消費税じゃなく法人税でしょ
投稿日:2023年9月22日
9月22日 曇りの福島伊達
雨が降るたびに
秋が深まる。
雑誌には紅葉特集が組まれていますが、
山はまだ青々とし
錦秋はいつになるのか。
さて、消費税じゃなく法人税でしょ、の話
消費税増税の話が聞かれます。
人口減による税収が低減する中、
増加の一歩をたどる社会保障費の歳出。
社会全体で子育てを支援するにしても、
防衛予算を確保するにしても、
何らかの形で
国民が負担することもやむを得ないでしょう。
その一案として、
消費税の増税が考えられています。
様々な税があるわけで、
その一案として消費税も
対象になるのは分かります。
ですが、
経団連が消費税の増税に対して
「有力な選択肢の一つ」と発信するのは
ちょっと違うと思うのです。
だって、
輸出企業が多い経団連に所属する会社は
たくさんの還付金がありますから。
仕組みについては複雑なので割愛しますが、
納めた消費税から戻ってくる還付金、
その割合が大きい輸出企業にとっては
税率が高くなればなるほど
還付率が高くなるわけです。
増税やむなしと、
理解しているように見えて
影響がないどころか、
むしろ、、、
そんな経団連の方が消費税増税に
賛成の立場を示すのは
国家の将来のため、だとは思えないのです。
だったら、
経団連が増税すべき選択しにあげるべきなのは
法人税のはずです。
法人の利益に対する税率アップを自ら唱えて
増税やむなし、とくれば
さすがは日本を代表する企業のトップと
賞されるものを。
自分たち企業の懐は
痛むどころか潤いかねず、
国民の生活には
重い負担となる提言をするのは、
人の財布に勝手に手を突っ込む
品の無さを感じてしまいます。
とはいえ、
社会保障費の確保のためには
社会全体で子どもを育てるためには
国民の安全を守るためには
増税も理解するところです。
ただし、
歳出を削減する最大限の努力、
政治家、行政が身を削った
その後だと思う所です。
志事すんぞ!