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差別をなくすには

今日も暑い福島伊達

今週は35度近くまで上がるらしいですね。

高校でも部活動が始まります。

熱中症に気を付けないと。

 

さて、アメリカの各地で

デモや暴動が起きています。

白人警官の黒人への暴行を発端として

人種差別をやめるように

声を上げているわけです。

報道によれば、

多くは平和的なデモ活動ですが、

一部は暴徒化し

略奪をしているということです。

また、この暴動の陰には、

人種差別と全く無関係の、

暴徒もいるようです。

黒人差別の歴史は

皆さんも知っているところでしょう。

白人よりも黒人(有色人種)は劣っている、とし

アフリカ大陸から奴隷として

ヨーロッパやアメリカに

連れてこられ、

不条理な労働などをさせられ、

非人道的な扱いをされてきました。

最悪の時期に比べれば、

良くなっているとはいえ、

その根は深く、

今もなお差別をなくそうと、

声を上げなければならない状況です。

 

差別はよくない、というのは

当たり前のことです。

ですが、差別はなかなか

無くなりません。

どうしてでしょうか。

 

歴史的なもの、

文化的背景、

民族意識、

生物的な優劣を競う遺伝子、

様々な要因があります。

それら要因の多くはナンセンスなもので、

差別をしていい理由には

決してなりません。

頭ではわかっていても、

差別が無くなりません。

 

差別を生む根本原因は、

自分の中にあります。

自分の利己です。

自分と他人は当然区別されるものです。

私は私、あなたはあなた、

私とあなたは違います。

自分と他人は個別的なものだけでなく

広い範囲をさす場合があります。

家族という範囲の自分、

地域という範囲の自分、

人種や民族の中にある自分。

自分たちとそれ以外の人たち。

そうした区別は属性としてあります。

こうした区別をしながら、

自分と同じ属性を持つものだけに

利してしまう気持ちが

利己です。

 

利己心は誰しも持っています。

自分を大事に思う気持ちが

無い人はいません。

ですが、

他人を傷つけ、

他人の権利を侵すようになれば、

差別が起こります。

私(たち)は得られるけど

あなた(たち)は得られない、

それが努力による差ではなく、

属性による差だとすれば差別です。

 

自分に利己心があると気づくことは

すごく難しいです。

利益があって不利益がないと

気づくことも。

そして、他人を受け入れることも

簡単ではありません。

関係ないと、

目を閉じ、耳をふさぐこともできます。

 

だから差別はなくなりにくいのです。

差別を受けている人の問題ではなく

意識的に差別をしている人、

そして

無意識的に差別を容認している大多数の人たちが

変わらないと解決しないからです。

 

差別のない社会、は

差別による利益のない社会、だと思うのです。

差別が良くないと思ったら、

差別によって利益を得ている人は何か、を

見ていかなければならないと思うのです。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー♪

 

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