高子二十境展
投稿日:2014年8月30日
秋風吹く福島伊達。今日は梁川から更新です。
8月も間も無く終わり、9月になろうかとしています。
時の移ろいは、思いの外早く
人間も移ろえど、草木花岩は昔を伝えます。
今しがた、梁川美術館で開催されていた
高子二十境展を拝見して来ました。
書画写真をもって、高子二十境の魅力を伝える企画展。
今日が最終日だったので、
駆け足ながら見てきました。
私ども志学白雲館の名は
伊達保原の熊坂家の私塾「白雲館」から拝借しました。
自由で高い白い雲のイメージが、
子供達の将来と重なったのもあります。
また、熊坂家の「白雲館」が歴史の中で果たした役割を
現代の私たちが見習わなければならないと思ったからです。
「白雲館」は江戸時代の私塾で
近隣の商人医師といった文化人が集まるサロンでした。
その名は信達のみならず
遠く江戸まで知るところとなり
かの山東狂人こと大田南畝も白雲館の書に名を連ね、
谷文鳥も絵に残しておりました。
地方だから、都市だからと
出来ない事や出来る事に理由をつけてしまいがちですが
そんな事はないと、彼らが体現してくれているわけです。
私たちもそうありたいと望むのです。
今日は貴重なお話を聞いたり、資料を見たりすることができました。
初心に返ることができた気がいたします。
さあ、今日もがんばるぞ!
いざ、いきませふ!