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30度を久しぶりに越した福島伊達。今日は保原校からupです。

こういうときは、ゲリラ豪雨もありうると

ひるおびの森さんが言ってたな。

 

集団的自衛権の拡大解釈が閣議で認められたようです。

そんな折、くしくも隣国からミサイルが発射されました。

人間が争いを望まぬ生き物であれば、秩序は保たれるのでしょうけど、

それほど賢い生き物でもないということは歴史が証明しています。

大なり小なり身の回りに争いはあるわけで、

たとえそれが、一部のならず者によるものであったとしても、

その一部のならず者を抑えるさまざまな方法があるということです。

 

理性ある人間同士、対話をもって解決に導く、という理想を一方が掲げても、

他方が、そうせざるときは暴力をもって理不尽に屈服される恐れもあるわけです。

 

考える材料として、いろいろな立場から今回の報道を見てほしいと思います。

容認派、反対派、デモの参加者、デモの傍観者、

自分の中にある、さまざまな感情と戦わせながら。

国と国の関係で分かりづらかったら、

クラスとか、町内会とかのレベルに落としてもいいです。

 

暴力と自衛の関係で言えば、

先日、教育の現場で起きた体罰事件を思い出す。

ある校長先生が児童に体罰を行ったというもの。

教育委員会は厳重な注意を行い、校長は依願退職された。

ここまで見ると、また教員の不祥事か、と思われるかもしれない。

では同じ事件を校長視点で話すとどうなるだろうか。

ある児童が、ナイフを持ってほかの児童を脅すという事件が起きた。

凶器を使用するおそれがあったため、手を出してしまった。

経緯はどうあれ体罰を行ったことになり、教育委員会から厳重な注意を受け、

体罰禁止の指針に従い責任を取って退職した。

 

体罰は無意味なものだと思う。

では、ナイフを持った相手に温情をかける必要性はあるのだろうか。

万が一、ほかの児童や先生方が刺されたとしたら、

対話の延長で起こった不幸な事故だから仕方ないとなるのだろうか。

 

 

ここで、結論を出すようなことはしない。

塾生にも話すが、結論は個々にあっていい。

でも、一方の視点からだけ物事を見るべきではないということだけは

何度も伝えていきたい。

 

価値観が多様化する時代だからこそ、

いろんな角度からものを見る修練は必要だ。

 

さぁ、いきましょう。

 

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