教員確保に「地域枠」
投稿日:2023年9月8日
9月8日 雨の福島伊達
台風が接近し、影響が懸念されますが、
現在のところ雨風による
大きな影響は予見されず、
夜半に県北地区に雨を降らせるも、
熱帯低気圧による一時的なものと考えられます。
本日の授業、明日の新教研及び授業は
通常通り行えると考えています。
万が一、天気の急変などがある場合は
LINEやHPを通じてご連絡いたします。
さて、教員確保に「地域枠」、の話
福島大学では
県内の教員確保に向けて
福島県内での教職に就くことを
希望する高校生に対して「地域枠」を設定し
学生の確保に乗り出すこととしました。
また、県教委も
大学からの推薦枠を広げ
教員の確保を目指すこととしました。
今年の教員採用試験の倍率は
小学校が1.4倍 中学校が3.6倍
高校で9.6倍となっています。
あくまで倍率ですから、
辞退する学生がいれば、
さらに変わるでしょうね。
学校も県教委も必死だと感じます。
これ以上、教員が足りなくなったら
学校が成り立たない、
そんな不安が今回の決定を
後押ししたのだと思うのです。
福島県は、福島大学は
危機感を行動に移しています。
しかし、
教員の不足はそれだけでは
埋まらないでしょう。
理由は、もう、分かっているはずです。
学生が教員を選ばない理由。
やりがいのある仕事ではありますが、
労働環境や条件が
民間とかけ離れているから、です。
公教育には公教育の長所だってありますよ。
親方日の丸、安定は魅力的です。
民間なら、歳が上がると給料が上がる
なんて夢のシステムはありませんし、
何かの拍子に会社が無くなる、
なんてことも考えられます。
それでも、学生たちは
公教育の教員と様々な民間企業と
天秤にかけて
教員を選ばないのです。
だとしたら、
改めるべきところは決まってきますよね、
文部科学省さん、財務省さん。
志事すんぞ!