この冬どうしても読みたかった本
投稿日:2020年1月8日
今日から新学期。
通常の時間に戻りましたが、
通常ってどんなんだっけ?と
講習モードから抜け出せていない自分がいます。
昨日の夜から雪が降りましたが
日中は雨でしたので、
積もることもなく
通勤の際は問題なく来ることができました。
さて、年末年始どうしても読みたかった本があります。
「ケーキの切れない非行少年たち」
新潮新書 宮口幸治著
「AIに負けない子どもを育てる」
東洋経済 新井紀子著
の2冊です。
私も授業のときに
「ケーキを三等分してみ」と
絵を描かせようとすると、
できない中学生と出会うことがあります。
その子は非行少年ではありませんが、
今のまま社会の出すことに
不安を感じてしまいます。
塾は、入試を突破するための力をつけるもの、です。
しかし、
認知能力が低ければ、
熱心に指導しても、
本人もがんばろうと努力しても、
身につけにくいこともある、と
考えるようになりました。
本来ならば、
しかるべき機関による手助けが望まれますが、
出会えない可能性もあります。
そもそも、気づかれない可能性もあります。
だとすれば、
自分にもできることがあるとと考えておく
必要性を感じました。
もう1冊は、前作の続きで、
前作では教科書が読めない子どもたちがいる
それも思った以上に、という問題提起をされていました。
今回は著者らの研究の成果とともに、
実践方法の一端が示されていました。
読解力があれば
国語の点数は高くなりますが、
国語の点数が高いからといって
読解力があるわけではありません。
小学生から中学生になってから、
中学生から高校生になってから、
伸び悩む子どもには、
この読解力の不足があります。
しかも読解力の有無は、
今のテストでは計測が難しいと思われます。
またテスト形式の問題を解くだけでは、
読解力はつきにくいと思います。
もっと他の手立てが必要ではないか、
遠回りに見えるが、
じつは近道である方法がある気がしてなりません。
塾として、国語科講師として、
地域社会の一員として、
何ができるか考えさせられた2冊でした。
もっと本が読みたい。
もっと実践できることを模索したい。
よし、志事すんぞ!
さぁ、いきましょー♪