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部活動の地域移行

雨が止んだ福島伊達

昨日の夜から雨が降り続き、

今日もこれからまた降ってくると

予報されています。

明日は中体連ですが、

外の部活は難しいかもね。

さて、部活動の地域移行が

本格化しそうです。

私たちが経験した部活動とは違う、

より良いものになってくれればと思いますが、

いろいろ心配もあります。

 

そもそも、なぜ地域移行なのか。

現在学校で行われている部活動ですが、

課題が少なくありません。

まず、学校によって部活動が選べない点。

一昔前は、子どもも多く、

部活動の種類もたくさんありました。

今では、野球部がない、サッカー部がない、

やりたい部活がなくて仕方なく

特定の部活動に入っている子もいます。

通う学校によって部活動が制限されるのは、

子どもの自主性、主体性を妨げるものと

なってしまう恐れがあるわけです。

 

もう一つは、教員の働き方改革です。

学校教員の労働時間は

民間から考えると非常に長時間に及びます。

子どもたちに授業を教える以外にも、

生活指導や行事の準備、研修などなど、

そして、さらに部活動の指導があるからです。

しかも、残業代はつきません、、、

教員の志望者がどんどん少なくなっているのは、

労働環境にも一因があると考えられます。

 

こうした課題を解決するために

地域移行が考えられています。

地域のスポーツ少年団やサークル

民間のスポーツクラブなどによって

中学生が自分の興味関心にそった

課外活動に参加できると考えられています。

 

運営の方法、特に金銭面の課題は残りますが、

個人的に、地域移行によって

加熱する部活動中心主義からの脱却を

望んでいます。

 

部活動によって子どもたちは大きく成長します。

それは否定しません。

ですが、

子どもの成長のために行われるはずの部活動が

別な目的によって

子どもたちを蔑ろにしていると感じるからです。

勝利至上主義といいますか

勝つことだけ、上位大会に進出することだけ、を

目的とした指導、がないとは言えないからです。

高校ですと、

本来勉強しなければいけない時間も、

部活動をする強豪校。

いいんですか、それで。

平日の夜遅くまで、土日も関係なく、

部活動中心の生活によって

家族との時間や自分の学習のための時間も

奪われてしまう状況。

いいんですか、それで。

 

先日も、千葉県の高校生が

部活動の悩みから命を絶ちました。

学校の先生でも、

部活動に対して悩みを抱える方は多いと聞きます。

地域に移行したから、

民間に任せたから解決する問題ではないですが、

少しでも改善してくれたら、と思うのです。

 

伊達市では、

どのような運営がなされるのでしょうか。

地域の力が問われていると思います。

 

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