新学期スタート 代ゼミ縮小
投稿日:2014年8月26日
雨が降って肌寒い福島伊達。保原校から更新です。
夏休みが終わったら、すっかり秋の気配を感じるようになりましたね。
風邪など引かぬようにお過ごしください。
さて、大学受験界を牽引してきた代ゼミの縮小は
団塊jrの私たち世代にとっては大きなニュースであります。
各社報道を見てみますと、少子化のあおりのように言われていますが、
決してそれだけではありません。
当然子供の数は減っておりますし、それにともなって受験生が減るのはいたし方にところでしょう。
どの予備校も企業努力をしていたと思いますが、
代ゼミが、というよりも予備校業界にとって、一番の誤算は
大学に行く人が変わったということだと思うのです。
少子化にシフトする中、現役生の獲得にちからをいれてきた予備校各社。
あわよくば、浪人生を囲い込みたいというところだったのでしょう。
それが、大学全入時代へと突入し、高望みをしなければどこかの大学に行く事ができる状況。
さらに、不景気による現役での進学優先の傾向も
浪人生自体を確保しづらくなった要因でしょう。
また、通信教育や個別指導といった、新たな形態の誕生も
今までのやり方を踏襲するだけのスタイルでは
個に応じた対応が取れなかったと考えられるのです。
努力をしなくても、どこかの大学にいけてしまう受験生。
浪人できずに、現役合格にこだわる受験生。
集団の中から摂取できなくなっている受験生。
その受験生に対応できなかった企業。
いろいろ考えさせられます。
個人的にはどこかバブル期の終焉と似ているような気がしてなりません。
潰れるはずのない大手が、あっさりころび、
狂乱の終わりが始まったあのときに。
あの時は不良債権の処理が叫ばれました。
外圧もありました。
では、今ここに見る教育の不良債権とは何か。
それは受け入れる力のない大学・高校・企業の淘汰だと思われます。
自分たちが生き残るべき存在だと奢るつもりはありません。
周りを見れば、それこそ大きな塾や優秀なスタッフを抱える塾はありますから。
世の中の変化と、不変の狭間の中で、
白雲館が社会に貢献できることは何か、問い続け、行動し続けろ!
そう、言われているような気がしてならないのです。
近くは二本松の鈴木先生から
遠くは宮城の関内先生、青森の佐々木先生、福士先生、樋川先生、里美先生、
交流していただいている数多くの素敵な先生たちから
学ばせていただいていることを
こどもたちに還元し続けていこうと改めて思うのです。
2学期、最初の授業です。がんばりまっしょい!
さぁ、いきましょー!