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感情を言葉にする

物事を批判的にみる思考は

とても大事。

だが、科学的な証拠やデータを無視して、

感情的になってしまっては、

正確にみることはできない、か。

 

今読んでいる本にある言葉だが、

感情的になっているなら、

それを言語化することも必要だ。

なぜ自分の感情が

自分の理解を超えるのかを

言葉にすることで見えてくるものがあるからだ。

喜怒哀楽、さまざまな感情が

起きてくるのだけれど、

そこには自分の思想哲学が必ずある。

 

先日、ネットコラムで

「原発再稼動をすれば

消費税増税は必要ない」という

記事を読んだ。

書いたのは

元原子力安全委員会技術参与の方だ。

書いてあることは理解できる。

確かに、

化石燃料よりもコストはかからない。

確かに、

今ある施設を活用することも

かけた経費を無駄にすることがなくなる。

原発再稼動に恐怖するだけで、

得られる利益を無視していいのか、と

批判的な視点で記事を書いていた。

理解はできるが、

私の感情はノーなのだ。

 

そこには福島の現状が何も書かれていない。

戻りたくても戻れない人たちがいること。

戻るために、多くの困難を乗り越えて

今があること。

人が戻ったとしても、

まだまだ元通りにはなっていないこと。

某お菓子メーカーへの

賠償金の支払いがないために

倒産の憂き目に会っていること。

 

そういった事実を踏まえて、

感情的にはノーなのだ。

原子力発電の技術や経済的利便性は

理解できるが、

責任を果していない諸々の諸問題を

残したままの再稼動は、

自分たち世代だけでなく

次の世代、いやもっと先の世代に残す

負の遺産、ツケとなる、と

感じられるのだ。

 

今の消費税増税は

自分たち世代にとって

大変です。

だからといって、

次の世代のことを考えずに、

自分たちさえ良ければいい、と

経済成長だけを見て、

問題を先送りにすることは、

近代産業革命、高度経済成長を経て

歴史から何も学んでない愚者である、

という

恥ずかしさを感じるのだ。

 

目に見えない感情ですが、

言葉にすることで

見えてくるものがある。

 

よし、志事すんぞ!

さぁ、いきましょー!

代表渡辺でした。

 

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