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AIでよみがえる美空ひばり

先日NHKで放映された

「AIでよみがえる美空ひばり」を見た。

昭和の歌姫、美空ひばり。

その歌声のすばらしさは、

世代を超えて人々を魅了する。

祖母の影響か、

私も美空ひばりの歌は好きでした。

美空ひばりの死を悼む気持ちは分かります。

戦後の焼け野原だった日本の復興を

歌によって励まし続けた彼女の声を

もう一度聞きたいという気持ちも。

それ故、現代のAIという技術で

その神性に近づこうとする試みはとても面白いと思います。

 

が、違和感も思うのです。

AIで蘇った美空ひばりの歌声は

美空ひばりなのか。

 

AIの学習能力によって、

科学的に分析した歌声の特徴を学ばせて

新たな美空ひばりの声に近い音という信号で発する。

AIの能力が上がれば上がるほど、

本人の声と新たな音は近づいていくと考えられます。

番組で作られた歌声は、

美空ひばりが歌っているかのような錯覚を覚えました。

ですが、

それは美空ひばりであっていいのか。

 

自分の感じている違和感は何か。

いろいろです。

人間の限りあるがゆえに輝く能力を

否定し永遠に変えようとする傲慢さも感じます。

また、AIという新しいDNAへの不安や恐怖も。

法律的にも、当然未整備の

故人の声に対する著作権や人権への配慮も。

 

AIの技術はこれから進化し続け、

人々を豊かにしてくれると思っています。

そのためには、

いろいろな研究、挑戦をしていくことも

必要だと理解しています。

しかし、

今までの科学技術同様、

負の側面にも目を向けるべきではないか、

と感じてしまうのです。

人々を幸せにするはずの科学技術が、

思いがけず

人を傷つけることもあるのではないか。

 

おもしろい番組でしたが、

そんなことも考えさせられました。

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