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いじめに地域格差が存在!?

2018年11月1日

晴れの福島伊達。

代表渡邉が更新です。

アマチュアのバドミントン愛好者が

ダブルスの練習中に

ペアの方のラケットがあって

目を怪我したことによる訴訟。

東京高裁は約1300万円の支払いを

怪我を負わせたペアの方に命じる判決が出されました。

バドミントンで大怪我をさせることは考えにくいが、

危険性を予見できた、と判断されたわけです。

部活動の中にも

相手に怪我をさせてしまう可能性があるものは多いですね。

今後は、万が一を考えて、今まで以上に

保険を掛けるなど、対策が必要になりそうです。

 

さて、今日はいじめ問題について。

先週文部科学省によって

いじめや暴力行為等の件数が発表された。

学校リスク研究所の内田良氏のまとめによれば、

件数に大きな地域格差があったと報告されました。

学校での子どもの暴力行為件数 いじめよりも大きな地域格差

内田氏のレポートによれば

児童生徒1000人当たり

いじめの認知件数が

最も多いところだと108.2件。

最も少ないところでは8.4件。

2つの地域の格差は12.9倍となるそうです。

また暴力行為に関しては

最も多いところで15.6件。

最も少ないところで0.5件。

31.2倍の開きがあります。

 

では、多い地域は問題だ!

少ない地域に引っ越そう、ということでしょうか。

それは、また違う問題だと思います。

先にあげた数字は、

いじめ等の発生件数ではありません。

認知件数でしかないからです。

 

いじめや暴力行為だと、

学校側が認知した数字であり、

その影には、

認識しきれないものもあると考えられるからです。

 

そもそも、いじめや暴力行為に

大きな地域格差があるとは思えません。

残念ながら一定数の

いじめや暴力行為は存在するものだと思います。

だとすれば、12.9倍もの差はなんでしょうか。

これは学校側の態度の差だと思います。

小さないじめの目、小さな暴力行為も許さないと、

学校側が厳しく目を見張らせれば、

認知件数は自ずと高くなります。

ということは、

認知件数が高い地域は、

いじめや暴力行為にたいして

真摯に向き合っていると言えると思います。

 

データはあくまでも数字であり、

真実の一つの形でしかありません。

数字を見せられたときに

素直に認知件数が少ないから、いい地域なんだ、と

見ることができない自分の性格が

曲がっているだけで、

本当に少ない、いい地域であれば

それに越したことはありません。

 

大人の世界でも

いじめや暴力行為がある以上、

未成熟な子どもの世界にも、

それらは存在してしまうはずです。

そしてそれらは

形を変えて、

インターネット上に場所を移し

学校側が見えにくいものになっています。

 

データの数字だけでなく

具体的な内容、

対処の方法などを共有し

児童生徒たちのために

活用されることを望みます。

 

よし志事すんぞ!

さぁ、いきましょー!

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