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テスト範囲が減る、と子どもは勉強しなくなる

「テスト範囲減りました」と塾生から報告が。

一件二件じゃなく

各学校、各学年、各教科、当たり前のように

ページが減ったり、

単元が減ったりするんですよね。

 

これ、大罪だと思うんです。

二つの意味で。

一つは、勉強のやる気がそがれます。

一生懸命勉強する人にとって、

すでに範囲は終わっている場合があります。

習っていなくても、

自分で教科書読んで、

質問したり、解説読んだり、

練習時間増やしたり、

工夫しながら。

一番望ましい勉強をしています。

 

なのに、範囲が減る。

勉強していない人が得をするわけです。

さて、その子は何を学ぶのか。

それは

「どうせ、やっても無駄である」と。

結果は積み重ねであるならば、

安易に「範囲を減らす」ことは

自分で工夫した勉強ができない子を育み、

一生懸命勉強するのは損だと考える子を生むことに、

多大なる貢献を果すと思うのです。

 

もう一つは、この遅れが

後々大きな影響が出る可能性があることです。

以前に、単元をすっ飛ばす先生がいました。

教育実習や研究授業で、

単元が前後することはあると思います。

ですが、丸々やらない、ということが。

次の学年で取り返すこともなく、

やらない。

理由を聞いてみれば、

「小学校でもやった題材(竹取物語)だから」

「入試に出ないから」と。

公立中学校のカリキュラムって、

そんなに弾力的でしたっけ?

単に、範囲が遅れていって

時間が足りなくなったのでしょう?

 

テスト勉強の範囲が減って

喜ぶ子ども達を育みたいなら、

かまいませんが。

「テスト範囲が減りました」は

副作用が大きすぎます。

 

(だったら、県や地区単位で

範囲と時期を決めて共通テストにすべきです)

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー!

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