「待つ」必要
投稿日:2021年4月17日
雨の福島伊達
今夜から明日にかけて、
強い雨と風が予想されています。
今のところ、その気配は感じられませんが、
明日は本でも読んで過ごします。
さて、はくうんかん児童クラブでは
勉強する学童として、
毎日学習時間を設定しています。
宿題をやって、音読をして、自学に取り組んでいます。
入所したばかりの児童の多くが、
学習習慣を身に付けていないことが多く、
少しずつ身に付けてもらっています。
学習習慣の中には時間だけでなく、
勉強の仕方、取り組み方もあります。
特に勉強が苦手な子の中には、
簡単に「答え」を聞くために
質問に来る傾向があります。
「式が立てられない」
「この漢字が読めない」
そういった児童には、
答えを導くための考え方や
調べ方を教えて、
一緒に調べるわけです。
調べ学習は大事だと考えています。
国語辞書、漢和辞典、地図帳、資料集を
使いこなせないのは、
普段から使っていないからです。
パソコンでも調べられますが、
初学者には学年にあった紙の辞書がおすすめです。
子どもには、分からないことがあったら
辞書をひく習慣をつけたいものです。
そのために、
勉強を見守る大人は
「待つ」必要があります。
こどもが辞書を引くと、
思った以上の時間がかかります。
それこそ、彼らが求める「答え」を
教えてしまえば一瞬ですが、
一つの言葉に数分かかることもしばしば。
教えたい欲求を我慢して、
自分で調べさせる。
その繰り返しが、調べる力を速くし、
理解を高めていくわけです。
ご家庭でも宿題を見守る際は、
ぜひ「待つ」を心がけていただければ。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー。