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テクノロジーによる退化

4月22日 晴れの福島伊達

年度初めの月末は

なにかと忙しい。

アレもコレもやらなきゃいけない。

やっているつもりが

抜けてることがありそうで、、、

 

さて、テクノロジーによる退化、の話

技術の進歩は

私たちにたくさんの幸福をもたらします。

空調設備の進歩によって、

エアコンなしの生活は

不便に感じます。

インターネットの即時性は

コミュニケーションの在り方を変えました。

その一方で

技術が進歩したせいで

人間の持つ力そのものが退化することも。

 

スポーツの技術自体は

格段に素晴らしくなっているかもしれませんが、

身体能力の平均は

以前に比べて格段に落ちていると感じます。

高い能力のある人は増えたかもしれません。

トレーニングの理論も栄養の摂取も

昔とは違いますから。

それでも、平均で考えたら下がっているでしょうね。

歩く距離が減って、

外遊びをすることが減って、

一般の人の身体能力は下がっているようです。

子どもたちを見ていると、

握力が低下しているようですね。

蛇口に閉め忘れが多いんですよ。

これって、自動で水が出る仕組みに慣れて、

最後までちゃんと閉めないんです。

蛇口をひねる、という動作の省略も

便利な仕組みですが、

一回一回の動作が無くなることで

握力が低下しているわけです。

 

学習においても

テクノロジーによる退化が見られます。

意味を調べるにしても

パソコンタブレットによって、

調べてしまう。

辞書が引けない、引けても遅くなるんですよね。

その時その学年で

身に付けるべき学習能力があります。

その時はごまかせても、

後から、ちょっとずつ困るんです。

五十音順に並ぶ仕組みがわからず、

国語辞典が引けない子が

アルファベット順の英和辞典は引けません。

ましてや漢和辞典なんて。

そうして、

辞書を使える子と使えない子で

差が広がるわけです。

 

便利なものは楽です。

だけど、いきなり楽すると

必要な力は得られないということも。

志事すんぞ!

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