動かざること山の如し
投稿日:2025年4月14日
4月14日 晴れてきた福島伊達
午前中の雨が上がって
日差しが出てきました。
さて、動かざること山の如し、の話
週末は山積する家事を
一つずつこなして、
山積する本を読むことができました。
直木賞を受賞した伊予原新さんの
「藍を継ぐ海」新潮社
著者の科学的な知見が
日常に彩を与えてくれる一冊。
隕石の話が好きです。
昨年、伊予原さんの本に出会って
他の著作も読んでますが、
外れがないです。
まだまだ積読の山は崩し切れませんが、
崩さなくてもいい山もありそうです。
米国の関税に右往左往してますが、
動かない姿勢も必要かな、と。
米国内産業を守るという視点で
諸外国に関税をかけまくっています。
日本は回避に向けて動いてますが、
中国は全面対決の姿勢です。
今後どうなるのか、と思っていたら
90日間の相互関税の停止。
表向きは諸外国が
話し合いに応じたからとしていますが、
米経済への悪影響が出てきたから
というのが本音でしょう。
関税は外国企業が払う訳でなく、
米国民が負担することになります。
また、株価の乱高下や
米国債の金利上昇も
再考の要因になったと思われます。
米国内に外国企業を呼び込み
米国内で生産するにしても
大統領の任期内で実現しそうもない。
この関税政策が
本当に米国経済に寄与するのか疑問です。
だったらいっそのこと
孫子の兵法よろしく
動かざること山の如し、じゃ
ダメですかね。
相手は関税をかけるけど、
こちらは動かず。
止めてほしいと交渉はするけど、
特段お土産を渡すでなく。
日本の技術や商品の魅力を上げれば
買わざるを得ないでしょうし。
米国の経済が停滞している間に
自由経済圏で繁栄をめざす。
その時、米国が一緒にやりたそうなら
仲間に入れてあげればいいわけで。
自国内だけで
資源を獲得し、生産し、販売できる、なんて
もはや前時代的な考えだと思うのです。
売れない理由は様々ですが
他国の事情だけを理由にして
自国のプロダクツを省みないのも
幼稚に思えます。
若い国なんだなぁ、と。
ここはあえて
動かないのも手のような気がします。
志事すんぞ!