貴重な遠回りの時間
投稿日:2019年8月2日
今日は志学白雲館両校とも
お休みになります。
夏期講習の受講生には宿題が課されています。
しっかり誠実に取り組んでください。
はくうんかん児童クラブは
通常通り開校しております。
勉強をする学童として
午前午後共に、
学習時間を設けています。
夏休みの友は、7月中に終わらせているので、
各学年、個人個人それぞれに、
自学の課題を設定し取り組んでいます。
小学4年生は、
漢和辞典を使いこなすために、
国語上の教科書の漢字から部首調べ、
国語上の教科書の漢字から筆順調べ、
速い子は
国語下の教科書の漢字から部首調べへと
進んでいます。
部首を調べていれば、
当然部首を覚えていきます。
すると、
初めて見る漢字でも
この部首は何か、想像するようになります。
共通する部分を意識することが
自ずとできるようになります。
筆順調べをしていくと、
今までグチャグチャだった
書き順や運筆も
自然と正しくなっていきます。
これが中学生ならば、
やらせることはないでしょう。
効率がいいとは言えませんから。
ですが、
小学生の子どもたちにとっては、
辞書を引くことや
ノートを作ること、
共通部分を考えること、
書き順も運筆も
実はそれほど多くの経験を積んでいません。
大人ならば、
遠回りだと感じることでも、
子どもたちにとっては
必要な負荷だと思っています。
これがそのまま
受験や入試の力になるわけではないにしろ、
点数では表れない
学力の基礎になると思うのです。
中学生高校生を見ていると、
調べる力や注意力が
劣っていると感じることがあります。
「小学生のうちに身につけさせたい力」を
学童という時間の中で、
日々、成長にかかわれることは、
その先の学力向上を図り、
夢へと近づく一助になれる気がします。
小学生の、夏休み、
たっぷりある時間の中で
遠回りした勉強ができるのは、
貴重だと考えます。