で考え行動するのが主体性。

だと。

 

ある程度枠組みがあり、

それを自分で気づいて行動できるのが自主性。

一方、

こうしたらもっと良いのではないか、

今ないところから、自分の責任の範囲で、

新たな行動をするのが主体性。

 

掃除でも、

決められたことや

目の前の汚れに対して、

誰かに指示される前に動くことが自主性。

よく見てみると、

汚れがひどいところがあるから、

キレイにしようか、と動ければ主体性。

 

勉強だと、

教科と取り組むページや問題が決められているのは

宿題とか課題になるかな。

教科等は決められていないものの、

時間やページ数が示されていれば自主勉強。

誰からも強いられることなく、

自分にとって必要な学びができると

主体的な学び、になりそうですね。

 

そう考えると

勉強でも、遊びでも、仕事でも、

自主性が出てくると半人前、

主体性があってようやくスタートだと思えます。

 

受験生は後半になると、

主体的に動いて

何をやるか、どのくらいやるか、

自分で決めて乗り越えていきます。

まぁ、受験という縛りはありますが、

それでも

主体的に動く受験生ほど、

伸びていくように感じます。

 

いきなり主体的に学ぶことはできません。

課題をやる力も

自主的に勉強する力もあって、

ようやく自分の至らなさに

気づけるようになるのだと思うのです。

 

今の職業の半分がなくなるといわれる時代。

変化の対応するためにも、

主体性が強く求められると思います。

 

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