数字は判断の材料
投稿日:2016年4月6日
過ごしやすい一日の福島伊達。保原校から代表渡辺が更新です。
今日から小中学校がスタートしました。
新たな希望に満ち溢れている新入生の皆さん、
おめでとう!
楽しく学び、まじめに遊んでくださいね。
保護者の皆様におかれましても、
節目の善き日になられたことと思います。
おめでとうございます。
楽しく勉強し、部活に励み、成長するためにも、
交通安全には重々ご注意ください。
今日から交通安全週間です。
歩行者も自転車も車も、
みんなで気をつけましょう。
さて、今日は数字にはご注意をというお話です。
A大学である国家資格の合格率が98%で全国一になりました。
大変すばらしいことです。
もし、その方面を目指すならば、
A大学にいこうという話になるかもしれません。
全国平均が76.9%ですから
大変優秀だということになりますね。
その大学の学生が優秀なのか、
教授陣がすばらしいのか、
はたまたその両方か。
しかし、その98%という数字、注意が必要です。
A大学では国家資格を受ける前に、学内でふるいにかけているのです。
ですから学部の全員が受けているのではなく
受けて受かりそうな人を最初から選抜しているのです。
在籍者数と合格者を見比べてみると、
70%の学生しか受けていません。
そのうちの98%なのです。
誤解してほしくないのは、
この数字は事実であり、詐称は何一つしていないということです。
また、学内選抜をしてふるいにかけるだけの準備をしているのです。
しっかり準備をした学生ならば、
高い合格率を誇っているということに偽りはないということです。
数字が正しければ、それは判断の材料となります。
判断は、数字を見る人の能力にかかっているのです。
大学の合格率にしろ
塾の合格者数にしろ
政府の発表するいろいろな数値にしろ
あくまでも材料に過ぎません。
その材料を使いこなすのは自分自身であるということを
忘れてはいけないと感じました。