倍率が下がると
投稿日:2023年2月14日
2月14日 小雪舞う福島伊達
外を見ると雪が風に運ばれています。
立哨が寒かった。
さて、倍率が下がると、の話
前期選抜の倍率が発表されました。
県北地区の学校では
14校中9校が
30学科中11学科で
1倍を超えています。
というか、
ほとんどの学校学科で1倍を切っています。
県全体の倍率も0.95倍となっていて
選ばなければ全員がどこかの高校に入れます。
一部の人気校、人気学科以外は
全入時代となっています。
このままでいい、とは
保護者の方も思っていないようです。
ある保護者の方は、
ご自身の受験の時と比べて、
進学校の倍率が高くないことに
驚いた様子でした。
また、別の保護者は地域の高校の倍率の低さに
勉強しない子どもが増えるのでは、と
危惧していました。
過剰な競争は望みませんが、
倍率が下がり続けて
勉強をしなくても高校という場所には行ける、
というのは誰のためにもならない気がします。
自分の行きたい高校に入るために
自分を高める努力を頑張った人と、
何もしていない人では、
その後の人生が変わっていくと思います。
彼らが高校を卒業し、社会に出てからも
努力を知る人と知らない人と
どちらが社会に求められるでしょうか。
実際、高望みする人は減り、
勉強しない人は増えています。
高みを目指す、よりも
そこそこの学校を。
勉強するくらいなら、
行けるところで。
今の時期になっても
勉強せず遊んでいる子もいるようで。
それが、人類全体で起きているなら、
まぁ仕方ないかもしれないけど、
福島県だけの、ここだけの話で
他の地域の教育熱は
もっと違っているわけです。
今だったら、高校には入れても、
その先は何一つ分かりません。
まず、高校入学後のテストで
明暗がはっきりくっきり分かれますから。
そこそこの努力で大学入試は
通用しません。
就職や資格試験だって
壁の乗り越え方が分からなければ、
希望通りにはいきません。
それが、
福島県の子たちだけ
身に付かないのかと思うと、
やっぱり心配です。
15の春だけでなく
15の冬の過ごし方も知ってほしいです。
志事すんぞ!