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被団協

12月11日 曇り時々雨の福島伊達

日が傾いて寒くなってきました。

遠くの山には雪雲がかかっています。

さて、被団協、の話

今年のノーベル平和賞を受賞したのは

日本原水爆被害者団体協議会(以下被団協)でした。

原水爆の被害を訴える団体が

今、ここで受賞をする意義は少なくありません。

 

「戦争の被害は国民が受忍しなければならない」

という日本政府の主張にあらがい

被爆した被災者の救済を求め続けました。

たしかに、日本は敗戦国です。

国家には戦争を起こした責任があるからといって

被害にあうのは無辜の民です。

被害者が救済を求めるのは

当然のことです。

戦争が終結したから、

全てが終わるわけではないのですから。

 

被団協の方が演説で述べていたのは

「皆さんがいつ被害者になってもおかしくないし、
 加害者になるかもしれない。
 ですから、核兵器をなくしていくために
 どうしたらいいか、
 世界中の皆さんで共に話し合い、
 求めていただきたいと思うのです。」

被害者になる苦しみ、だけでなく

加害者になる苦しみについても

語っていました。

彼らは自分たちの救済だけでなく

全世界の平和を希求しているのです。

今まさに、

核兵器を使用しようとする国があり、

核兵器の脅威に脅かされている国がある

この状況だからこそ、

被団協の受賞に大きな意義があると思うのです。

 

願わくば

一日も早く核兵器が根絶され

怯えることのない世界にならんことを。

 

志事すんぞ!

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