日本のモノづくりの現実から未来を考える
投稿日:2017年11月23日
寒くなってきました福島伊達。
代表渡邉が更新です。
今日は勤労感謝の日ですね。
もともとは新嘗祭という
収穫に感謝をする日です。
一年間の実りに感謝をする日、
農耕民族である日本らしい
祝日です。
最近は働き方改革が叫ばれています。
日々の勤労に感謝するとともに、
より良い、新しい働き方を
模索する日であってもいいと思います。
さて、昨日はお休みをいただきまして、
福島信用金庫主催の
若手経営者の勉強会に参加してきました。
福島県の川俣町にあります斎栄織物の常務のお話。
俺よりも若い36歳のやり手の常務。
日本でも有数の品質を誇る川俣シルク。
そのなかでも
世界一薄いシルクを開発し
国内だけでなく海外の有名ブランドでも使われる
商品を作り上げた挑戦のお話でした。
現在のモノづくりの現状から
日本の未来について語り合いました。
「IoTとAIの影響で、
ベテランの技術工が持っていた経験則は
機械によってなされる時代が来る」
「能力がなければ、
機械を動かすための補助的な役割しか与えれない」
「移民政策により仕事を奪われる時代が来る」
「プログラミングと英語力を伸ばすとする政策は
間違っていない」
そんな危機感のある話をされていました。
2030年には現在の技術者たちの多くが定年を迎えます。
それを見据えて、
機械化や自動化のの動きは強まるでしょう。
また人員が足りなければ
移民も現実味を帯びてきます。
大学入試を勝ち抜くだけの教育では
日本の未来は明るいとは言えません。
ましてや実力を伴わないまま進学ができてしまう状況は
日本人が、機械と安い楽人労働力によって
失業に追いやられる元凶を生みかねない。
それは誰のせいでもなく、
教育のせいです。
私たちは塾生に何を伝えなければならないか。
教育のプロとしての言葉、だけにとどまらず
社会に先に生きるものとして感じる
未来の危機を見せていかなければと思いました。